白雲去来

蜷川正大の日々是口実

インドの潜水艦映画。

2021-09-30 18:00:23 | 日記

9月15日(水)曇りのち晴れ。

コロナ禍でほとんど出かけないので、時間だけはたっぷりとある。若いころとは違って、夜になってもそわそわもしないし、狭斜の巷に出かけようとの意欲も最近はない。それでも、気の合う友人らとうまい物を食べたい。という欲求はある。

最近頑張っているのは、パソコンに無造作に入っている様々な資料や写真の整理である。例えば、随分前に頂いた貴重なポスターの加工。加工と言っても、専門のソフトを駆使して編集する能力がないので、今使っているパソコンのソフトで、ポスターの傾き程度の編集しかできない。もう少し勉強して、皺や折れ筋などを修正できるようにしてみたい。

夜、ネットフリックかアマゾンプライムか忘れたが、インドの「インパクト・クラッシュ」という戦争映画を見た。俗に「潜水艦映画にはずれなし」と言うが、この映画も面白かった。『インパクト・クラッシュ』は、2017年に公開されたインドの戦争映画。映画は第三次印パ戦争中に発生した事件を題材にしておりインド海軍潜水艦の将校と乗組員の18日間を描いている。映画は戦争中に沈没した潜水艦「ディアブロ」を扱い、「ディアブロ」を撃沈することになったインド海軍潜水艦「カランジ」の乗組員の勇気と愛国心に焦点が当てられている。(ウイキ)

潜水艦映画はドイツの「Uボート」が白眉だろうが、日本の映画にも面白いものが多い。私が好きなのは、昭和19年の4月に公開された「轟沈・印度洋潜水艦作戦記録」という映画。一度事務所にある潜水艦物の映画のすべてを、見てみようかな。


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「仮縫い」が懐かしい。

2021-09-27 18:14:48 | 日記

9月14日(火)曇り。

夜、私の自宅の近くの寿司屋で、今年の群青忌・墓前祭に関する打ち合わせ会を行った。緊急事態宣言下で遠方から関係者に来て頂くのは、主催者側としては申し訳ない。また、今月一杯で緊急事態宣言が解除されたとしても、再度、コロナの流行がないとは断言できない。結果として、今年の墓前祭は中止と言うことに決定した。しかし、野村先生の法事を行わないわけには行かないので、10月16日(土)の午前11時より、菩提寺にて先生のご親族、近親者、門下生にて墓前祭を執り行うことになった。恐縮ですが、ご理解頂けましたなら幸いです。

小説家で文芸評論家でもあった丸谷才一さんの句に「仮縫いで二三歩あるく銀座かな」と言うものがあると、先日購入した『銀座で逢ったひと』(関容子著・中央公論新書)で知った。不勉強で著者の方を知らず、本の帯に「著者が銀座で逢った、忘れ得ぬひと、三十八名」の名前にひかれて購入した。素晴らしい文章に魅せられたが、それもそのはず、著者の関さんは、有名なエッセイストで様々な賞を受賞している方。失礼しました。

いや背広の話だ。考えてみると、もう長いこと背広を仕立てていない。まあ「吊るし」の背広で間に合うこともあるが、コロナが長引き、会合なども少なくなり、背広を着て出かける機会がめっきりと少なくなった。加えて古来稀な歳となり、おしゃれをして狭斜の巷へ出かける色気と意欲がなくなったからだ。追い打ちをかけるように、二年ほど前に納戸にしまっておいたお気に入りの背広が四着も虫に食われた。後ろ髪を引かれたが、仕方がないのでエイ、ヤッと皆捨ててしまった。たまにの友人たちとの食事会も、なるべく背広を着なくても良い店を選んで行っている。背広の「仮縫い」か。懐かしい言葉となった。ベルサーチにアルマーニが、ベルマッチとアルマジオと聞こえる今日この頃です。


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今の政治家は小粒?

2021-09-27 17:49:39 | 日記

9月13(月)晴れ。

自民党の総裁選挙で政治の話題は総裁選一色。立民などの野党は、「俺たちも取り上げろ」と見苦しいアピールを続けているが、好き嫌いは別として、自民党の総裁になる人が、我が国の総理大臣となるのだから、マスコミも、野党などに構ってはいられないのだろう。自民党の四候補、失礼ながら「帯に短し、襷に長し」と言った感じか。

名前は失念したが、ある政治評論家が、「自民党の政治家も小粒になった」と言っていたが、良く分かる。良く分かるというのは、その評論家が若い頃には、取材する、あるいは評論する対象の政治家は、恐らく自分よりも年上、きっと自分の父親と同じ年齢の政治家が多かったのではないだろうか。私が、民族派運動に入った頃の大物政治家、例えば、岸信介、佐藤栄作、池田勇人、中曽根康弘、宮澤喜一、田中角栄といった人たちが現役で活躍していた。当時の私から見たら父親と言うよりもお爺さんの年代の人たちばかりだ。

古希を迎えた現在、総裁選に立候補している四人は、皆私よりも年下の人たちだ。同じように政治評論家から見れば、現在の政治家が「小粒」に見えたとしても仕方がないかもしれない。しかし、現在は、その人たちしかいないのだから「小粒」の皆さんに期待するしかない。

午前中に、機関誌『燃えよ祖国』の270号を発送。夜は、休肝日とした。


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時代を映す愛国党のポスター。

2021-09-25 13:51:49 | 日記

9月12日(日)曇りのち雨。

左右の運動の主流が街頭活動だったころ。当然ながらポスター貼りは、文字通り「ポスター戦」だった。取り締まりもそれほどうるさくなく、現行犯でなければ、逮捕されることもなくポスターは貼り放題だった。何と言ってもずば抜けていたのは愛国党のポスターだった。他団体がポスターを作っても、東京の中心部では、愛国党のポスターばかりで貼る場所を探すのが大変だった。

私が若い頃の東京には、愛国党の他、防共挺身隊、大日本清流社、防共新聞社、学純同といった団体のポスターが、それこそ主要駅の周りには右翼のポスターで埋め尽くされていた。もちろん左翼のポスターも多く、そのポスターの上にポスターを貼る、いわゆる潰し合いも運動の一環だった。政治団体以外では「どもり、赤面、対人恐怖症は治る」のポスターも良く目についた。

私は、東京でのポスター貼りは経験がないが、横浜では、毎晩のようにポスターを貼って歩いた。私が貼ったポスターを見て、世の中が変わるのではないかと言う思いがあった。私は20代の前半。思えば純粋な頃だった。デジタルな時代になり、またポスター貼りで逮捕されると驚くほどの高額な罰金を科せられたりで、「ポスター」は左右の運動の主流ではなくなってしまった。

その愛国党のポスターをスクラップし、CDにコピーしたものをを舟川孝さんから頂いた。何と言っても愛国党のポスターは戦後の政治史をそのまま表現している。頂いた物で古いものは、赤尾先生の「追放を解除せよ」何て言うものもあって驚かされる。赤尾先生の追放が解除されるのは昭和26年(1951)のことであるから、まだ進駐軍の右翼への取り締まりが厳しい中の1950年にそういったポスターを貼る勇気にはただ、ただ脱帽せざるを得ない。また愛国党のポスターと言えば、戦後の東京の風物の代名詞のようなものだった。植木等の映画「無責任シリーズ」の中に、植木等が恋人役の藤山陽子と丸の内を歩くシーンの中に愛国党のポスターが映っていて時代を感じさせる。

舟川さんから頂いた、素材をPCのソフトを利用して、何とかきれいにしてお見せしたいと思っている。※写真は赤尾先生の追放解除を要求する1950年のポスター。


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念願のA3スキャナー。

2021-09-25 13:01:15 | 日記

9月11日(土)晴れ。

以前から欲しかったA3まで大丈夫なスキャナーを買いに横浜駅のヨドバシカメラへ。現在使っているのは2台。エプソンのGTーX820というスキャナー専用機とプリンターとファツクスなどの一体型のHP(ヒューレット・パッカード)のOfficePro8710と言う機種のもの。HPのものはリースである。エプソンのスキャナーは解像度がとても良く、もう12年も使っている。最近は、プリンターやファツクスなどが一緒になった一体型の物が主流で、スキャナーの専用機種というものがあまりない。それもA4サイズが最大である。

本や頁数の多い書類などをスキャンするには「スキャンスナップ」がとても便利だ。単行本一冊を入力するのに五分もかからない。それも両面である。野村先生の『銀河蒼茫』などを電子書籍化するつもりで以前買ったが、おお!ここまで便利になったか。と感心した。

そうそうA3まで大丈夫なスキャナーの話。パソコンで調べたら「サンワダイレクト」という会社に「A3スキャナー・フラットヘッド」と言う物があることを知って、ヨドバシに行った次第。ポイントが15000ぐらいあるし、それを使えば安くなるという下心を持って行ったが、残念ながら、そこのメーカーの物は扱っていないという。結局ネットで注文した。4万7千9百80円。高いか安いか分からないが、とりあえず、前から欲しかったものが手に入って満足である。

夜は、カツオ、エビチリ、鶏肉のトマト煮。お供は「伊佐美」。酔狂亭にて独酌。


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