老いの途中で・・・

人生という“旅”は自分でゴールを設定できない旅。
“老い”を身近に感じつつ、近況や色々な思いを記します。

秋の京都を訪ねて その④ ~妙心寺~

2017年11月16日 19時20分20秒 | 旅行/色々な風景
 ここは臨済宗妙心寺派の大本山で、我が家の菩提寺である兵庫県宍粟市にあるお寺の本山にもあたります。
普段は菩提寺との付き合いだけで大本山の妙心寺に来る機会もなく、私自身も50年以上も前に祖母に連れられてきた記憶があるくらいです。

 広大な敷地には46の塔頭寺院が立ち並んでいますが、ツレアイも全くの初参拝なので、雲竜図・ 日本最古の名梵鐘などがある法堂や明智風呂などを案内して頂くことにしました。

 先ずは、集合場所である大方丈から法堂(はっとう)へ。この天井には有名な八方睨みの雲竜図(狩野探幽法眼守信作)がありますが、今は使用されていない国宝の梵鐘(黄鐘調の鐘)も安置されていました。
次に案内して貰ったのは浴室(通称:明智風呂)で、内部は蒸し風呂形式になっていました。

 次いで、この妙心寺内に沢山ある塔頭の中で、庭園で有名な退蔵院を訪れ、人の少ない静かな禅宗の庭園をゆったりと拝見しました。

 これで秋の京都を巡る一日が終わりましたが、紅葉の美しさには生命力溢れる春の花たちとは違う意味で何となく惹きつけられるものがあり、今年も天候を睨みながらもう少し行き先を探してみます。(まさ)


山門

法堂

法堂天井の雲竜図(icotto.jpより)

大方丈

浴室(明智風呂)

同上内部 蒸し風呂形式です

退蔵院 庭への入口

陽の庭

陰の庭

大休庵

庭園 余香苑

庭園にある柿(ロウヤガキ)