治しやすいところから治す--発達障害への提言

花風社・浅見淳子のブログ
発達障害の人たちが
少しでもラクになる方法を考える場です。

なめるんじゃないよ

2016-12-22 09:34:56 | 日記
昨日はここ、お客様が多かったですね~。
何しろ版元が面と向かって著者二人を批判しているわけだから、珍しい風景なんでしょう。でもそれだけ、作った本に自信があるっていうことですよ。読者との絆にもね。

身内だからミスや怠慢にもなあなあで済ませて批判しない、っていうのが日本では美風みたいになっているし、森嶋さんなんかはその常識から抜けられない人。だからこうやって、私の「是々非々で対応して必要とあらば身内でも批判する態度」こそが信頼を得ているということはたぶん一生わからないでしょうね。

それと同じ対応をしてくださった方がいます。ねこ母さんです。災難にも、「森嶋灰谷対談、すごい!」と飛行機で駆けつけられました。だからがっかり感もはんぱなかったわけで。まずはブログをリンクさせていただきますね。





「これだけ優れた知見を持つ二人がなぜ組んでこれほどつまらないものを作るのか」という感想だったようですが、一方で良識ある人は騙されないとも書いていらっしゃいます。ちなみにねこ母さんは灰谷さんとは私より長いおつきあい。それでもこれを書いてくださったのは「お二人が花風社から出した本があまりに素晴らしかったから、信じる人がいると困る」ということ。そして個人指導をしていらっしゃる立場から、「各家庭で大事に大事に愛されている子どもたちがこんな切り取り方をされては困る」ということ。そうなのです。この企画は、子どもをなめている。

森嶋さんは私が読者とどうやってどれだけ深い関係性を構築してきたか理解していません。だから、昨日ある方がlineで寄せてくださったこの言葉を引用させていただきます。

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(前略)
今朝の浅見さんらしい清々しいブログ拝見しました。
(中略)
花風社は毅然とぶれないままで、浅見さんの身体が賢くてよかったと思いました。
(中略)
花風社から本が出て浅見さんが紹介されたのでよしと講座とかに安心して出かける親御さんも少なくないはずです。そういう人がほとんどかもしれません。なので、今日ブログでお話しして下さったことに、うまく言えませんが清々しい思いがし、さすが浅見さんのブログだと思いました。ブラック感はみじんも感じられませんでした。

=====

このブログは私が読者と交流をし、率直な意見を言うことによって読者の信頼を得ている場です。それを森嶋さんは理解していません。理解していないのに、集客には利用します。そして集客したあげく、ぐだぐだの進行の会を開いたようです。
SNSの私のウォールに寄せられたコメントを引用させていただきます。

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昨日の講座に参加してきましたが、進行の様子からきちんと準備をされていたのだろうかと疑問に思いました。

お二人の持つストックから、適当にこの辺を話そうと言う感じの準備をされていたのではと思います。
無理して参加されている方もおられるでしょうに、受講料を反映しているのかと勘ぐりたくなります。

デモも、雰囲気的にうまくいかないとは言い辛かったので、面倒でつい周りに合わせてしまいましたが、確かに洗脳につながりそうです。

もちろん役に立つ部分もあったのですが、結局「ではどうすれば良いか」といった実践的なところは少なく、それも系統立てずに思いつきでピックアップされたような具合でした。
ここから先については、お二人の顧客としてでないと教えていただけないのかと思いました。

かなり無理して参加してきましたが、悪くはないけど成果は少なかった感じです。
お子様の状態によってはとても助かった方もおられるとは思いますが。
お二方の知見に関しては、これまでの花風社さんの本を読み返すほうが役に立つと実感しました。


=====

宣伝に一役買った立場として、本当に申し訳ない思いです。

おそらく、お二人が見せたものはたたき台にすぎなかったのでしょう。
たたき台は裏でやるものです。でもたたき台に金をとったのです。
そして進行すら詰めていない。名前のある二人がそろうだけでどんどん客が来るぜ。二人がなめているのは子どもたちだけじゃなく、お客もなめているようです。
あるいは進行がぐだぐだだったのは、当初私を登壇させるつもりだったから、進行が行き詰まったら仕切りのうまい私におんぶにだっこのつもりだったのかもしれません。もちろん、当日行ってたら、当然私はぐだぐだの進行なんか許しませんよ。旅費自腹だろうが、ノーギャラだろうが。なぜなら二人は私の著者で、お客様の中には私が一つ一ついい本を出すことによって、日々このブログで率直な発信を積み重ねることによって、花風社を信頼してくださるお客様もいる。その人たちに時間とお金をなるべく無駄にさせないようするのは当然の職業的良心ですから。

そしてもちろん、二人は私のこともなめています。
ふうりんさんのコメントです。

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花風社本著者で選んでない (ふうりん)
2016-12-21 11:56:23

やりたいなら二人でやれよ。浅見さんを利用しようとするなよと思います。二人でやっていくの???など疑問もたくさんあるけど。

猫烏賊ホイホイ講座とかライセンスビジネスとか個人の責任でやりたい人はやればいい。楽しそうな集合写真の雰囲気が一番の売り物だったりして、いらんわというのが私の意見なだけで、それがいい人もいるのかも知れない。必要性から出発しているので、ちょっとずつは役に立つことが入っているんだろうけど、サービスを売りたい側の発想にとどまっていて中途半端な商売だから内容がショボそう。それと発達障害で商売するなじゃなかったのかギョーカイ。支援者養成的なものなので、最終的に支援を受ける人のところではさらに情報が劣化してるんじゃないの?そこが一番大事なはずなのに。第一、薬飲んでも賢くならないように支援受けても賢くはならないんで。

神田橋先生は自分でなんとかすることを教えてくれるから向こうから人が集まってくる。本物はそういうもんなんだと思います。

=====

私は「大大大博士」以降、新刊について、最後の最後まで著者を明かさないキャンペーンをよくやりますね。そして皆さん、著者が誰であれ楽しみに待ってくださる。

そもそも完全な無名だった栗本さんを発掘(?)し、自分でコンディショニング受けて、これはいいとコンディショニング講座を企画。あっという間に埋まりました。当時は本もなかった。なのにどうしてみんなどこの誰とも知らない栗本さんと言うひとの講座に集まってくれたか。それは「浅見が選んだ人」だからです。それだけ信頼していただいてきたのです。

といっても私は著者を軽視しているわけではないですよ。
森嶋さんにしろ灰谷さんにしろ栗本さんにしろ、それぞれ積み上げてきた貴重な知見を提供してくださったことには本当に感謝しています。読者の皆さんも感謝しているでしょう。
その感謝のベースがあってこそ、私たちは本を出せるんです。

栗本さんはあまりに社会経験がなく見えたゆえに(何しろ企業勤務経験もない)
私は最初からくどくどと教えた面があります。
一番最初に教えたのは
「本を出してもえらくない」っていうことです。

本を出してもえらくない。
本は出す人より読む人のほうがえらい。

公務員経験や企業勤務経験や企業経営経験があるお二人にはそんなことくどくど言いませんでした。
当然知っていると思っていたからです。
七年企業勤務して(しかも出版界)起業した私より堅気の世界を知っていると思っていたからです。

だけどそれを教えなかったから
私がとても大事にしているものを踏みにじられたのかなと思いました。

それは、

版元としての主体性です。

二人を選んだのは、私です。
持ち込みだとしても、最終的にやりたいと思ったのは私です。
諸費用のリスクを取って事業化したのは私です。

それは、二人の知見が
読者に資すると思ったからです。

それに値するだけの知見があったから、それをわかりやすいかたちにして出したかったのです。

私は読者のことを一番に考えています。
これは単なるきれいごとではありません。
ビジネスを成り立たせるために、一番大事にしなければいけないのが読者だからです。

だから私は、読者の利益にならない本は、出しません。
たとえフランチャイズビジネスに乗って一時的に儲かったとしても。

私はたぶん、ある種の才能があるのでしょう。
知見をわかりやすく伝える面において。

二人は自分たちがうまく言えなかったことが伝わるかたちになり、嬉しかったと思います。

でもそれは、二人のためではないのです。
読者のためなのです。

だから私の作った本を、二人が自分のビジネスに利用してくれるのはかまわない。
私は読者のために作り、それが偶然ビジネスにも使えた。これが一番美しいかたちです。

でも最初から「ビジネスのための本」は作らないのです、私は。
そんな仕事をする気はないのです。

そしてふうりんさんの指摘にある通り
今回これだけ情報が劣化したのは

「ライセンスビジネスありき」だったからだと思います。

そしてこれは、ギョーカイでもみられる光景です。

子どもに向き合うのではなく

「人育て」に注力し始めると、情報はデジタル化します。
そしておそらく、劣化していきます。
ギョーカイが治せないのは、たぶんだからです。

私はそういう本を作りたくないのです。
それは読者に対する裏切りだからです。

それがわからなかったのでしょう。

森嶋さんは
「どうせ儲かるから」浅見がほいほいついてくると思ったのかもしれません。
森嶋さんはそういう風に人をなめたところがあります。
私はこれ、彼女を含む周りの人間の品性の問題でもあると思っています。
森嶋さんが私に向かって俺様発言してもニタニタ笑っているだけの彼女は典型的な死んだふりギョーカイ人です。俺様男の陰に死んだふり女あり。これが共依存というものかと私は本で読んできた共依存を初めて実物で確かめられました。

私は、そういう女性とは違います。
森嶋さんの俺様発言には少なからず女性蔑視が入っていますが
私くらいの自己肯定感があれば、そういうものは「生体として」はねつけます。

あなた方が育てたがってやまない「健全な自己肯定感」が私の中にはあるのです。
だから私から主体性を奪う人は、きっぱりと拒絶するのです。

私が何を大事にしているか理解していれば
取材も済まないうちに「今度はいちゃんとの本が出る」などと他人にリークするはずがないのです。

灰谷さんの講座に出た後、大きく調子を崩した人がいました。
ご本人は自覚ないかもしれないけど
私たちから見ると、明らかに灰谷さんの講座に出た後に大きく崩れました。

これはどういう現象か、私は愛甲さんにおききしました。

「薬による三次障害と同じ。用法容量が合わなかったのでしょう」とのこと。

その方が私たちの再三の勧めにより、神田橋先生のところに行きました。
そして神田橋先生に勧められた本は、どの本だと思いますか?

「支援者なくとも、自閉っ子は育つ」
すなわち通称「猫本」です。
診察室においてくださっているのですね。
そしてこれを読みなさいとおっしゃったそうです。

その方は当然猫本を持っているので
読み返すことにしたそうです。

猫烏賊体験から猫まで戻るというわけですね(笑)。

というのは冗談として(冗談じゃないとは思いますが)

強烈なデジタルにさらされたあとは
アナログで癒される。
そういうことだと思いますね。

最後に読者からメールでいただいたメッセージを貼らせていただきます。

=====

本日更新されたブログを拝読しました。
お二人とも目の前にいる一人一人に合った見立てを出来る方だったはずなのに
欲に駆られると目が曇ってしまうのでしょうか。。
本当に悲しくて残念な気持ちでいっぱいです。

(中略)

今までの花風社さんのご本に共通して感じてきたのは、作り手である浅見さんご自身の
「治ってほしい、よくなってほしい」という強い想いでした。
その想いが強いからこそ一冊一冊が珠のように磨き上げられ、多くの人を癒し、治してきたのではないでしょうか。
それなのに、著者のお二方が自分一人の力だと過信して、方向性を誤ってしまったことは残念でなりません。

どうかこれからもご自身の信念を曲げずに、本当によいものだけを手掛けていただければと思います。
その結果が、私のように癒され、多くの人の等身大の幸せに繋がっていけることだと信じております。

=====

読者には見えている私の信念が
著者に通じなかったのが実に残念です。
そしてそれこそが、今後私が修行していくべきところなのでしょう。



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7 コメント

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治る方が1人でも増えますように (こより)
2016-12-22 12:02:33
神田橋先生の診察室に 猫本を置いて下さって、それが必要だと思われる方にお勧めして下さっていることが嬉しくまたありがたいです。

私が普通に 暮らして子育てしてきたことが どなたかの役に立って 1人でも多くの方に早く 治っていただきたいと思います。

私個人には 何の力もないですが 浅見さんに 猫本出していただき それが いろいろな方の役に立っていることが とても嬉しく思います。

三月の 鹿児島講演も 浅見さんの お力や 主催者の方の お力借りながら 少しでもお役に立つお話が できるよう頑張ります。

講演の前日に 神田橋先生の診察を受ける予定なので 今私が 以前の受診の時より

元気でいることと 猫本を勧めて下さっている事の お礼を お伝えしたいと思います。
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人間の画一化 (豆柿)
2016-12-22 23:11:34
人間って画一化されると苦しいはずなんですけど、
画一化されて、安定するというか、
画一化された時、納得した感じになって、
折り合いのような、苦しいはずなのに、スッキリしたような感覚をすることがあるように思います。
まぁ、そういう時ほど、苦しいはずと分からないんですが。

画一化は命が生き生きとすることへの害に思いますが、画一化が体に入ってきたら超がつく程の劇薬だと思います。

私は決して全てではないですが、気持ちいいと思うことをすることへの抵抗があります。
それは、比較的に意識的しないように、していることもあるし、あまり意識せずにしている部分もあります。
気持ちがいいことをするのはタブーとか恥とか恥じらって生きていくのが、人と生きていくうえで正解というふうに、無意識かつ瞬間的にとらえているところがあります。
その中には社会を意識している部分もあります。
黄色本や芋本に載っていることを読んでいると納得するんですが、何とも言えない、疎外感のような、自分でどうしようも出来ないような、気持ちになる前の原型のようなものが湧く時があります。
体を育てることや命が生き生きするようなことを社会のルールがトンデモと言っているように聞こえるからです。
例えるなら、お腹を下した時に大きな渋滞や電車の緊急停止にあったような感じでしょうか。

体の画一化は気持ちいいを決めつけるものだと思います。
気持ちいいを決めつけるのは気持ちいいの否定のはじまりだと私は思います。
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やっと (nanoka)
2016-12-22 23:46:02
私は今回の講座には参加しておりませんが、4年前に灰谷さんの個人セッションを受けました。
その時に感じた違和感やもやもやが今回の浅見さんの記事を読んでようやくすっきりとしました。
私は灰谷さんからのセッションでもやもやとはしましたが、そのことがあったからこそ人には頼らず自分で勉強もし母親の感を信じて色々な取り組みをして我が子はかなり成長しました。今回の記事を読み私のしてきたことは間違ってなかったんだと感じました。ありがとうございます。
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Re:やっと (浅見淳子)
2016-12-22 23:54:13
nanokaさん、ようこそ。
よろしければ教えてください。
灰谷さんに抱いた違和感とはどういうものですか?

非常にたくさんの人が胡散臭さを語ってくださいます。
でも私は「人間脳を育てる」は長期間展開したいのです。それだけの価値があると思っているのです。
よろしければ忌憚のないご意見をお願いいたします。
返信する
お返事下さりありがとうございます。 (nanoka)
2016-12-23 01:19:44
当時私は小学1年生の息子の知的障害の診断を受けたばかりで日々どうやったら治るか、毎日のように調べていました。そこで引っかかったのが灰谷さんのブログです。そこにはブレインジムについて、された方の劇的な変化について書かれていました。
当時は私も無知だったのでそんな素晴らしいものがあるならと飛びつき、(その時も別の方とコラボして企画されておられたのですが)そのセッションに参加しました。
どういうことができるようになりたいですか?と灰谷さんに訊かれたので、当時の悩みを伝えたところそれはお母さんの悩みだろう!と一喝されました。
そして本人が望むことでないといけない。そうでないとやろうとはしないとのことでした。
ま、おっしゃる通りですが、そんなことは言われなくてもわかることです。そして本人がなりたいことを努力すると言うのも当たり前のことです。
この一喝にしてもどうも変な宗教の洗脳っぽい感じがして一気に冷めました。
今となってはそんな魔法のようなことは存在せず、こよりさんのように地道に一歩づつ積み上げですいくことの大事さを私は実感しています。
私はその後よき療育者に巡り会うことができ、地道に一歩づつ積み上げていくことができました。
胡散臭い、確かに。当時高校生だった娘も不眠に悩んでいたので一緒に行ったのですが数万円払って教えていただいたセッションは一つだけでした。
終わった後娘も首をかしげていました。
返信する
灰谷さんのセミナーで (こより)
2016-12-23 20:39:00
私は2回 灰谷さんのセミナーに参加したことがあります。みなさん 必死にメモを取り、実技の指示があれば みなさん きちんと従い、なんか 軍隊みたいだなあと思いました。

灰谷さんは 私から 何かを感じたのか、私が 指示に従わず 動かずにいても やりたいと思う事だけ参加しても 何も言いませんでした。

私は 本能で生きる人間なので、たぶん
どうやっても 私が 一斉行動に 従わないであろうことが わかったのかなと
思います。

灰谷さんは 私のように「個」の強いタイプは あまり得意ではないか、私のような人間には 慣れていなかったのかなと 思います。

私は 灰谷さんのセミナーそのものより、周囲の人の 人間観察の方が 面白かったです。

私が思うのは 情報を鵜呑みにするのではなく、自分に必要なものを 選んでいくこと、なんか変だなと 感じたら その場を離れるか それができなければ その場でじっとしているのが いいと思うのですが みなさん 「これは 正しい」という思いが強いようで、自分に必要な 情報の取捨選択ができているのかなあと その点が 気になりました。

全員に 通用する方法というのは どこにもないと思うので、情報は情報として得て、自分やお子さんに合うものを選んでくだされば いいなあと思います。

本や バランスボールなども、飛びつくのではなく、自分やお子さんに 合うのか 考えたうえで利用して いけばいいなと思います。

猫本に批判的な 意見を下さる方もいますが、その方には わからない部分が あったり お子さんに合わない部分があって当然だと 思うので、役に立つ部分だけ 参考にしていただくといいなと思います。

以前 猫本を 買うか買わないか迷っている方が いらしたので、お貸しして、
「目を通してみて、必要だと思われたら買ってください。要らないと思われたらお返しくださいね」とお渡ししました。

先日 その方が猫本を持って 来られたので受け取ろうとしたら「これ買います」と言われたので 何かお役に立つ部分が あったのだなあと うれしくなりました。

私は 実技もできないし 確立した理論も 知識もないのですが、それでも こうして 猫本を 手に取ってくださる方が いて、お役に立てることを うれしく思います。

何を選ぶにしても、肩書や 実績ではなく、今の自分に 役立つ事なのか、を基準に選べば いいのではないかと思っています。

2月に名古屋で 灰谷さんとコラボセミナーを開くことになっていますが、私は灰谷さんには 引きずられないし、 私は 私のしてきた事や 感じていることをそのままお話してこようと 思っています。

参加される方が 灰谷さんからでも、私からでも、何か役に立つことを得られる機会になればと思います。

今後も 灰谷さんとこういう企画があるかどうかは 未定ですが、2月の結果を見て 決めていこうと思います。

名古屋なら行きたい、行ける、私に会いたいという 声をたくさんいただいているので、私のできることを 精一杯してこようと思います。







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変えるなら自分を変えたほうが早い (はる)
2016-12-24 07:32:06
私は今回の森嶋さんや灰谷さんの件が本当に残念でなりません。
そして、最近もやもやしていたことと、
こちらでいくつかのコメントを読み、感じたことを投稿させていただきます。

私は灰谷さんの発達支援コーチ初級を受けました。
その講座の時に皆さんをみて感じたことは、
ほとんどの方が目の前のお子さんや対象者を
自分が治してあげたいのだなということを感じました。
保護者の方もまた自分の子どもに治って欲しいのだなと思います。
森嶋さんの講座は受けたことがありませんが
子どもが身体を動かすことを好きになったら、講座を受けにいくか
施設の見学に行こうかなと思っていましたが、
このような事態になり、著書も絶版。
ああ、私はご縁がなかったのだなと思いました。

支援者も保護者も子どもをなんとかしたいという思いはどの人もあるだろうし
どの人も目の前の子どもの状態をなんとかしたいという思いはあると思います。
だから講座を受け資格をとったり、コーチになったり
効果があるだろうと思い施設に通ったり、セッション受けさせたり…
そういうことになるのは構わないと思うのです。
でもそこに、この人のセッション受けたら改善するとか
この施設に通えば改善するとか、この人に治してもらうとか
自分が治すとか自分が改善させるとか、目の前の人を変えたいという気持ちがあると
ある程度までの改善は見込めても、ある一定のところにくると
多分支援者も保護者もお子さんの変わらない膠着した状態に
憤りを感じたり、不満を持つことになると思うのです。
その点、神田橋先生や栗本さんのご指導はその方の今苦しんでいる部分へ
アプローチはされますが、自己治癒力を高めたり、
次の診察までに自分で状態を整えることをアドバイスくださます。
そして、いつの間にか治っていた、
又は改善していたというのが私の実感です。

私も一度陥ったことがありますが、
支援者の自分が変えたい、なんとかしてあげたいと
保護者の学校や施設又は支援者に子どもを変えてもらおうとか
ここに行けば何か変わるかもしれないという思いは悪くないのですが
子どもを自分が変えようという意識が働くうちは
お子さんに不全感が残っていくだけで、現実は変わっていかないように思います。
身体アプローチの体幹とか土台とかが大事といわれてますが
それをお子さんの問題にすりかえないで欲しいです。
お子さんの無駄に思える動きは身体の土台に関係しているというだけです。
お子さんには何も問題もありません。それは灰谷さんの著書を再読されるといいと思います。

こちらのコメントにあるように、
お母さんに問題があると誰かに言われたことがある人は、
愛甲さんの新刊を読んでみてください。
そこに答えがあると思います。
そして、我が子のために資格を取り続けたり、
お子さんをいろんなところへ通わせたりする保護者の方は、
愛甲さんの新刊に合わせて、こよりさんの著書を読んでみてください。
きっと何がいけなかったのかの答えがみつかると思います。

養生中の私がいうのもなんですが
現場から以上です。。。
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