夜中12時頃、そろそろ寝よかと思っていたら、消防からの呼び出しで、
あわてて出動。
ところが行ってみると、「誤報orいたずら」ということで、
なにもありませんでして。
火事でなかったのはよかったんですけど、こういうことする奴は許せん。
同じタイミングに、別の場所で火事があったりとかしたら、
下手したら、取り返しのつかないことになる!
ということが、分からんのですかね。
ほんま、腹立つ。
さて、いよいよ今日からは一般質問のご報告です。
出来るだけテンポよく進めていきますので、お付き合いください。
それでは早速、始めます。
(黒文字がこちらの質問。赤文字が向こうの答弁。
青文字は、要望&私のコメントです。)
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昨今、国・各種研究機関・マスコミ等が、
地方公務員の給与制度に多くの問題を提議しています。
そこで今回の一般質問では、
本市職員の人事・給与制度を中心に質疑します。
なお「給料」と言う場合、給料表で定められた基本給のことを、
「給与」と言う場合、「給料」に各種手当を含めた全額を
指すことをお断りしておきます。
お手元の資料の表面【表①・市職員と民間同職種従事者の給与比較】
「1.pdf」をダウンロード をご覧下さい。
同じ職種に従事する市職員と民間従業員の給与を比較しました。
左側に、市職員を給与月額が高い職種から低い職種の順に上から並べ
右側に同じ職種に従事する民間従業員を並べました。
なお表で示した金額は昨年、人事部が公表した資料に基づいています。
さて、この表からは、
○ 「民間同職種に従事する方々と比較して給与水準が高い」
と批判されることの多い技能労務職の中でも、
自動車運転手の給与水準が飛びぬけて高い
○ 技能労務職の給与水準が、民間で同職種に従事する方々と
比較して、全ての職種において圧倒的に高い
という二つの問題が明らかになります。
では、なぜ、このような問題が起きるのでしょうか?
まず一点目、
『「民間同職種従事者と比較して給与水準が高い」と言われる
技能労務職の中でも、自動車運転手の給与水準が飛び抜けて高い』
という点について。
担当課長によると「残業・休日出勤による手当が多いため」
ということでしたが、これは妥当な説明とはいえません。
通常、残業・休日出勤が多くなる背景には
○就業時間だけでは完了できないほど業務量が多い
○拘束時間が長く、就業時間内の業務完了が困難
○突発的な対応が必要なケースが多く、休日出勤を避けられない
等の理由があるはずです。
ところが車両課職員の勤務状況は、これに当てはまりません。
【表②・車両課職員の乗務実績】「2009070602.pdf」をダウンロード に、
運転日誌を基に、昨年3月の勤務状況をまとめました。
表の左端部分・丸で囲んだA氏の勤務実績をご覧下さい。
これはA氏の場合、「稼働時間」の列に数字が記載されている
3/3、3/4、3/5、3/6、3/10、3/11、3/13、3/14、3/25、3/26、3/27
の計11日間、運転業務があったこと。
3/3であれば、3時間・48km運転したことを示しています。
さて、この表にまとめた内容と表作成過程における調査の結果、
私は車両課には
○運転日誌の内容が不正確
○勤務・稼動状況に大幅な見直しの余地がある
○車両課の使われ方の前提に「存在する以上、使ったほうがよい」
という本末転倒な考えがある
という大きく三つの問題があると考えるようになりました。
そこで、それぞれの論点について詳しく見てまいります。
まず一つ目の論点、「運転日誌の内容が不正確」という点についてです。
表の右上部分・丸で囲んだH氏の3/3から3/7の乗務実績をご覧下さい。
この期間、乗務記録によるとH氏は毎日8時間乗務していますが、
日々の運転距離は一番長い日でも12km、短い日は6kmでしか
ありません。
他にも、一日の稼働時間と比較して走行距離が著しく短い事例が
多数存在します。
また、車両課に依頼して公用車を利用した各部署への
ヒアリングの結果、依頼元の部署から
「確かに、その日、公用車を利用した。
しかし運転日誌に記載されているほど長時間ではない。」
という声を多数聞きました。
また行き先が「市内各所」としか記されていないなど、
運転日誌からは乗務実態が確認できない記録が多数存在します。
これでは運転日誌によって勤務実態を把握することは不可能です。
以上の内容を踏まえて、三点質問します。
一点目、運転日誌の内容は勤務実績を適正に反映しているとお考えか?
二点目、過去、勤務実績を踏まえた適切な運用が行われてきたと
お考えか?
三点目、今後、運用を改める必要はないのか?
↓
正確に業務内容を反映していないと思われる運転日誌を含めて、
業務体制の見直しと運行体制の改善、
効率化のための基礎資料作りとして、
過去の運行実績のデータ化による洗い出しを行っております。
また、運転日誌をデータ入力し、勤務実態の把握に努めており、
現在、業務実績の数値化と正確なコスト分析という、
具体的な業務の点検作業を行っているところでございます。
現在、車両課内部において、業務の効率的な運営に向けた
プロジェクトを立ち上げ、詳細にわたる現状分析を行うとともに
具体的な業務改善策を検討しているところであります。
具体的には、時間外勤務の縮減に向けた取り組みとしての
翌日の車両運行態勢を見据えた車両清掃業務の効率化や、
待機時間内において効率的に行うことができる業務の選別、
貸出状況に応じた配車体制の見直し、あるいは、
適正な勤務状況把握を目的とした
運転日誌のパソコン処理化等々でございます。
↓
「業務体制の見直しと運行体制の改善、効率化」のため、
「業務実績の数値化と正確なコスト把握」に努めていること。
「業務の効率的な運営に向けたプロジェクトを立ち上げた」こと等、
ご答弁いただきました。
これまで業務実態が把握できず、
運用の改善にも取り組めていなかった、
という事実を真摯に反省し、抜本的改善に取り組んでいただきたい。
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というのが、まずは一発目です。
一発目の質問で明らかにしたかったのは、要するに、
「車両課の現在の勤務形態には非常に無駄が多いのではないか?
また本来、車両課の稼動状況を管理するためのツールである
運転日誌の中身には、
○きちんとチェックされていないうえ、
○チェックに耐える内容になっていない
という問題があるのではないか?」
ということを指摘し、当局方も、それを認めた、ということです。
これで、質疑を行うに当たっての大前提が共有できました。
なので、ここからは更に具体的な質疑に移っていきます。
というわけで、今日はここらへんで終わりにします。
だいぶ長くなってきましたし。
順次、更新していきますので、お付き合いくださいませ。