治しやすいところから治す--発達障害への提言

花風社・浅見淳子のブログ
発達障害の人たちが
少しでもラクになる方法を考える場です。

診断基準を満たさなくなるのはあるあるなことなんだけど

2018-06-19 06:09:49 | 日記
さて、今朝は忙しい。のを見越して昨日つぶやいておきましたのでそれをまとめてブログの代わりとしますね。

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治るっていうのが診断基準満たさなくなることだとしたらそういう人はいっぱいいるよね。例えば知的障害とか発達遅滞と言われた人が知能指数正常域になるのはよくあることじゃん?私たちにとって。

それが本当ならノーベル賞?そりゃノーベル賞を舐めすぎでしょう。ノーベル賞ってもっとすごい発明や発見に与えられるじゃないですか。でも知的障害が治るなんてそんなに珍しいか?

ああそうか。発達障害イコール脳機能障害という考えから一歩も出られないと芋づるの端っこがつかめないのかもね。不勉強だと損するね。

今日のが本震でありますように。熊本の時みたいに明日もっと大きなのがきませんように、と私たちは祈ってるわけです。なんでかっていうと地球は天然生成物ですからその躍動を止められないわけです。私たちのチカラの及ばぬところで命を持ってる。

人間の神経も同じなんです。いったん発達しだすと行政の線引きなんか一顧だにせず発達してしまう。知能指数だって遅滞があった子が発達してその結果診断基準を満たさなくなることだってあるあるなんです。見たことない人は見たことないだけ。

論文書け?証明しろ?学者さんにおまかせします。私は版元ですから論文ではなく本を出します。本でもいい、やってみよう、というひとが先にやってみて先に治ります。それだけの話。論文になるのを待つ人は一生でも待ってればいいでしょう。全て自分が決めること。

神田橋先生は昔から「知らしむべからず、依らしむべし」を嫌っておられました。なんかいい方法が見つかったらまず専門家で検討してから一般人に「情報下ろす」というやり方にこだわるのは専門家の思い上がりです。一番必要な人になぜすぐに渡さない?

私は自閉っ子たちに社会で生きてほしいから、よさそうな情報はすぐに伝えます。それが信用できないならしなければいい。読んでみよう、やってみようというひとが私の顧客です。そして私は民間人です。選び選ばれるのが民間人。選ばないなら読まなきゃいいだけ。

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私の基本的なアンチへのスタンスは「読めばわかる」ではなく「読まなくていいよ」です。わかる気のない人にわかってもらう気はないから。
ただどっかに通報するとか訴えるとかいうのなら、最低限目を通しておかないと訴えられた方に相手にもされないですよ。何がどうインチキだと思うのか理論武装もできていない人を相手にするほどみんなヒマじゃない。だから私を潰したかったら読まざるを得ないね、って言ってます。アタマの悪い人はそこも混同するけどね。

私には計り知れない理由で、治りたくない人がいるのはわかった。
私は支援者たちの「死んだふり」をとても不思議に思ってきたけれども、『人間脳を育てる』『愛着障害は治りますか?』の二冊の本を作ってなぜ彼らが死んだふりをするのがわかった。それと同じように、そのうち「治りたくない」という摩訶不思議な気持ちも理屈でわかるようになるかも知れません。きっと共感はしないだろうけどね。

でも基本、「わかりたくないなら読むな」です。ただ、私のことをなんらかの意味で権力だとか当局だとかに訴えたければ、読まないで行っても相手にされないね、っていうことですね。

なんでマトモな医者が私を取り締まらないのか?

彼らが私にリアルで物申せるほど胆力のある人なら、もっと多くの発達障害者が治っています。発達障害者の問題行動一つ止められない人たちに浅見淳子が正義感と使命感を持ってやってることを止められるかばーか。

彼らがなぜ見てみぬふり、死んだふりしかできないかは、『人間脳を育てる』『愛着障害は治りますか?』を読むとそこに答えがありますよ。あ、それと神田橋先生の『治療のための精神分析ノート』も必読。

読まなくていいけどね。本じゃなくて論文待ってる人は一生待っててください。

その間に本の読者はどんどん治っていきます。

ではいってきます!

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1 コメント

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心ない医療と志ある出版 (はじめまして)
2018-06-19 09:08:10
最近の、治る、を巡る言いがかりとも言えるコメントが、多分医師、自称専門家、からの発言であることに気が重くなりました。

他の掲示板で、自称医療関係者に絡まれたことがあるのですが、こちらを素人と認識すると、カウンセリングを受けろ、医者にかかれ、名誉毀損だと大騒ぎしました。

はっきりと、あなたのような心ない医療者にはかかりたくないと返したところ、私は医者ではない。コメントがしつこい、とこちらを悪者にしだしました。
最初に噛みついてきたのは向こうで、専門家を名乗り、訴訟だなんだと言いだす。

何かそういうイチャモンマニュアルでもあるのかと思ってしまいました。

現在、神経内科にかかっている家族を看護しています。そこでは、今後、悪くなる疾患でも、リハビリを勧められるし、治らないとは言いません。

そして、さまざまな検査をしても病名が特定できず一年以上かかることもざらです。

簡単に子供を治らないと診断し、治そうよと本を出されている出版社に難癖をつけ、いったいなにがしたいのか?

心ない医療、はうんざりです。