西宮市議会議員 しぶや祐介の活動日記

「子育てするなら西宮」「文教住宅都市・西宮」「住み続けたいまち西宮」の実現を目指す西宮市会議員のブログ。

「今の施設がある限りは使い続けます。だって勿体ないもん...」とかアカンでしょ。改めて、リゾ鳴尾浜の今後についてゼロベースで考えるべきです!

2018-11-19 14:46:48 | 市民に信頼される公正で効率的な行政と議会

なにかと行事が多い、この季節。
念願かなって1か月半ぶりに取れた休日をフル活用して行ってきましたよ、姫路セントラルパーク!
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何度見てもすごいな、キリンの舌...
「家族サービス」とか言うけども、喜ぶ子供の姿からエネルギーもらってるのは、明らかにこっちですね。

しみじみ、こういう時間、大切にせんとあかんなあ、と。
「どっか行くぞ!」と言って、喜んでついて来てくれる期間なんか短いもんなあ...

さて本題、今日のブログは時々取り上げているリゾ鳴尾浜について。

私、今年は都市局・土木局・上下水道局を担当する建設常任委員会の委員長を務めています。
で、建設常任委員会で今年度、集中的に討議する施策研究テーマをリゾ鳴尾浜にしたのですよ。
ちなみに間もなく発行される市議会だよりの最新号に、リゾ鳴尾浜を施策研究テーマに選んだ理由(←もちろん私が作成しました)が掲載されることになっています。
その内容は以下の通り。
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▼施策研究テーマの選定理由
 リゾ鳴尾浜は㈱鳴尾ウォーターワールドが経営する、プール・フィットネス・温泉を中心とした複合リゾート施設です。
 平成29年度の売上高は4億5827万円、経常損益は252万円の黒字。経営状況は一見、良好に見えますが―●建物の賃借料免除●駐車場の賃借料免除―等、年間1億円以上の税金が投入されており、実質的には大幅な赤字経営です。また建設から20年以上が経過し老朽化が進んでいるため、今後15年間で15~20億円程度の修繕費が必要となる等、施設の存続に伴う市の金銭的負担は、きわめて大きいものです。
 加えて、―●民間の温泉施設・フィットネスが多く存在する●プールも近接する「尼崎スポーツの森」に設置されている―中、市が多額の公金を投じてまで、施設を存続させる必要があるのか?という点についても慎重な検討が必要です。
 こうした状況を踏まえ、リゾ鳴尾浜の今後について検討するため、30年度の施策研究テーマに設定しました。今後、委員会として議論を重ね、当局に提言書を提出する予定です。
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うん、どっからどう見ても私の主張バリバリですね(^^)v

で、本日の委員会で市側に要望していた資料が概ね、提出されてきたわけですが。
その中で、とても気になったのが「施設を更新する場合に必要となる費用は?」という質問に対する回答がなかったこと。
「今後、必要と想定される維持修繕費は?」という問いには、ちゃんと「15年後程度(築40年)の期間内に」「15億から20億円必要となると想定しています」という回答があったんですけどね。

こういうところで思うのは、市は「一旦作った施設がある以上、それが使えなくなるまでは大金投入してでも使い続ける。だって勿体ないし。でも、大金はたいて施設作りかえるほどでもないから、その時にはやめたらええんちゃうの...」的なことを考えてるんではないかいな...ということ。
でも、それって経済学でいうところの典型的なサンクコスト(=既に支出され、どのような意思決定をしても取り戻せない費用)だと思うんですよね。
サンクコストについては「それまでに費やした資金や労力、時間を惜しんで事業を継続すると、損失が拡大するおそれがあることから、意思決定に際して、サンクコストは無視するのが合理的とされる」てな解説がデジタル大辞泉にも掲載されてるわけで、まさにアカン見本だと思うんですよ、リゾ鳴尾浜。
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サンクコストとは-コトバンク

しみじみと、なんでもかんでもやり続けるような余裕、今の西宮市には全然ないと思うんですけどね...
そもそも年間4~5億円しか売上がない施設に対して
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●本来なら毎年1億円以上かかる賃借料を全額免除
●これまでも毎年数千万円から数億円かかってきた維持修繕費を市が全額負担。
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 加えて、今後は、その金額がさらに増えてくる見込み...
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などという経営を続けているのは、私の感覚からすると異常としか言いようがないわけで。

自分が信じる正しい方向に市政を持って行くことが出来るよう、微力ではありますが力を尽くしてまいります。
それでは今日のブログは、このへんで失礼します。