行く末遠ければ

生まれも育ちも富山県砺波市
地元サッカークラブ・カターレ富山を応援するブログ

惨敗で首位陥落。4連勝の壁をまた乗り越えられず  アスルクラロ沼津戦

2017-04-03 22:44:26 | カターレ富山
0-3で敗戦。
率直な感想として、「これまで見てきた、ダメな時のカターレだ・・・」―――そう思えたのは、ワタシだけではないはず。
4連勝という、これまでのカターレを超えるための戦い、スローガンで言う「超戦」であったはず。開幕連勝や苦手アウェイ克服同様・・・いや、それらを成し遂げたからこそ、さらなる飛躍を遂げてホームのファン・サポーターの期待に応えねばならなかったはず。
なのに。
開幕3連勝中に見せていた新生カターレの期待感は、まるっきり影を潜め。代わりに目の前で繰り広げられたのは、悪い意味で見慣れてしまった光景。
かつて、数年にも渡ってまったく逆転勝利が無い時期がありましたが。その時に見られたような、「逆転するつもりがあるのか疑わしいサッカー」
そりゃ、勝敗は水物というか。すべての試合でベストの結果を残せたならそれに越したことはないでしょうが、実際は、ままならないもの。
目指すサッカーが体現できずに敗れてしまう試合もありましょう。
けれども。
それでも、負け試合は負け試合なりに、やらねばならないことがあるのではないのかと。
Jリーグ参戦初年度の沼津。開幕からまだ4試合目、沼津にしたら3試合目とはいえ、3試合連続無失点の首位クラブをあいてにしたなら・・・負けん気のほかにも、恐れのようなものも、あったのではないでしょうか。
それが、どうだ?
Jリーグの先輩として、元J2クラブとして、J2復帰を、優勝を具体的目標として掲げるクラブとして・・・この結果は、恥ずかしいものではないのかと。
試合に先立ち、沼津の吉田監督は『「(富山が)無失点だよ」とは選手たちに強く言った。そして、「それをこじ開けるのはまずシュートだ」と。ノーシュートノーゴールであり、どんな所からでも、あり得ない所からでも狙っていくんだと。そう言って送り出した。』とのこと。
それを、十二分に試合で体現してみせた沼津選手たち。2点目のロングシュートなどは、その最たるものと言ってもいいでしょう。
打倒首位クラブを掲げ、泥臭くもひたむきに、そのミッションに果敢に挑んできた沼津。
対して、カターレ。
本来ならば、その意気込みを跳ね返して貫録を示さねばならない試合ではなかったか。
たとえ負けるにしても・・・「たまたま勝っただけで、どうなるかわからなかった」とか「次回対戦ではこううまくはいかないだろうから、気を引き締めたい」とか、そういう印象を与える敗戦にしなければならないはずではなかったか。
昇格条件を満たすクラブとの初対戦を、「なんだ、この程度か」と、がっかりさせてしまったのではないだろうか?と。
それほどまでに。
それほどまでに、勝利への執念を試合で見せられなかった。
シュートが前後半4本ずつの計8本だったようだけれど・・・正直、「そんなに撃ってたか?」と。ハッキリ言って、相手に脅威を与えるシュートなんてあったのか?と。
もちろん、沼津の頑張りに手を焼いて思うように試合を運べなかったことは大きいでしょう。
けれども、だからといってそれが勝てない理由になどならない。
それでも!と、ガムシャラにゴールを狙っていかねばならなかったのに。それができなかった・・・いや、やらなかった、では?
0-2で折り返した後半戦。
3点獲り返して勝つ!―――本当に、そういう意気込みで試合に臨んでいたのか?
もちろん勝ちたかっただろうし、負けて仕方ないなんて思っているはずはないのですが。
それでも。
それでも、逆転勝ちを意識したプレーぶりには、残念ながら、まったく見えなかった。
かつての、“先制されてしまったが最後、よほど運が良くて引き分け、普通に負ける。とりあえず失点してしまったら勝利は諦めて”という時代をほうふつとさせるような、そんなガッカリさ。
福島がドローかと思われた試合終了間際に決勝点を挙げる劇的勝利で連勝継続、4連勝。首位に。
3連勝で得た自信を力に変えて連勝継続を成し遂げた福島に対し、3連勝がまるでなかったかのように無残に敗れて連勝ストップしたカターレ。
また、繰り返すのか?
ここぞ!という試合で勝てない弱さでJ2復帰に2年連続失敗。また、繰り返すのか?
ここで、安易に「切り替えて次の試合に頑張る」などと言ってほしくありません。
意識の多寡にかかわらずあったかもしれない、気の緩み。
それが、何をもたらしてしまったのか。
おおいに、悔やんでほしい。
悔やんだ上で、なにをしなければならないのかを、真剣に考えてほしいです。
なぜなら、それがカターレでプレーするということだから。
J2復帰を目標に掲げるクラブだから。
J2復帰は、負けていては果たせない、勝たねば果たせない―――そんなあたりまえのことを、あたりまえにやりきることができないのであれば、カターレでプレーする意味がない。
厳しいことを言うようですが、それは事実。
この1敗を、負けてしまった、で終わらせてはいけません。
コメント
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