7月5日から3泊4日で蔵王→山寺・立石寺→月山・弥陀ヶ原(天空の花畑)→羽黒山→鳥海山→平泉・中尊寺を巡る予定だったのが地震の影響で一部コースの予定変更が最も楽しみにしていた温泉宿だったのでキャンセルをした。
コースの殆んどは震源地より遠く離れており被害も無いけれど「阪神大震災」の記憶も残っているし・・・
落胆していると日帰りだけど未だ訪れた事のない「近江八幡水郷巡りと鮎&ステーキ食べ放題」を見つけて来たので申し込んだ。
平成20年7月8日(火)
夜半過ぎから雷、風、雨が激しく気になって寝られない。
6時半起床、ようやく雨風は治まったが朝食を準備して食べ始めると雨が降って来た。
傘と長靴を準備して”悩む”
家を出る時にはすっかり上がり、集合場所の木々や緑も生き生きとしていたが、バスは数箇所を回って参加者を拾って来る最終集合場所なので、雨の影響もあり20分遅れで到着、乗り込む。
今日の参加者は22人と少ないのでバスは30人未満の小さいバスだった。
名神に乗り、桂川SAで休憩し、瀬田で名神を降りて琵琶湖沿いに走る。
しばらくすると琵琶湖の上は真っ黒な雲に覆われてきた。
ポツポツと大粒の雨がフロントガラスを叩き始めるや、ドシャブリの豪雨となった。
バスの前方がはっきりと見えないのに運転手はスピードを落とさず平気で飛ばしている。
琵琶湖に注ぐ川は赤茶けた濁流となっている。
15分程すると急に小降りとなり最初の見学地が見える辺りに来ると薄日が射して来た。
雨に濡れた入口を入るとロータリーがあり、目当ての「紫陽花」ではなくグラジオラスが迎えてくれた。
グラジオラスをよ~く見ると蜘蛛が雨宿りをしていた。
案内⇒に導かれて園内を見学散策する。
雨に濡れた瑞々しい青葉と色、形が様々な「紫陽花」が木漏れ日を浴びて踊っているようです。
風に驚いて木々の葉露が突然襲って来て首をすくめる。
次はお楽しみの「鮎&ステーキ食べ放題」の昼食です。
何度かトイレ休憩で立ち寄った「関が原古戦場」でした。
近江牛ステーキも鮎の串刺しも自分で焼いて食べ放題!!勿論炊き込み御飯、ヨモギ蕎麦、刺身こんにゃく
近江牛は4回お代わり、鮎は焼くのに時間と手間がかかるのでお代わり1回でした。
牛脂の臭いもなく美味しく食べ過ぎて動くのが億劫なの20分早くバスに乗る。
次の目的地は意味不明の「胡麻の郷」。福井や北海道にある「昆布館」をイメージしたが規模が小さくて商品の数も少なくがっかり・・
壁や玄関正面に書いてあるキャラクターに見覚えがあると思ったら、「あんぱんまん」
の作者やなせたかし監修とあって納得。
最後の訪問地は「近江八幡水郷巡り」となる。
九州の柳川水郷巡りのイメージでシャッターチャンスを窺っていたが、行けども葦原の中
他の船と行き交うことはあっても景色は変らず葦原と空のみ、湖面の空気が涼しく気持ちが良い
景色が変らないまま、水郷巡りは終了した。
バスに乗り込み帰路に着く。名神に乗り、うつうつと舟を漕いでいると渋滞気味となって来た。
どうしたのかと外を眺めていると深草手前で朝と同じ大雨豪雨が襲って来た。
桂川SAでトイレ休憩となったが雨が降り止まず下車したのは数人だった。
桂川を出て2分も走ると嘘の様に晴れている。しばらく走ってゆくと路面も濡れていない。
雨で始まり雨で終わった今日の旅行でした。
運の良い事に、雨は半端じゃなかったが全てバスの中、緑は一層鮮やかになる。
「災い転じて福となす」楽しい旅行でした。