兵庫から1頭が遠征してきた第61回桜花賞。
その遠征馬,トーコーヴィーナスがハナへ。ずっと逃げていましたし,内枠が有利のコースで,この馬より内の2頭は末脚を生かすタイプでしたから,これは最も予想された展開。2番手にララベル。リボンスティック,アイスキャンドル,セイエイシャルムの3頭がその後ろを併走しながら正面を通過していきました。前半の800mは50秒9のミドルペース。
3コーナー手前から逃げたトーコーヴィーナスと追ったララベルで後続を引き離していき,この2頭のマッチレースに。直線でララベルが交わした後,トーコーヴィーナスも食い下がって差し返しにいったように見えましたが,ララベルがこれを退けて優勝。トーコーヴィーナスが半馬身差の2着。3コーナーで3番手に上がっていたアイスキャンドルがそのまま流れ込んで4馬身差の3着。
優勝したララベルは年末の東京2歳優駿牝馬以来の実戦を勝利で飾り南関東重賞3連勝。遠征してきた2着馬を除けば力量上位。久々の実戦と初めての浦和コースが課題でしたが難なくこなしました。いずれも僅差で3連勝しているように,勝負強いタイプなのでしょう。次は東京プリンセス賞と思われますが,大きく崩れることは考えにくいと思います。父はゴールドアリュール。
騎乗した大井の真島大輔騎手は東京2歳優駿牝馬以来の南関東重賞制覇。第56回以来5年ぶりの桜花賞2勝目。管理している荒山勝徳調教師は桜花賞初勝利。
医学的処置によって僕の身体の完全性の移行が停止されても,Ⅰ型糖尿病の発症の前後で,僕の身体の本性の変化が生じたことは動かし難い事実です。これもだれもが同意できると思います。つまりこの例でいうと,完全性の移行の完了が,本性の変化の確定になります。本性と実在性の関係から,完全性の移行を本性の移行とみなすことが可能で,本性の移行が完了すれば本性の変化が残るのも,論理的には無理のない解釈です。
こうした事情ですから,この具体的事例に関して,論理的に説明する必要は薄いといっていいかもしれません。しかしこれが自明であるといえるかといえばそうではないでしょうから,『エチカ』にも訴えておきます。いろいろな方法が考えられるところですが,ここでは岩波文庫版117ページの,第二部自然学②要請四を利用します。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6c/e4/8a39ee39b353a15d52bca9547f525f0f.jpg)
「人間身体は自らを維持するためにきわめて多くの他の物体を要し,これらの物体からいわば絶えず更生される」。
ごく単純にいえば,現実的に存在する人間は,生きていくために多くの物体を必要とするという意味です。ですからこの要請の内容に関して反対する理由はまったくないといえるでしょう。水とか酸素とか,人間が生きていくこと,ただ単に生命を維持するという意味において必要なものというのが数多くあるというのは,科学的な意味においても明らかなことだからです。またそうした物体によって,人間の身体が更生されているというのも,やはり科学的真実といっていいだろうと思います。もちろんスピノザ自身もそうしたことを承知の上で,これを要請として呈示していると理解しておくのが妥当であると思います。
僕の身体の本性の変化の説明の前に,この要請に関する注意をひとつだけ与えておきます。ここで身体が維持のために必要とする物体は,身体の起成原因causa efficiensです。というか,スピノザはそれがcausa efficiensであることを念頭に,身体は維持され更生されるといっています。スピノザは第二部定理一九の論証でこの要請を援用しますが、その援用の仕方から,このように解釈しておかなければなりません。
その遠征馬,トーコーヴィーナスがハナへ。ずっと逃げていましたし,内枠が有利のコースで,この馬より内の2頭は末脚を生かすタイプでしたから,これは最も予想された展開。2番手にララベル。リボンスティック,アイスキャンドル,セイエイシャルムの3頭がその後ろを併走しながら正面を通過していきました。前半の800mは50秒9のミドルペース。
3コーナー手前から逃げたトーコーヴィーナスと追ったララベルで後続を引き離していき,この2頭のマッチレースに。直線でララベルが交わした後,トーコーヴィーナスも食い下がって差し返しにいったように見えましたが,ララベルがこれを退けて優勝。トーコーヴィーナスが半馬身差の2着。3コーナーで3番手に上がっていたアイスキャンドルがそのまま流れ込んで4馬身差の3着。
優勝したララベルは年末の東京2歳優駿牝馬以来の実戦を勝利で飾り南関東重賞3連勝。遠征してきた2着馬を除けば力量上位。久々の実戦と初めての浦和コースが課題でしたが難なくこなしました。いずれも僅差で3連勝しているように,勝負強いタイプなのでしょう。次は東京プリンセス賞と思われますが,大きく崩れることは考えにくいと思います。父はゴールドアリュール。
騎乗した大井の真島大輔騎手は東京2歳優駿牝馬以来の南関東重賞制覇。第56回以来5年ぶりの桜花賞2勝目。管理している荒山勝徳調教師は桜花賞初勝利。
医学的処置によって僕の身体の完全性の移行が停止されても,Ⅰ型糖尿病の発症の前後で,僕の身体の本性の変化が生じたことは動かし難い事実です。これもだれもが同意できると思います。つまりこの例でいうと,完全性の移行の完了が,本性の変化の確定になります。本性と実在性の関係から,完全性の移行を本性の移行とみなすことが可能で,本性の移行が完了すれば本性の変化が残るのも,論理的には無理のない解釈です。
こうした事情ですから,この具体的事例に関して,論理的に説明する必要は薄いといっていいかもしれません。しかしこれが自明であるといえるかといえばそうではないでしょうから,『エチカ』にも訴えておきます。いろいろな方法が考えられるところですが,ここでは岩波文庫版117ページの,第二部自然学②要請四を利用します。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6c/e4/8a39ee39b353a15d52bca9547f525f0f.jpg)
「人間身体は自らを維持するためにきわめて多くの他の物体を要し,これらの物体からいわば絶えず更生される」。
ごく単純にいえば,現実的に存在する人間は,生きていくために多くの物体を必要とするという意味です。ですからこの要請の内容に関して反対する理由はまったくないといえるでしょう。水とか酸素とか,人間が生きていくこと,ただ単に生命を維持するという意味において必要なものというのが数多くあるというのは,科学的な意味においても明らかなことだからです。またそうした物体によって,人間の身体が更生されているというのも,やはり科学的真実といっていいだろうと思います。もちろんスピノザ自身もそうしたことを承知の上で,これを要請として呈示していると理解しておくのが妥当であると思います。
僕の身体の本性の変化の説明の前に,この要請に関する注意をひとつだけ与えておきます。ここで身体が維持のために必要とする物体は,身体の起成原因causa efficiensです。というか,スピノザはそれがcausa efficiensであることを念頭に,身体は維持され更生されるといっています。スピノザは第二部定理一九の論証でこの要請を援用しますが、その援用の仕方から,このように解釈しておかなければなりません。