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「社会保障の機能のうち生活安定・向上機能」

2010-11-03 06:26:56 | 白書対策
今回の白書対策は、「社会保障の機能」のうち「生活安定・向上機能」に関する
記載です(平成22年版厚生労働白書P163)。


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第一に、生活の安定を図り、安心をもたらす生活安定・向上機能である。

例えば、病気や負傷の場合にも、医療保険の存在により一定の自己負担で必要な
医療を受けることができ、高齢期には、老齢年金により安定した生活を送ることが
できる。
雇用・労働政策においては、失業した場合には、雇用保険が受給でき、生活の
安定が図られるとともに、業務上の疾病等の場合には、労働者災害補償保険制度
により、自己負担なしで受療できる。
また、仕事と家庭の両立支援策等は、人々の就業継続を可能とすることに寄与し、
その生活を保障し安心をもたらしている。

このような社会保障の機能により、人生の危険(リスク)を恐れず、いきいきと
した生活を送ることができるとともに、様々な人生の目標に挑むことが可能と
なり、それがひいては社会全体の活力につながっていく。
逆に言えば、社会保障が不安定となれば、将来の生活の不安感から、例えば、
必要以上に貯蓄をするために消費を節約する等の行動をとることによって経済に
悪影響が及ぼされ、社会の活力が低下するおそれがある。



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社会保障の機能に関する記載です。

白書では、社会保障の主な機能として
1 生活安定・向上機能
2 所得再分配機能
3 経済安定機能
を挙げています。

これらのうち、「生活安定・向上機能」について、具体的に社会保険制度を
取り上げ、

病気や負傷:医療保険
高齢期:老齢年金
失業:雇用保険
業務上の疾病等:労働者災害補償保険

と、社労士受験生にとってみれば、基本中の基本について記載しています。

社会保障に関しては、過去に出題実績がありますから、
まずは、このような基本的な部分は、確実に押さえておきましょう。



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