一昨日のコメント欄、からの
昨日小耳にはさんだ話。
やはり某所で凸凹小学生が別の凸凹小学生に「嫌われているのにストーカー」して担任も巻き込んだトラブルになっているという話。
「嫌われている相手にすがりつく」のがもう哀れだし
やられる方もたまらないわけです。
そしてとっても「人間扱いされていない」感がある。
誰かがこの現象説明してたよなあ、と思って思い出しました。灯台下暗し。
ニキさんですよ。
ニキさんが「自閉っ子のための友だち入門」の中で、「友だち」という観念が「教室の備品」(これは赤本の有名エピソードのひとつね)から「提出物」を経て、「生身の人間」に昇格していってようやく友だちづきあいが正常化してきたその長い道のりを書いている。
ああ、これだから嫌われている相手につきまとうんだ。
っていうのがわかります。そこにあったのはやはり大いなる誤学習だったよ。
でもね、周囲にも責任はあると思うんです。
アクの強すぎるわが子に友だちできないのを心配しすぎていないかな。
その心配が有言無言のメッセージとしてお子さんに伝わると
お子さんの「提出物としての友だちづくり」が始まり、嫌われている相手にストーカーして被害者が出ます。
そのときにはやはり同書に納められた愛甲さんの文章を読んでほしい。
「友だちいらない」と思うのは
むしろ自閉っ子としては「順調に育っている」ことなのだと。
愛甲さんはそう言っておられますよ。
持っている人は読み返してください。
持っていない人は買ってね。
本当に意義のある本ですよ、これ。
☆☆☆☆
男の子はどちらかというと学校生活で浮いているタイプでした。場の空気が気になるけどうまく合わせることができなかったのかな。無理して合わせなくていいのに変な努力をしている。うちの娘はどんくさくて手が出しやすかったという違いはあるけど『努力と手抜き入門』p185でニキさんが言っていたみたいなことだったと思います。大人になると迷惑行為をした時点で付き合いを絶たれるので学ぶ機会を逃します。新企画の本も貴重な参考になると思います。
本当ああいう誤学習に基づく誤った人間関係方面の努力してそうです。
そういう子はほっとくとベムみたいな大人になりますね。
だからきっちり教えてあげなくてはね。