INSIDE SORAMAME

私の頭の中のキオクを綴っていくつもりです・・

シューテングスター(68)

2011年05月19日 |    ┣ シューテングスター
(つづき)
福岡県宗像市空と海の間に「京泊」。
「鐘崎車庫」の2つ先にある、郊外部の沿岸部の「狭義の終点」のひとつ(「の」が多いですけど)である。


現在の本数は一日2本(平日のみ)なのだが、ここ「京泊」にやってくるバスは東郷駅からの「2番」で、「京泊」を出発するバスは赤間営業所に向かう「3番」であり、非対称な状態となっている(もともと「2番」はなく、「3番」のみだった。ただし「3番」は現在のネオポリス経由ではなく東郷橋経由)。
それでも利用者が全くいないという訳ではなく、それなりに成り立っているようにも見える。

博多ふ頭入口経由の「なかたに号」が一日一本片道だけ設定されていたり、「11番」の能古渡船場系統は片道だけだったり、門司の「太刀浦」を発着するバスは上下で本数のバランスがとれていなかったり、小倉港フェリーターミナルに乗り入れるバスは一日一往復ながら曜日と往路復路でバリエーションがあって「なかたに号」「ひきの号」「いとうづ号」の全てが乗り入れるカタチになっていたり…、「海に近いところを走る本数の少ない路線は、上りと下りを非対称にしたほうがよい」という縁起担ぎ的なものでもあるのだろうか…?(←おそらくないと思いますが)。

神湊~鐘崎~波津」のバス路線が旧国道3号を介さずにつながっていた時代は遠い昔となり、現在は、「沿岸部の漁港(神湊・鐘崎・波津。内陸部に漁港はあまりないですけどね)住宅団地~旧国道3号沿いの中心地(福間・東郷・赤間・海老津)」という路線が旧国道3号に垂直的にいくつか併存するという構造に概ね変わってしまっている。
「沿岸部の漁港」よりも、途中の「住宅団地」のほうが路線の存否に対する影響力を持つようになって久しいと思うのだが、願わくば、今後も西鉄の路線として残っていってほしいものである。
(つづく)

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