老いの途中で・・・

人生という“旅”は自分でゴールを設定できない旅。
“老い”を身近に感じつつ、近況や色々な思いを記します。

医療関係の検査方法の進化

2017年08月20日 20時34分32秒 | 高齢化社会での生活・終括・社会保障など
 最近の医学の進歩には驚くばかりで、かっては不治の病とされていた病気の多くが、色々な治療法の開発で治るようになっていますが、これと共に病気を発見する検査方法の進化も相俟っています。
これにより、病気の早期発見並びにより効果的な治癒の効果は驚くほど進んでいると思います。

 今日の毎日新聞で、この驚くべき検査技術の進歩に関する記事が2件紹介されていましたので、お知らせします。(この分野の専門家ではありませんので、要件のみの紹介です)

1)血液1滴で13種類のがん検査
 国立がん研究センターなどのチームが開発した検査法で、ガンが血中に分秘する「マイクロRNA」と呼ばれる物質を検査する方法で、それぞれのガンに応じて特有の「マイクロRNA」があり、分秘量の量を調べることで、13種類のガンを95%程度の確率で発見できるというもののようです。

 従来の腫瘍マーカー検査では、ガン細胞が死ぬ時に出るたんぱく質を検出するので、ガンがある程度進行しなければ発見が難しく、且つ正確性に問題もあったことが解決できるようですが、長期間保存した血液では「マイクロRNA」の変質問題もある様で、更に臨床研究が必要なようです。

2)指に光5秒間で血糖値検査
 中高齢者に多い糖尿病については、現在は指に小さな針を刺してわずかな血液を採って、センサーで血糖値を測る検査方法が主流ですが、量子科学技術研究開発機構のチームでは指に光を当てるだけで血糖値を測定できる技術を開発したようです。

 血液中の「糖グルコース」だけを捉える光の発生装置を小型化して応用したもののようで、試作品では装置のくぼみに指を置くと5秒で計測できるとのことです。

 現在では、少し体調が悪いと各家で血圧を測定した上で自己の体調をある程度自己判断できるようになっていますが、今後は血糖値も自宅で管理出来るようにもなりそうです。


 本当に、医学関係の技術進歩は目を見張るばかりですが、これにより何とか医療費の総額抑制ができれば理想的ですね。(まさ)