行く末遠ければ

生まれも育ちも富山県砺波市
地元サッカークラブ・カターレ富山を応援するブログ

後半一挙4得点!逆転勝利で3か月半ぶりのホーム白星 藤枝MYFC戦

2017-10-17 02:06:36 | カターレ富山
4-2で勝利!
攻め込む姿勢を見せながら前半終了間際に先制されるという嫌な展開でしたが、それを跳ね除けての今季初となる逆転勝利。
ここ3試合で14得点という、あるいは最近のJ3においていちばん厄介な相手とも言えた藤枝。あるいは大量失点の懸念さえあったなか、そのお株を奪うかのようなゴールラッシュ。見事に県総に詰めかけたファン・サポーターに3か月半ぶりとなるホーム戦勝利を届けたのでした。
負けられない、勝たねばならない試合が続く中で挙げた勝ち点3。不振にあえいだ中断明けから、初の連勝となりました。
1試合ぶん消化が多いとはいえ、3位・秋田と勝ち点で並び、2位・沼津まで1差。射程圏内にとらえています。
今季最多得点の勢いを更なる勝利へと繋げるべく、邁進していかねば。

試合前にぱらついていた雨は開始までにはやんだものの、風の影響から、コイントスで藤枝が陣地を変更する選択をしてスタートすることとなった今節。
どうにも、陣地変更をした試合にあまりいい思い出がないだけに、悪い予感が当たらないように祈りながらのキックオフとなりました。
前節とは前線のメンバーを変更して臨むこととなったスタメン。平繁、北井という最近は途中出場が多かった選手が名を連ねることに。
すなわち、攻撃の好調さが光る藤枝を相手に、守備を固めるのではなく、こちらも点を獲りにいってガッツリとやりあうという意思表示でもあったかと。
そんな起用に応えた選手たち。前半から、「お?」と思わされました。
最近の試合では、どうにもこうにも攻撃の迫力というものが出せていなかったカターレ。明らかに、勢いで相手に対して見劣りしていました。
しかし、今節はその勢いというものが感じられ。相手に攻め込まれる場面もありながらも、決して怯んではいませんでした。
これまで見られていたところの「攻めあぐねて、とりあえず後方でパスを回す」といったシーンが、明らかに少ないのが見て取れました。
スタメン出場への奮起をプレーに出していた平繁、北井のアグレッシブさ。前節の初スタメンに続き、ホームでの初スタメンとなった佐藤も、果敢にボールにチャレンジしていました。
最近見られなかった攻めの姿勢というものに、俄然、期待も高まりました。
ただ、フィニッシュが・・・狙っていったのは良いけれど、枠をとらえられずに外してしまうとか。なかなか得点には結びつかない。
いや、それでも。積極的に狙って、それを続けていくことが大事。今日のこの勢いならばいずれそれがゴールに結びつく―――
・・・と、思っていたところ。
スコアレスで前半を折り返そうかという43分、嫌な時間帯に先制ゴールを許してしまうことに。
やはり、ここ最近で多くの得点を積み重ねてきた藤枝には、それに基づく手ごたえと自信が備わっていたということでしょう。簡単な試合にはならないとは覚悟していたつもりでしたが、それでもやはり、ままならないものだなと。

0-1で迎えることとなった後半。もちろん、落ち込んでいる場合などではなく。勝利のためには同点、逆転のゴールが必要でした。
前半の内容が良かっただけに、このまま敗れるなどということは、あってはならないと。
すると、後半開始から11分で。
苔口から平繁と渡ったボールを陽次が繋ぎ、DFをかわすと詰めるGKの動きを冷静に見てシュート、見事に決めて同点に追いつくことに成功しました。
なんとも、彼らしいというか。勝負強さがにじみ出るようなゴールであったかと思います。
逆転への道筋をつけるためには、まずは早い時間帯に追いついておきたい―――そんな願いをかなえる、ファインゴールでした。
嫌な失点のイメージを払拭、試合を振り出しに戻したカターレ。
もちろん、勝ちに行く。そんな気概で、プレーをダレさせることがありませんでした。
そんななか、待ってましたの逆転ゴール!
70分、佐藤の後方からのクロス、それに持ち前のスピードで抜け出した苔口が、頭で合わせてゴール!
これぞ、エースの働き!ホームのファン・サポーターの期待に、存分に応えてくれたのでした。

勝利をぐっと引き寄せたカターレでしたが、気を抜くわけにはいかない。
欲しいのはあくまで勝ち点3であり。同点に追いつかれ、あるいは逆転され返すなどということは、あってはならなかったのだから。
そのためにも、疲労のたまる試合終盤にあっても、妥協なくやり切る姿勢が問われました。
それに、しっかりと気を引き締めて対処した選手たち。集中力を切らしませんでした。
すると。
我慢しきれなかったのは藤枝のほうでした。
87分、陽次がこの日2点目となるゴールを挙げると、さらに90分、これまた2点目となる苔口のダメ押しゴールが決まり、4点目!今季最多得点を記録したのでした。
終了間際にCKのクリアしきれなったボールを押し込まれて失点してしまったのは余計でしたが、それでも。
どうにかこうにか勝つには勝ったけれど、というような前節とは違い。今節は、内容に結果が伴った見事な勝利。
こんな勝利を、ホームのファン・サポーターは待ち望んでいた!
なかなか思うように勝てない時期が続いたけれど、こういうシーンを見たいから応援しているんだ!・・・皆、そんな思いを新たにしたことかと思います。

今節も勝利を挙げた首位の栃木が抜け出した感もありますが、2位以下は大混戦。
その渦中にあるカターレ。厳しい戦いが続きますが、そんななかにあって、この勝利が大きいものであったことは疑いようがありません。
いわゆるケチャドバ理論といいますか。なかなかうまく出ないケチャップも、いちど出たらドバドバ出る。
この先、6戦中4戦がホームゲーム。さしあたっては、次節・盛岡戦。
中断明けから苦しい状況が続いてきたからこそ。その反転攻勢とばかりに、連勝街道を突き進まねばなりません。
今節の勝利は、そのためのモチベーション、燃料として、さらなる飛躍につなげねば。
コメント
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