白雲去来

蜷川正大の日々是口実

菜種梅雨 寒し便器は桶である。

2024-03-26 12:31:13 | 日記

3月25日(月)雨。

この時期に雨が続くのは「菜種梅雨」という。野村先生の句集『銀河蒼茫』に「八下独居は如何にも古めかしい造りなり、一句」として「菜種梅雨 寒し便器は桶である」というものがある。いかにも時代を感じさせるもので、先生が入所した昭和30年代の千葉刑務所は戦前の佇まいを色濃く残していた。

春眠暁を覚えず。ではないが、のんびりと起きて、昼食を兼ねた遅い朝食は、天ぷらうどん。夜は、手羽先の塩焼き、新ワカメのしゃぶしゃぶ、鍋焼きうどん。お供は、「黒霧島」の「MELT」。新ワカメは、しゃぶしゃぶが美味しい。ポン酢、金のゴマダレの二種類で食べる。お湯に入れると、アッというの間に鮮やかな深緑色に変わる。これを観ているだけでも楽しい。残りは、ウェイパーを使ってわかめスープにした。午後から、かかりつけの病院へ常備薬を貰いに行く。

ある旅行記で知った本がある。新潮選書の『中華美味紀行』(南條竹則著)。古い本なのでネットで探そうと思ったらヒットした。700円ぐらいの物で早速取り寄せようとしたら、支払いがカードのみとなっていた。ネットで買い物をするときに、ちょっと怖くてカードを使わないようにしている。支払い手番号を貰ってコンビニで入金を心がけている。面倒なのだが、カードを使うと、怪しいメールが連日のように届くので、ネットの支払いは現金で行っている。返却したカード会社から、支払いの催促のメールが来たり、最近は、東京電力を装った会社から「支払いがされていません」とかの督促のメールが頻繁に来る。「他人を出し抜く」「利益のためなら手段を選ばない」というネガティブな意味合いで使われる言葉が、「生き馬の目を抜く」。嫌な時代になったものだ。※三上卓先生から野村先生に宛てた手紙。この時、野村先生が入っていた房が「八下10房」であることが分かる。

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