スピノザの『エチカ』と趣味のブログ

スピノザの『エチカ』について僕が考えていることと,趣味である将棋・競馬・競輪などについて綴るブログです。

黒潮盃&公理的性格

2008-08-17 19:05:36 | 地方競馬
 13日に大井競馬場で行われた,全国地方競馬交流の3歳限定南関東重賞の第42回黒潮盃を,遅くなりましたが回顧します。
 最内枠からバルバンクールの逃げ。スムーズなレースが身上の馬ですので,最内枠では当然の作戦だったかもしれません。タケノショウリュウ,ジャイアンツゲットと,人気上位の2頭がこれを追いました。最初の800メートルは50秒6。3ハロン目から極端にラップが落ちていて,1800メートルでは珍しいくらいのスローペースでした。
 このペースに業を煮やしたのが最後尾にいたジルグリッターで,向正面で一気に進出。逃げたバルバンクールはこれに対応できず,タケノショウリュウが先頭に立ち,ジャイアンツゲット,ジルグリッターの3頭が並んで直線に。
 最内のタケノショウリュウが最初に脱落。残る2頭の叩き合いとなりましたが,これを外からギャンブルオンミーが鮮やかに交わしさって優勝。2頭の叩き合いはジルグリッターが制して2着。ジャイアンツゲットは3着でした。
 優勝したギャンブルオンミーは5月の東京湾カップ以来となる勝利で南関東重賞2勝目。ここはおそらく現状の力量では最上位で,問題は58キロという斤量だったのですが,見事にこなしました。
 鞍上は大井の戸崎圭太騎手で,先月のスパーキングレディーカップ以来の重賞・南関東重賞勝利。管理するのは船橋の佐藤賢二調教師で,黒潮盃は共に初制覇となっています。

 明日は水沢でクラスターカップ。フェラーリピサ◎,メイショウバトラー○,トーセンブライト▲の3頭が上位。あとはタイセイアトム△とダイワメンフィス△。

 これで単にすべての物体に共通であるような事柄だけではなくて,自分自身の身体のうちにある何らかの要素についても,それと共通の要素を有するような外部の物体と関係し合うということによって,人間の精神のうちにそのことの十全な観念が生じるということが分かりました。よって人間は,そうした事柄についてもあらかじめの前提とすることが可能であって,この前提から必然的に正しい結論を導き出すことができるということになります。そしてこれにより,前提と結論の関係が意味していることが,単に論理的な意味だけではなく,現実的な意味においても十分に確保されたといっていいのではないかと思います。
 ところで,今回のテーマとはこれは直接的に関係するわけではないかもしれませんが,こうした事柄は,人間がより多くの十全な観念を有するようになるための,ひとつの公理的な性格を帯びた結論を導き出します。すなわち人間は,自分自身とより多くの共通の要素を有するものと多く関係すればするほど,それだけ多くの十全な観念をもつことができるようになるというものです。逆にもしも人間が,何ら自分自身と共通点を有さないようなものと関係する限り,この人間は混乱した観念を有するだけでしょう。もっともすべての物体は何らかの共通点は有しますから,これ自体は現実的な意味をもっているわけではありません。ただ,人間が多くの十全な観念を有するためには,なるべく自分と共通点を有するものと多く関係を結ぶ必要があるということは,間違いのないところだと思います。
コメント
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