MOMENT

レンタルDVD三昧なアナログオヤジの、残日録。

ルーカスと魔法の青いドア

2022-09-21 17:08:00 | 洋画未公開
これは珍しいポーランドのお子様映画っていうか、いわゆるジュブナイルな作品
ただテンポが実に悪いのと内容がジュブナイルにしては国民性なのかこの映画だけなのかはわからないんだけど
実に暗いのが難点って言うどころか、もっと酷い難点もっていうことは最後に語って終わろうと思います。
 
母一人子一人で楽しい生活を送っていた主人公のルーカスは
バカンスに母と出かけるもののなんと自動車事故に遭い、足を負傷したどころか
大好きな母親は昏睡状態になり、
最初はアパートの下の階の老婦人に引き取られたものの
突然現れた全く母親から聞いてない存在の肉親である母の姉であるという叔母のアガタに引き取られる。
 
新しい住まいは田舎の古びたホテルとしての営業されてる屋敷
ルーカスは母親から離れるのがいやだし、この屋敷も大嫌いだし
村の三人の悪ガキには虐められるはで叔母を恨む様になっていくが
 
ある日、屋敷の青いドアを叩き続けると、あら不思議、ドアの向こうに異世界が広がっていた
そこは不思議な鳥が飛び、村には建物があるものの誰もいない世界であった
現実で嫌なことがあるとその異世界に逃げ込むようになったルーカスであったが
実はこの異世界は悪の空間だったのだが
突然叔母が蜘蛛の化身となってルーカスを襲ってきたため
村の悪ガキ三人とこの異世界に逃げ込み・・・
 
村の子供らとの関係性や異世界の描写が薄いから蜘蛛の化身が突然現れても話が全く盛り上がらない
そうどうしていじめられてた悪ガキ三人と仲良くなったのかもわからないし
叔母の蜘蛛の突然の化身もわからんし、変身クモ姿も全く怖くもない
彼ら子供たちが右往左往するだけだったし
この子供たちの冒険譚自体が浮いているんですよね
 
実はこの冒険譚自体が件の交通事故で昏睡状態だったルーカスが昏睡状態の中で見ていたて夢の話だったというオチだった、なんだ夢オチかよ
って、三人の子供たちもこの時病院に入院していて、これまた昏睡状態の子供でなんとルーカスと同時に昏睡から意識が戻ったいうご都合主義に
母親は事故では無事で昏睡していたのがルーカスだったっていうのは・・・
もうこの難点のオチだけでどうでも良くなった作品なのに
オチだったってとこで終わればいいのにさらに蛇足的な説明映像がダラダラと・・・・
 
2016年製作、ポーランド映画
マリウシュ・パレジ監督作品
出演:ドミニク・コヴァルチック、エヴァ・ブラシュチック、マグダレーナ・ニエク、ミハウ・ジェブロフスキー、テレサ・リポフスカ
 
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ブラインド・ラブ ~言い出しかねて~

2022-09-20 23:09:11 | ピンク映画
日本映画専門チャンネルのが企画プログラム“おとなの桃色シネマ白書”9月の2本目は
この「ブラインド・ラブ ~言い出しかねて~」という国映製作、新東宝配給のこの作品

R−18での劇場公開の時のタイトルは「わいせつステージ 何度もつっこんで」という完全なるピンク映画全としたタイトルでしたが
R-15版でOAされたこの作品は2006年にインターフィルムからDVDリリースされたときのDVDにR−15の修正ボカシを入れただけだと^_^
 
要は“ブラインド・ラブ”のタイトルが示す通り、チビな腹話術師大助のもとに、ファンだという盲目の少女ヒカリが訪ねてくる。
彼女は大助の声を聴いて彼に一目惚れして花束を持ってきたが、ひょんな事で花束を受け取ったのは大助の弟子洋一だった。
長身な洋一を大助だと勘違いしたまま、のぼせ上がるヒカリを前に、大助と洋一はふたり一組そう声で誰かわかるので人間腹話術で彼女とデートをすることになり、声は大助、身体は洋一と担当を振り分けてのセックスだったが・・・

後藤大輔監督の傑作ピンク映画です。
所謂、女性でも安心して観れるピンクで一般上映されても問題無い純愛で悲恋もの
現代OP・PICTURESがR−15作品とR−18作品の両立で客層の女性掘り起こしをしてる源はこの映画だったのかもしれない、
 
そう盲目のヒカリは体験3人目と言っていたがこれは障害者の強がりで、本当は初めてだったんですね。
それを知った大助の心情が実にいい、ここいらがこの映画の肝でしたが
腹話術師が生身で腹話術をするところのアイディアが素晴らしい作品


にわかピンク映画のファンっても先に書いたOP・PICTURESの女性観客層掘り起こし作品群からピンク映画をを見始めた私にとってはヒカリ役の向夏という女優さんはお初なお方ですし
時代的にAV女優さんではなくピンク専門女優さんとしての自然でピュアな演技ですから
この作品余計滲みてくるんですかねぇ
 
日本映画専門チャンネルもいい作品を探してきますねぇ
ラストはアンハッピーエンドなのに完全なるハッピーエンディングでしたよねぇ
 
切り口の違う記事はコチラ
 
2005年製作、日本ピンク映画、国映製作・新東宝映画配給作品
後藤大輔脚本・監督作品
出演:小滝正太、川瀬陽太、向夏、望月梨央、狩野千秋森田りこ、池島ゆたか、中村方隆、山内一生
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RUBIKON ルビコン

2022-09-20 17:22:07 | 洋画未公開
全く売り方がある意味A級作品的なのに
そして惹句にしてもこっちをかなり誘ってくるものの実に言って全く面白くない作品
敢えて言うならクソをチョコレートでデコレーションした様な作品
真夜中に見ていたからではなく何回か寝落ちしまくりで
こういった場合は一旦意識が戻ったところでトップに戻して見直すのが常ですが
見直したからまた落ちないって限らんなと言うことでそのまま飛び飛びで見てきました
 
って事で、実はブログアップしちゃいけないのかもしれないけど
最初っから地球に人が住めなくなってその解決策として
なんと民間企業が国家としての機能を有して宇宙ステーションに宇宙船派遣して地球を救う“藻”を受け取りに派遣されたものの
映画の掴みとして宇宙ステーションにいきなりぶつかりそうになったりしつつなんとかドッキングすると言う何か面白そうと思わせる掴みが良かっただけで
 
と言っても何回かオチてますが日本語音声で見てますので意識はどこかで日本語聞いていた様な気もするんですけども
気づくたびにステーションの乗組員とか宇宙船の乗員もいつのまにか減っていたりで最終的には宇宙ステーションの中で博士と宇宙船の乗組員との3人芝居で終わりを迎えると言う作品

宇宙ステーションで育ててる”藻“が地球のガスを発生させる元のガスを食って酸素を作るって設定はわかったけども
この博士がなぜか宇宙ステーションにいたいのかそんな感じでこいつぜってぇ悪いやつやんて言う言動だし
そうどこから見ても宇宙船を地球に返したくないって言う様なことをしてるように見せてくる
女兵士の言動も全く意味不明だったし、妊娠してる尿が藻を死なせるなんてここまで全く何も言ってきてないし・・・
一人宇宙船を救うため義性になろうって言う兵士もこれまた身勝手な人間だったのが突然正義というか他人を助けなきゃ見たいな行動を起こしたりと
全く三者三様のバラバラな言動で全く噛み合わない作品で
 
スペースオペラ的な作品なのに全体的に宇宙ステーション内での会話劇での110分の映画
一応SFサスペンスなんだろうけどそんなこんなで全く盛り上がらない
これじゃ寝ちゃうの無理ない作品とだけ言っても決して弁解ではないと思う

そう先にも書いた様に三人も自分勝手だったんだけど、宇宙船を失って帰還する術をなくした彼らが救いを求めた地球側も実は勝手だったって言う映画オチだったんですが
寝落ちした私は悪いんですが、誰かこの映画面白さが何処だったのか教えて欲しいんですが
 
2022年製作、オーストラリア映画
マグダレナ・ラウリッチ共同脚本・監督作品
出演:ユリア・フランツ・リヒター、ジョージ・ブラグデン、マーク・イヴァニール、ニック・モヌ
 
コメント (2)
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人間狩り

2022-09-19 23:04:49 | 邦画
ここんとこ古い時代の刑事もの映画を見てきている
今回はピカンチサーカースから埋もれた日活映画に日の目を的にDVDリリースされる作品から
1962年製作の長門裕之さん主演の執念に燃える刑事もの「人間狩り」
まぁ梗概読まないけども時効36時間前に15年前の殺人犯を
なんと完全に”無“からっていうか名前だけで割り出し追い詰めていく映画だと思う思っていたら
 
そこは星川清司脚本ですから単なる刑事ものではなく
犯人を追い詰めていく刑事と並行にその刑事の殺人犯に対する憎悪とでも言える様な執念の出所とこれまで生きてきた”罪も人も憎む“と言った主人公刑事の性格が生まれた過去と
死刑囚のヤクザの元情婦であり想いを両方で寄せ合いながらも心が交差しないということで別れようと思い悩む渡辺美佐子の恋人との人間的な感情が並行して描かれていくんですね
ってことで予告編で謳ってるドキュメンタリータッチではなく
完全なるドラマ作品でしたねぇ
まだまだ日本映画にはこんな埋もれてる傑作があったんですね
 
普通は”罪を憎んで人を憎まず“で作られるのが刑事ドラマですが
この作品は幼少時母を強盗に殺されて生きてきた主人公は刑事になった今でも“罪も人も憎む”刑事だから、ここまでも若いながら5回も警視総監賞を受賞している敏腕刑事
土地の顔役を同僚刑事の梅野泰靖が引っ張ってきたものの、いい含められたのか
別人が自首してきて怒り心頭の長門が悔しがるのを見た顔役がもう時効だけど15年前の殺人を口を滑らすが
 
なんとまだ時効まで36時間残っていた・・・
この土地のボスを演じてる小沢栄太郎の憎たらしさはさすがです
ここから新人刑事と長門がボスの一言から相棒犯を捕まえれば小沢栄太郎を逮捕できると
本当に“無”から有を生み出す執念の捜査が始まる

映画だからきちんと時効時間内に犯人を突き止める主人公だが、
その男は戦後の貧しさの中で自分の子ではないものの子供を助ける為に犯してしまった15年前の罪に苦しみながらも更生し、今では近所でも評判の善人で家族共々貧しくも幸せな家庭を築いていた
 
そんな犯人を前にして、恋人は彼の“人も罪も憎む”刑事魂ついていけないと言った
人間とは、犯罪とは
って言うのを見てるこっちに問いかける作品
それを当時の渋谷、町屋あたりの風景や駅のロケで時代を知ることができる
これは東急文化会館の屋上から俯瞰した都電ターミナルっていうか渋谷駅に入線していく銀座線の車両も見える
このドームはプラネタリュウム、なお東急文化会館は現在渋谷ヒカリエです
エンドマークは新宿東口の夜景でしたねぇ
 
1962年製作、日本映画、日活作品
出演:長門裕之、中原早苗、大坂志郎!渡辺美佐子、北林谷栄、菅井一郎、梅野泰靖、小沢栄太郎、高野由美、山岡久乃、高山秀雄、伊藤孝雄、下元勉、神山繁、河上信夫、玉村駿太郎、藤岡重慶、嵯峨善兵、野呂圭介
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手紙と線路と小さな奇跡

2022-09-19 17:25:31 | 韓国映画
やっぱり韓国映画は一筋縄ではいかないねぇ
最近中国映画の輸入配給が多くて、韓国映画のあの独特なエグい作品だけでなく
実に韓国映画の輸入配給が極端にすくなくなってきてる気がする
そんなこんなで韓国映画に飢えている私、ロマンチック作品は見る気はしませんが
ハートウォーミングだったらいいかなってセットレンタルに組み込んできましたが
 
映画の途中で気付かされるんですが、なんとホラー映画を見せられていたんですね
まぁ私はここではホラーって書きましたがファンタジーって言い換えても、いいかもしれないほどホラーホラーしてるわけではないんですが
そうとわかるまでにもこれは○○ですよって
ちゃんと伏線入れ込んでいたのにもついでに気づかされます
 
ってか、ホラーっていうかファンタジーの他に日本映画でいうところのキラキラ映画の様な要素も入れ込んでいたりして
そのお相手が“少女時代”のイム・ユナさんですからねぇ
ロマンチック映画ダメダメな私でも魅入ってしまうと言った寸法
そして家族ってなんだって言う根本テーマをしっかりと入れ込む芸の細かさ
ここいらは演技派イ・ソンミンに完全に委ねて観客を泣かせに入ってきます
そしてジャケットにあるように見終わった後は、この絵面が醸し出してるほっこり感に包まれてしまうと言う
褒めても褒めきれない作品
いや見逃さなくてよかったって思わされた韓国映画であり
韓国映画界の底なしの力量というか底の深さを教えられた作品だった
 
ってことで何を書いてもネタバレになってしまう作品
最寄りの駅までの道路がないために唯一の最寄り駅まで線路を歩いていくしかない村民たち。しかも、最寄り駅まではトンネル三つと鉄橋を歩いていくしかない
客車列車は一応ダイヤ通りに動くので線路歩行はなんとかなるもののその隙間を走る貨物列車のはタイムスケジュールが完全なる不定期で村民は毎日命がけ

そんな辺境の村に、1人の高校生が駅を作ろうとして奔走する実話ベースのはお話なんですがねぇ
ほっこり感動系の映画だと思ってたのにねぇ“え?あ、そうなの?え?そういう話だったの?”と上に書いている作品だったから想像外の映画だったってわけ

2021年製作、韓国映画(日本公開作品)
イ・ジャンフン監督作品
出演:パク・ジョンミン、イ・ソンミン、イム・ユナ(少女時代)、イ・スギョン、チョン・ムンソン
 
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オートクチュール

2022-09-18 23:14:39 | 洋画
これは今時こんな古めかしいような作品を作るんだって思わせてくれるような
オーソドックスな作品
まさに物語世界を絵に書いたように旧態依然の徒弟制度というか階級社会の縮図のようなディオールのアトリエの階級制度をうまくのせて
さらにヨーロッパ各国が抱かえてる移民問題、そして現実の親子というのか、擬似親子関係にあたるような徒弟制度とかをうまく取り入れて
一応現代映画として作り上げた手腕は見事としか言いようがない
 
男性の私にはオートクチュールが何やらプレタポルテが何かも全くわかりはせぬものの
一本の映画としては先に書いたような使い古されたプロットにフランスが抱える切実な社会問題と家族とかのお話を上手にまとめた作品
 
ディオールの工房(アトリエ)でお針子を勤め
今回のコレクションで引退というか定年を迎えるナタリー・バイ演じるエステルは地下鉄でふと油断しており、っていうか地下鉄コンコースで弾き語りしているリナ・クードリ演じるアフリカ系移民のジャドの指に神経が行っていたからなのか
油断したいた隙にジャドたちからバッグを盗まれてしまう
ジャドは同じフランス映画で移民たちだけが暮らすパリ郊外にある「レ・ミゼラブル」で見られたような巨大アパートに暮らす人間
いわゆるフランスの階級社会のヒエラルキーの底辺にも入れない人種だった
 
そしてディーオールのアトリエ長であるためにこれまた山手の郊外に住み通勤用の衣服はディオールの高級うーるやシルクの服から 
上流階級のが人間と見られてカバン遠取られたわけだが
中身はなんと階級社会の底辺の人間とわかるものばかりで
ジャドは盗ったものを返しにいくと、彼女の指にお針子としてのセンスを見抜いていたエステルはジャドをディオールのがお針子に誘う
 
ここから物語が動いていくんだけど、何日か前にも見た日本の若いお針子が野望を持ってって言った「華麗なる闘い」とは違って
自分が去っていくアトリエに新しいお針子を育てて置いて行こうっていうお話になっていくんですね
一方は育てようって言う気持ち
もう一方は移民という最下層よりも下の階級から最低階級に這い上がれるチャンスをもらってってと言ったお話に
ディオールのオートクチュールの作品がそのデザイン画とかドレスとか目を楽しませてくれているらしいが
私にはそっち系はまるで興味なしでしたが・・・
監督さんは女性だったんですね
 
いつか気付いたら引き込まれていたって言う映画ではありました。
 
2021年製作、フランス映画
シルヴィー・オハヨン脚本・監督作品
出演:ナタリー・バイ、リナ・クードリ、パスカル・アルビロ、クロード・ペロン、クロチルド・クロ
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燃え上がる不倫妻

2022-09-18 17:12:11 | OV
チャンネルNECOでの深夜枠プログラムとして
「世にもエロスな物語」、「令和エロス噺」そしてこの2シリーズでOAされた各エピソードをさらにシャッフルして「エロス秘宝」として再放送してたりしてる中で
さらにそれらのエピソードを単体で30分枠で再放送していてる作品
16日の深夜枠でOAされたものの録画視聴です。
 
先にも書いた様に枠的には30分ということで、ちょい見するにはちょうどいいのですがこのようにTVタイトルとして「燃え上がる不倫妻」って言われても
こういった作品自体も本編であるAVも所詮は消耗品
作る側も見る側も次から次って感じでより新しい物を求めていくから
ほんま内容も女優さんもお気に入りでない限り
っていうか内容的にはやってることになんら変化もないから完全にこっちも消耗品としてしか見てないから
まるっきり記憶の底から引き出すことが見る前にはできないものの
 
見てるうちになんとなくこれは見てたなぁっていうのだけは蘇ってくる
ニンゲンの記憶ってそら恐ろしい記憶力なんですね
それがある一定の年齢から記憶が薄れたり消えて行ったりするって言う認知症になるって言うからこれまた恐ろしい
 
話が横道にそれてしまいました・・・オルガお得意の昭和レトロ的な作品
本編のAVは「人妻炎情 -淫靡に燃え上がる背徳の肉体-」という佐々木あきさん主演の100分の作品
それをR−15用に再編集して、映倫さんを通してるとこは両親的ですねぇ
その昔、あきは親の許嫁通りにある家に嫁いだ。年の差が離れた主人は、結婚当初とはまるで違い、使用人のようにあきに辛く当たっていた。
出入りの米屋の若旦那はあきに同情を寄せるとともに、あきに惚れこみ、日夜密会を繰り返すようになる。
みるみる惹かれていくあき。ある日、二人の関係を断ち切ろうと、烈火の如く仕打ちを仕掛ける夫だったがもうすでに若旦那との恋はとどまる事を知らなかった・・・
 
この様な話を祖母が孫に昔語りしてるんですが、そう孫のお父さんは実は米屋の子だったってオチなんですねぇ
 
切り口の違う記事はコチラ
 
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東京犯罪地図

2022-09-17 22:50:37 | 邦画
衛星劇場の“蔵出し名画館”でいつ拾ったかわかんない作品、多分今年
大映が1956年に製作した犯罪映画
主演の菅原謙二と刑事役の志村喬が若い
志村さんってお若いんだかお年なんかわかんないけどお顔のシワがないんでお若いって書いてしまいましたが
一応刑事ものって思って見てたら
 
殺された女の死体が見つかり、その犯人として捜査線上に浮かんだ第一容疑者は大学のレスリング部員で苦学生の菅原謙二
取り調べるのは志村喬さん
って事で時代的にはカストリ雑誌の流れを汲む雑誌『小説倶楽部』所載の島田一男の同名原作をなんと池上金男が脚色した作品
村山三男の第一回監督作品
 35mmのモノクロスタンダード作品でしたが

私が最近見てきてる古い時代の作品みたいな刑事ドラマではなく
第一容疑者として取り調べを受けた菅原謙二が自分の嫌疑を晴らすために単身
そう犯罪組織に潜り込んで自分の嫌疑を晴らしていくと言うプロット
実は菅原には事件当夜には恋する女と会っていたって言うアリバイがあったものの
なんと会社社長の令嬢であり、自分はヤクザ親分の息子であるため彼もアリバイを言えないって言うまさかの時代を反映しており
また愛する女性の方も、母親との会話でも男との出会いでアリバイを証明したいと言うと
 
”社会的にはしたない女と世間様が思う、両親と男とどっちが大事なの?“ってこんなセリフ書けるのは池上さんでしょう
まぁシロウトさんが麻薬組織に潜入して逐一取引とかを警察に知らせて
犯人と麻薬組織を追い詰めていくと言うお話
ある意味警察は添え物的で大学生に見えない菅原謙二さんの活躍する映画
 
麻薬組織に幼なじみの殺し屋高松英郎がいて
こう言った映画の土壇場で友情を重んじるナイスガイぶりがこう言った作品への定番になっていくんですね
いっちゃん意外だったのは菅原謙二の彼女の厳格な父親が実は麻薬組織のボスだったって言うオチは最高でした
 
大団円は大量の警官隊との銃撃戦
満身創痍で追い詰める菅原謙二と娯楽に徹した作品ですが
アクションにはやっぱ弱い作品だったなぁ
実際に手を下して殺しをしていた守田学を追い詰め殴り合いの末にボタ山みたいなとこから落として
後は放置プレイだったんですが・・・
 
1956年製作、日本映画、大映作品
島田一男原作、池上金男脚本、村山三男監督作品
出演:菅原謙二、志村喬、平井岐代子、苅田とよみ、斎藤紫香、村田知英子、高松英郎、川島祥二、船越英二、見明凡太朗、守田学、中条静夫
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パーフェクト・ノーマル・ファミリー

2022-09-17 17:15:16 | 洋画
今は時代的にジェンダーフリーの風潮が社会的に受け入れらる時代ですから
LGBTの映画が作られたり、もっと極端に言えば日本でも二次元の世界観では
レディースコミックでBL漫画が大流行していたりと
ひと昔前ならもう考えられないことが起きており
結婚した同性者夫婦が養子で子供の親権を得たりっていうのがあったり前になっていますから
 
パパがある日もう一人のママになっちゃって
ファミリーの崩壊の危機の顛末をそれぞれ子供の目、近隣の目、さらに女になったのはパパだから奥さんや会社の目
そんな好奇な眼差しにファミリーで耐えていく姿をコミカルに描いて最終的にはママとママと子ども二人の平和の家庭が紆余曲折があってこそ絆が強くなってのハッピーエンドのがお話だとかで思ってレンタルしてきましたら
 
そう私って梗概も読まないから上に書いたような作品だと勝手に思い込んで
そうタイトルも、そう想像させるようなタイトルだったし
しかし、内容は実に正反対な作品だった
どこにでもいるデンマークの夫婦と二人のがテーンエージャーの姉妹を持つ一般的なファミリー
 
末娘はU 12の女子サッカーチームに所属しており、長女は14歳の中学生
ほんと普通に暮らしていたそんなある日
朝食のが時にママから突然“パパと離婚するから”って告げられる
まさに二人の子供にとっては青天の霹靂な発言
なんとその理由は^_^“パパの性的不一致から今ではホルモン投与を受け、医者に通って女性になるからだ”って
こりゃ雷の二発目が直撃されたって感じでしょ
 
今まで大好きだったパパ、サッカーに毎回観戦しに来てくれてたパパが今日からママですよ
14歳の長女はあっけらかんと受け入れてしまう、それも一つにお国柄っていうのもあるんではないかと見えますが・・・
しかしこれから第二次性徴を迎えようっていう次女には
全くうけいれがたい問題が直面してたしまう
 
離婚が成立していつものようにサッカーに送りに来てくれるパパはホルモン注射の関係からか図体のでかい女装したおっさん風でロッカールームに平気で入ってくるし
サッカーの応援もする
だってママは離婚して今では1人暮らし
姉妹二人は女になって名前まで女名前になったパパと同居生活
 
この11歳の女の子っていうのがこの映画の監督さん
そう初監督作品のこの映画はマルー・ライマン監督さんの実体験を映画化した作品だったようで、この11歳の少女が監督さんだったようです
11歳の女の子の目線で描かれたパパが突然ママになってしまうという受け入れられない思春期の女の子の感情を映画にした作品だったんですね
タイトルとは逆に現実は動いていき
決してハッピーな家族ではなく、ただハッピーなのはパパだけだっていう理不尽さを体現する少女役の女の子の演技が素晴らしい作品
 
例え離婚していたり、性転換していても娘たちの誕生日や長女の、日本でいうところの成人式である“堅信式”には親族一同が会して祝うんですね
デンマークは15歳が“堅信式”でこの日から法的にも成人、なんと15歳で成人となり
社会的責任を負うことになりこの日から酒が飲めるそうで
アメリカも16歳から成人でしたっけ、ようやっと日本も成人が18歳に引き下げられましたが飲酒喫煙は未だ20歳ってちょっとした後進国
 
まぁこの“堅信式”でパパのお父さんは未だパパの性のが不一致が慣れないようでしたが
多感な11歳の娘を育てていくのはなりたての女性には無理ってことで二人のが娘はママに引き取られていくことになるんですが
 12歳になった娘は離れてわかるパパの存在ってことで
どんな外見していようがパパはやっぱりわたしのパパって言ういうとこで終わる作品
 
まぁ監督の実体験ですから、そこいらの11歳の多感な少女の心理の綾を見事に演じきってるカヤ・トフト・ローホルトの演技が実に素晴らしい作品でもありました
 
2020年製作、デンマーク映画
マルー・ライマン脚本・監督作品
出演:カヤ・トフト・ローホルト、ミケル・ボー・フォロスゴー、リーモア・ランテ、ニール・ランホルト
 
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華麗なる闘い

2022-09-16 23:17:01 | 邦画
衛星劇場で偶然拾った、そうブログ書いててのながら見だったため
タイトル撮れなくて辛うじてキャストクレジットからの録画始動
っていうことで内藤洋子さん、多分東宝が力入れて売り出そうとしてたアイドル的な女優さん
しかしなんと13、4本撮ったらさっさと結婚だか海外行っちゃって芸能界から引退しちまった女優さん
ある意味この映画ボディダブルではありますが神山繁さんとのベッドシーンまである映画
 
ファッション業界を舞台に、一人の若き女性がしたたかにのしあがっていく作品
そうだったんですねこんな野心的で打算に満ちた女性を描けるのは、やはり有吉佐和子さんの小説『仮縫』が原作だったんですね。
1969年の日本と言ったら高度経済成長を遂げ、もはや戦後を意識せずに日本は豊かさを享受できるようになった時代をファッションという世界で作られた作品
東宝さんも当時は怖いもの無しの百貨店の王者三越さんと提携して作った作品でしたねぇ
 
ある意味内藤洋子さんですし当時はまだ19歳だとかでこんな“華麗”とは裏腹な女と女のドロドロした闘いが演じられるだろうかっていう危惧は不要だったようですが
ドロドロな女の戦いはだいぶ薄まっていたのも事実っていうか
ドロドロ感を見てるこっちに感じさせなく
一人の若い十代の女の成長物語として昇華させていたのは一重に内藤洋子の持ってた透明感だったんでしょうね
 
当時では最新ファッションなんでしょうがやはり平成も終わり三代前になる昭和は今見るとビルの形から街を走るクルマとかファッションまでやっぱレトロでしたねぇ
 
ここ2、3日で多分ここにもアップされると思われるフランス映画の「オートクチュール」っていう作品もディオールのオートクチュールのお針子のお話でしたが
こちらの作品は女のドロドロを描くもののそこにヒロインの野望とかからきたものですから
全く同じお針子さんの映画で始まるものの国民性の違いもあるのかなぁ
 
これは衛星劇場での<田村正和>特集とは別くちがっnたようですが
この作品でも田村正和さんも出演されていましたねぇ
ちなみに内藤洋子の映画を見るのは私はお初でしたって書き添えておきますね
 
1969年製作、日本映画、東宝作品
有吉佐和子原作、浅野正雄監督さくひん
出演:岸惠子、内藤洋子、神山繁、浜木綿子、市川和子、山田はるみ、平田昭彦、田村正和
 
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