通信指導のHさんが、トイレットペーパーのデッサンを始めました。
私は、気楽にスケッチをして楽しむ人にも教えようと思って、特に展覧会に出すことは考えない人のための通信指導をHさんで始めたつもりでした。だから、基本の基本であるデッサンを1からやるということは考えないで、とにかく描きたい物を描くということでいいですよと話していましたが、一か月やる中で、やはり自分は基本がしっかりしていないから、ただ描いていてもダメなんじゃないかと感じたそうです。
まだ、そういうことが言えるほど枚数を描いてないと思うのですが、それでも基本を知りたいという気持ちが強まったようで、
それでは、1からやりましょうということになりました。
それで、栃木のTさんがやり始めたのと同じ、トイレットペーパーのデッサンから教え始めました。
この写真は、私に見せてくれた二枚目です。
一枚目は、全く描き足りない状態で、まだまだでしたが、今回は、このトイレットペーパーの描き方という講習会のDVDを見せたためか、前回より遥かに良くなりました。
やや、歪んで見えるのは、写真の撮り方でしょうか?もし、これが写真の歪みでないなら、トイレットペーパーの形がゆがんでいます。もっと、正確な円柱を描いてほしいです。写真と比べるとよくわかりますが、横幅が広くなりすぎています。左右の高さも違います。この他、注意事項は、山ほどあります。こんなトイレットペーパーを一つ描くだけでも、こんなに注意事項があるのかと講習を受けた方は驚いていました。
このデッサンをする場合は、背景も描くことを忘れないでください。
このデッサンは、トイレットペーパーの半分から左側の暗さが足りません。
もっとしっかりした暗さを作らないと、背景の暗さとの関係で矛盾が生じます。
トイレットペーパーの左右のテーブルの暗さが違いすぎます。
円柱の穴の中の暗さも足りません。
ただ、テーブルに写る部分や、影の部分の微妙な変化はよく描かれていると思います。
このことを直してもう一度見せてもらいたいと思います。