山里に生きる道草日記

過密な「まち」から過疎の村に不時着し、そのまま住み込んでしまった、たそがれ武兵衛と好女・皇女!?和宮様とのあたふた日記

山城に突入する

2017-01-15 20:55:28 | 旅行・散策
 徳川軍と武田軍とが激突した山城・犬居城を訪れる。
 城下からも山城がしっかり見えるが、あそこまで本当に歩けるのか不安になる。
 昨日雪が降ったのにこのあたりの積雪はほとんど見られない。
ただし、雪のせいで寒風が刺す中での山城突入の森林散策会である。

                                
 まずは麓にある秋葉神社の下社に行く。
 そこには奉納された日本一の「十能」「火箸」があった。
 火の神である秋葉山に技術向上と作業安全を祈願した鉄工所からの寄進だ。

     
 境内には赤石で固めた「手水舎(テミズシャ)」があるのが秋葉神社らしい。
 一般的な手洗い所は石をくり貫いたりコンクリートだったりするのがふつうだ。
 静岡北遠にある南アルプス赤石山脈の赤い岩石なのに違いない。

                                     
 
 山城ルートはアップダウンが激しかったが、杉木立が寒風をふせいでくれた。
 前日の雪にもかかわらず、40人近くの参加者があった。
 みんなけっこう健脚であっというまに頂上・展望台に着く。

                                    
 頂上には宝歴2年(1752年)奉納された役行者の石像があった。
 ということは、廃墟になった犬居城のあとを修験道の修行場所に利用されたことになる。
 奉納願主は、河村新左エ門ら河村家の名前が刻字されているが剥落がありよく読み取れない。

 わが家に着く帰り道ではまた小雪が降ってきた。
 作業しようと思っていたがとてもやる気が起きない寒さだったので、すごすごと「おこた」の世話になる。                                
                             
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