じぃじの骨頭壊死

年金生活のじぃじが一念発起!!
平成元年に発症した右大腿骨骨頭壊死症で手術せず頑張っているブログです。

北海道縦断「利尻・礼文」の旅-北の果へ

2009年05月20日 21時52分48秒 | 旅行
さて、花の無い富良野から最北端の宗谷岬を目指し、利尻島で宿泊です。
平成21年5月10日(日) 起床5時30分 眠い
出発が7:45なので朝食のスタートが6:30となり、恒例のホテル周りの朝の散歩をする為に早起きする。
  
ホテルの周りを歩いても大きな塔の立ったフキノトウと色濃い蝦夷ヤマザクラが目に付くのみである。
内地並の大きさのフキの葉も後一ヶ月もすれば1m位の大きさになるのだが、
 
散歩で時間を潰せる見ものが無く朝食会場へ10分前に行くと既に5組ほどが待っていた。
今日はオプションの昼食(駅弁)を頼んでいるので少なめにしておく。
  
バスの車窓から見える景色は北海道らしい広~い視野と赤、黄、緑の萌黄色の新緑に
蝦夷ヤマザクラが今を盛りに春を謳歌している。目にも優しく見飽きない。
 
ファーム富田やパッチワークの丘等を巡ったがようやく耕し始めた畑や苗の植え付け準備中の
ファームが殆んどであった。

以前6月半ば頃に来た「新栄の丘」は草丈1m程の「ルピナス」が咲き誇っていたが
今日は何もなく茶色の畑が整然と手入れがされている。
朝早い事もあるが観光客は極端に少ない。トイレを済ませて写真を撮ってバスに戻ると
出発予定時間の5分前に全員が揃って出発した。
 
予定の30分前にJR宗谷本線の旭川駅に到着する。9:53発スーパー宗谷1号3号車13、
A,B席。列車は畑を走り山を越えSLの展示があったり線路脇や日陰に残雪と目が離せない。
 
12時10分前になって昼飯が配られた。北海道満載の駅弁である。期待に違わず旨い!
 
湿地に咲いている黄色い花は、昨日の新千歳空港から今日の旭川駅までのガイドがず~っとしつこく教えてくれた「エゾノリュウキンカ」で美味しい山菜らしいが姿形はよく見えない。白い点々と見えるのは「水芭蕉」の花。ガイドの言っていた水色の花の山菜「エゾノエンゴサク」は見つける事が出来なかった。

稚内に近くなって来て上り坂でもないのに列車のスピードが遅くなった。バスガイドが「天気が良ければ海に浮かぶ利尻富士が見えますとアナウンスがあり、スピードダウンしてくれる」と言っていたので前もってデッキのガラスにへばり付いてデジカメを構えてその時を待つ。見えた時は感動する暇も無く息を止めてシャッターを押して3枚撮れた。
一瞬のシャッターチャンスが過ぎると間もなく終着駅の「稚内駅」となる。
 
定刻の13:28に最北端の駅「稚内駅」に到着。一応記念撮影をしておく。後で判ったが右奥の大きな建物(ビル)が最後の宿「稚内のシンボルタワー稚内全日空ホテル」だった。
バスに乗り換えて日本最北端の岬「宗谷岬」に向かう。バス会社は同じ宗谷バスだったがバスとガイドは替わった。
  
宗谷岬は意外と近い。最北端の碑で写真を撮って土産屋で「日本最北端到着者証明書」を買う。
土産屋の隣でガイドが超絶賛していた「すり身汁」に飛びつく。ほっけの身でつくねを造り湯の中に入れ塩、醤油のみで味を調えるだけなのにほっけのダシが絶妙でとっても旨い!
バスで引き返し稚内港で下車、このバスとガイドとはお別れ。利尻では別のバス。フェリーに乗り、利尻島に向かう。
 
1時間20分の船旅で、デッキから見える利尻富士が雲一つ無い好天でくっきりと徐々に大きく迫って来る。
この時期、観光客が少なく2等客室の椅子席、畳席とも充分自由に座れた。
一ヶ月もすると花の咲くシーズンとなり身動きが出来ないほど混雑するらしい。
ホテルはフェリー埠頭の対岸にあって部屋はオーシャンビュー&マウンテンビューだった。
 
部屋の窓を開けると正面に利尻富士を望み、湾からは乗って来たフェリーが出港している。
雲一つなく頂上までくっきりと見えて夕日に染まり始めている。このチャンスを逃す手はない。
 
売店に走る。すっきり辛口の清酒「利尻富士」を買って部屋で窓越しの赤富士に乾杯!
クゥ~っ すきっ腹にきく~!  まさに至福の時です

時間とともにに染まってゆく利尻富士を眺めながらに染まってゆく私でした。
酔い潰れないうちに食事と温泉に行こう。利尻島は火山活動で出来た島なので温泉がある。
 
ハスカップワインから始まり、北奇貝、鱈の白子、帆立、甘海老、めかぶ、蛸、蟹、ほっけ、雲丹と北の旨いものの勢揃いである。勿論一つ残さず完食である。
温泉の効能:神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、関節のこわばり、打ち身、くじき、冷え性、疲労回復等で昨夜の新富良野プリンスホテルの温泉と同じである。
さて明日の出発は8:15 朝食は7:00 散歩の範囲が広そうで起床5:00なので