治しやすいところから治す--発達障害への提言

花風社・浅見淳子のブログ
発達障害の人たちが
少しでもラクになる方法を考える場です。

福祉利権

2016-12-28 05:24:06 | 日記


このシリーズ?は年内に決着しようと思ってました。
そして最終の落としどころははいちゃん笑もりしー笑の悪口ではなく、浅見の所信表明でした。
私の目標はギョーカイを潰すこと。
そしてこの二人はパートナーとなれないことがわかった。なぜならその本質においてギョーカイ人だから。
だったらそのギョーカイって何?
浅見は何と闘ってるの?っていうことから、花風社がやっていきたい仕事をはっきりさせようと思ったのです。

ところがシリーズ始めると感想やらタレコミやらFBでかるーく出来上がってる花風社クラスタの皆さんからのツッコミやらでどんどん情報が増えてしまい、そこに愛甲さんのメールが来て私もこの際徹底的にやろうと思ってます。

コメント欄ほとんどお返事できていませんが見てますので書き込みはご遠慮なく。とくにチットチャットについてのタレコミはどんどん書いてくださいね。

さて、以前から猿烏賊山方面で「デイはお預かりだっていい」という意見がありました。それに対し森嶋氏はアンチお預かりで送迎もせず、それで圧倒的な利用者数を得てあっという間に4店舗まで増やしてきたことを誇りに思ってきたわけです。

私はお預かり系の存在意義もわかります。問題は単価だと思います。一回の利用で、一万円の血税が税金から事業所に入ります。皆さん普通にお稽古事をするとき、一回一万円だったらどうします? 通わないでしょう。それを児童デイに平気に通えるのは、自己負担がなくほとんどが血税で賄われているからです。

これを保護者でもほとんどのひとが意識していません。何の気なしに児童デイを使います。そのたびにみんなが汗水流して納めた税を一万円、自分の自由な数時間のために一万円使わせてもらっているのだという意識もなしに。そして「社会の理解ガー」と叫ぶのですから笑っちゃいます。

一万円取ってもいいからじゃあ発達を促す場にしろよ。お預かり系なら単価下げろよ、というのが私の主張です。だからチットチャットを支持してきました。

それでも一万円は高かったかもですね。
45分のセッションで一万円。
そうやって受益者に負担をかけず税金から売り上げるという商売にかかわらず、それで成功した森嶋氏は大得意でした。そしてさらなる欲を出しました。

児童デイは利用者さえ集まれば税金から安定した売上が入りますが、一方で行政は枠を決めていますので伸びには必ず限界があります。
だから金の亡者たちは多店舗展開、フランチャイズ展開に走ります。
そこもまた競争です。

森嶋氏はいよいよ私に見放されたとわかったとき「はいちゃんとつないでくれたことに感謝」と言われました。
そうでしょうね。
これからフランチャイズ展開でも競争原理にさらされるなかで、原始反射の視点を盛り込むことは、一つのセールスポイントになるでしょう。
そのスタートが先日のグダグダ講座だったわけです。
現場からのレポートです。

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講座での森嶋さんの態度は尊大でした。ぐだぐだな進行もそうですが、受付で希望しなければ領収書を出さない、遅れて来た参加者をわざわざ「沖縄から来たのが遅れた」と言う、タイプ分けの部分で、本筋とは関係ない利用者と思われるお子さんのお名前を出す、会場の使用時間が迫っているから…と質問の時間も取らずに、最後ははいちゃん(笑)に感謝!と終了…など、なんじゃこりゃと思うことがたくさんあり、とてもご挨拶をして帰る気にはなれませんでした。

それに対して講座での灰谷さんは森嶋さんの強引さにいささか困っておられるように見えたのです。灰谷さんから森嶋さんに質問を投げかけて、森嶋さんの知見を引き出そうと苦心されているようにも見えました。でも、おもちゃの件で、あの時、灰谷さんが困っているように見えたのは、今回の講座参加者のことを思って、というよりは、これでは今後の受講者(リピーター)は確保できない=商売にならない、という危機感だったのかなと思いました。余談ですが、土足の会場なのに、灰谷さんだけ裸足で、とても違和感がありました。

お二方のご本は子どもを治していく上で、たくさんのヒントを与えて下さったご本ですが、会場では本の紹介もほとんどなく残念でした。販売もありませんでしたが、これは会場が公共施設だったので、販売はできなかったのだと思います。(会場が男女共同参画センターだったのも今となってはガッカリですが)

振り返れば、講座が紹介された10月は次男のことで一番思い悩んでいた頃でした。お二人のご本が素晴らしかったので、冬休みに向けて次男のことで何かヒントが得られれば…という想いが一番だったとは思うのですが、私の中に次男と向き合うことから逃げ出したい気持ちや「県外まで"子どものために"学びに行ってしまう私ってカッコイイ!」みたいな愚かさもあったんだろうなと思っています。

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このレポートをいただいてわかったこと。

•沖縄勢は遅れてきた(違
•灰谷さんは靴履いてなかった。たぶんそれは演出。
•売ると言って大量仕入した書籍は販売がなかった。すでに決済は済んでるのであちらの在庫。つまり著者は在庫いっぱい持ってるから心おきなく断裁できる。
•全国から人集めてグダグダの講演見せといて最後に「はいちゃんに感謝」。バカにしている。

そしてやはりこのコラボは

森嶋氏にとってはトクで
灰谷氏にとっては損だな、ということ。

私との関係一つとってもそう。
森嶋氏と組まなかったら灰谷氏と私はこじれなかったはず。
今後もそう。
森嶋氏にとって灰谷氏を取り込む意義は大きい。逆はなんのメリットがあるんだろう? 森嶋氏は福祉利権によって咲いた徒花にすぎない。

一回一万円。
それが続くはずがない。知り渡れば納税者が許すはずがない。おそらく介護保険と同じ流れになるでしょう。驕るチットチャットは久しからず、かもしれない。でも金の味を覚えてしまった森嶋氏はもがいている。そして「はいちゃん」に手を伸ばした。

基底欠損を抱えた者にとって、組織は大きくなければいけない。自分がブラックな経営をしても耐え忍ぶスタッフの数は多くなくてはいけない。金の面でも、愛着のヌケの面でも、蟻地獄を作ろうとしている。

灰谷氏がそこにどう引きずりこまれるのか、ナマあったかく見守っています。

写真は地球金魚体操会場。
午前中はほとんど私一人のものでした。

夫が探しにきても見えないほど遠くまで泳いで行って帰ってくるとスマホに通知がいっぱい

みたいな感じです。

タフネスのない人は心配するかもしれないけど
こういう休暇もいいもんですよ。

海水のチカラってすごいです。

子どもにかえって楽しんでます。


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1 コメント

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Unknown (豆柿)
2016-12-28 10:50:25
以前、就労支援施設を立ち上げた人が、支援学校の先生に、規模を拡大するなら、「まずはデイをやりなさいと言わた」と言っていたのですが、記事を読んでなるほどと思いました。

あと、市区町村で違うかもしれませんが、送迎をする場合は、送って行く障害者の人数と回数分だけ、市区町村からお金が支給されるようなことを聞いたことがあります。

また、親の知り合いの市議会議員の方が、デイが増えて、利用する人も増えたから、ここ数年、市の財政を圧迫してるんだよね、と言っていたのを思い出しました。

また、デイではないんですが、就労継続型の施設では障害が重い人ほど施設への支給額が多いと聞いた事があります。
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