セレンディピティ ダイアリー

映画とアートの感想、食のあれこれ、旅とおでかけ。お探しの記事は、上の検索窓か、カテゴリーの各INDEXをご利用ください。

麻布永坂 更科本店 &ブルーベリーパンケーキ

2018年12月31日 | グルメ

年末に息子が帰省したので、麻布十番に年越しそばを食べに行きました。十番には更科の本店を名乗るお店が3つあり、いつもは更科堀井さんに行くことが多いですが、今回はちょっと気分を変えて「麻布長坂 更科本店」さんに行ってみました。

門松が飾られ、年の瀬らしい風情です。3店の中では大通りにあって一番大きいですが、お料理屋さんを兼ねているようです。混んでいるかと思いきや、待たずにあっさり入れました。帰省ラッシュが始まり、都内は人が少なくなっているのかもしれません。

私は天せいろをいただきました。天もり、天せいろ、天ざるとあったので、天もりと天せいろとどう違うのかお聞きしたら、天せいろは手打ちということだったので、こちらにしました。ところで更科のお店なのにおそばが白くない??と思ったら、こちらでは白い更科そばを御膳そばと呼んでいるようです。天御膳というのもありました。

ともあれ、おそばも天ぷらもおいしくいただきました。おそばはやや硬めのゆで加減で、こしがありました。残ったおつゆに、とろりとした蕎麦湯を入れて飲み干すと、おなかがすっかり温まりました。

***

朝食のパンを買うのを忘れて、久しぶりにパンケーキを焼きました。栗原はるみさんのレシピです。

卵黄と卵白を別立てにし、卵白をメレンゲにして加えているので、ふんわり柔らかく仕上がります。ふわふわパンケーキは焼くのに少し時間がかかりますが、あせらずゆっくり中低温で焼いていきます。

ブルーベリーとホイップクリームを飾り、メイプルシロップをかけていただきました。

ブルーベリーパンケーキを作るたびに思い出すのは、キュリオス・ジョージの絵本です。野外イベントでジョージがいたずらしてブルーベリーパンケーキを焼くと、行列ができるほどの大盛況になります。

***

お酒の枡を使って小さなテーブルフラワーを作りました。

たしか今年のお正月にいただいた枡ですが、未使用なので今なおきれいです。透明なフィルムを敷いて、大きさに合わせて切って水を十分染み込ませたオアシスをセットします。

好みの花をかわいくアレンジ。今回は切り花用の小さな葉ボタンにチューリップとカリプソを合わせてみました。

斜めから見るとこんな感じ。見る角度をイメージしてお花を入れていきます。

さて、いよいよ大晦日。皆様、よいお年をお迎えください。

コメント (8)

マイケル・ケンナ写真展

2018年12月30日 | アート

東京都写真美術館で開催中の「マイケル・ケンナ写真展」(MICHAEL KENNA - A 45 Year Odyssey 1973-2018) を見に行きました。

White Bird Flying, Paris, France. 2007

アメリカ在住のイギリス人風景写真家、マイケル・ケンナの日本初の回顧展です。モノクロームの静寂に満ちた風景に、私はジョージ・ウィンストンのピアノ曲を思い出します。

本展では、ケンナの代表作品の中から約170点が展示されています。特別展示となる、ナチスドイツの強制収容所を撮影した ”Impossible to Forget" シリーズ、日本の古い家屋で撮影した ”裸婦” のシリーズは、日本初公開です。

Kussharo Lake Tree, Study 2, Kotan, Hokkaido, Japan. 2005

かつて北海道の屈斜路湖畔にあり、ケンナが気に入って毎年撮影していたというミズナラの木。倒木の危険があり、残念ながら2009年に伐採されたそうです。

Taushubetsu Bridge, Nukabira, Hokkaido, Japan. 2008

北海道・糠平湖にあるコンクリート製アーチ橋、タウシュベツ川橋梁。

Empire State Building, Study 6, New York,  USA. 2010

ニューヨークの、エンパイアステートビルと摩天楼。

ケンナは、ハッセルブラッド社の6×6㎝のフィルムカメラを愛用していて、すべてモノクロームで撮影され、四角い作品が多いのが特徴です。悠久の時を感じさせる幻想的な作品は、時に10時間にも及ぶ長時間露光という方法によって生み出されたものです。

そこがたとえ極寒の雪の世界であろうと、ひたすら待ち続けること。なんでもデジタル処理で写真が加工できてしまう今の時代において、この時間がなんともぜいたくで豊かだと感じられました。ケンナの作品は一見シンプルに見えるものも多いですが、そこには積み重ねられた時間の重みがあるのですね。

ここではピックアップしていませんが、木が並んでいたり、風車が並んでいたり、幾何学的なモチーフの連続性を感じる作品も多く、私はつくづくこういう作品が好きなんだなーと再認識しました。ケンナの風景写真には人物は写っていませんが、そこには人の手、人の気配が濃厚に感じられます。

Railway Lines and Entry Building, Birkenau, Poland. 1992

1988年から12年間、ナチスドイツの強制収容所28ヵ所で撮影されたという ”Impossible to Forget” の連作には打ちのめされました。モノクロだからこそ伝わってくる多くのものがありました。特に、地平線まで長く続く線路だけをとらえた作品には、ホロコーストの悲惨さを直接描いているわけではないのに、胸が締め付けられました。

Chapel Cross Power Station, Study 1, Dumfries, Scotland. 1985

美しい風景写真だけでなく、原発や廃墟など、社会性をもった作品にも強く惹きつけられました。

***

写真美術館のある恵比寿ガーデンプレイスには、今年もフランスのクリスタルブランド・バカラのシャンデリアが飾られています。

バカラエターナルライツ2018

クリスタルのピースが繊細なレースを織りなすシャンデリアは、キラキラと輝いてため息が出るほどの美しさ。夜は暗闇の中に浮かび上がり、なおのことゴージャスで美しいでしょうね。

寒空の下、懸命に咲いている花壇の花々が愛らしく、いじらしくなりました。

コメント (4)

レフトオーバーのターキーを使って

2018年12月27日 | 料理

引き続きクリスマスの話題で恐縮ですが、年を越さないうちに...。先日のローストターキーの残りを使って、いろいろお料理を作りました。

ウォルドルフサラダ

ウォルドルフサラダは、ダイスに切ったりんごとセロリをマヨネーズで和え、くるみを飾ったサラダです。ニューヨークのウォルドルフ・アストリア・ホテルで生まれ、今ではアメリカのデリの定番メニューとなっています。

私はこれに、ターキーもダイスに切っていっしょに和えてみました。クルミのほかに、パセリのみじん切りとピンクペッパーも飾りました。りんごの甘酸っぱい味がターキーによく合いました。

ターキーサンドウィッチ

ターキーハムを使ったアメリカで人気のサンドウィッチ。トーストした食パンにマヨネーズとマスタードをぬり、ほぐしたターキー、スライスしたりんご、先日の残りのキャロットラペ、赤キャベツのマリネをはさんでみました。具をのせる時は、パンを切った時の断面を想像しながら並べます。

ターキーグラタン

マカロニは入れず、たまねぎ、しいたけ、ほぐしたターキー、菜の花を入れて、めいめい小さなスキレットに流して作りました。深さがあまりないので、オーブンではなくグリルを使って焼いたら、短時間で簡単にできました。TRASPARENTEのフォカッチャは甘くなくて食事によく合います。

マカロニサラダ

いつもは蒸し鶏やハムで作ることの多いマカロニサラダを、ほぐしたターキーで作りました。フジッリ(ねじねじショートパスタ)、きゅうり、にんじん、ゆでたまご。黄身は粗くほぐしながらトッピングしました。マカロニサラダは夫の大好物。飽きのこないおいしさです。

これでターキーを食べつくしました♪ ようやく安心して新年が迎えられます。^^

コメント (6)

ホテルオークラのクリスマス2018

2018年12月25日 | グルメ

毎年クリスマスイヴは、燭火礼拝のあとに軽く食事をしてから帰ります。たいていホテルオークラのオールデイダイニング、カメリアにすることが多いですが、昨年行ったオーキッドバーが楽しかったので、今年もそこにしよう...といただくカクテルまで決めていたのですが、あいにく満席。結局いつものカメリアに入りました。

オークラのロビーのクリスマスツリー。たぶん毎年同じ飾りだと思いますが、そこがほっとします。赤のポインセチアに赤・金のオーナメントがゴージャスな雰囲気。

私はメインのお料理の前にコーンスープをいただきました。少し茶色っぽいのはノワゼットバター(焦がしバター)でしょうか。なめらかな舌触りとまろやかなお味。寒い日でしたが、ほっと体が温まりました。

ハンバーガーも、アメリカンダイナーでいただくグルメハンバーガーに比べると少しお行儀よく見えます。^^ フィンガーボウルがついてくるのもクラシックホテルならではです。

私は帆立のムニエルをいただきました。ノワゼットバターがよく合います。クリームソースでくるかと思ったらトマトソースでした。ミディアムレアに焼いた帆立は弾力があってとてもおいしかったです。食後のコーヒーをゆっくり味わいながら、クリスマスの喜びをかみしめました。

エレベーターホールのアレンジメントも楽しみです。この時期はいつも赤い実が飾られています。今年は梅もどきに、アセボのグリーンを合わせていました。

建て直していたオークラの本館は、建物(オークラプレステージタワー)はもう完成していました。オフィスフロアは既に入居がはじまっている?ようで、明かりが灯っていました。ホテルは来年9月12日オープンだそうです。今、神谷町は高層ビルの建設ラッシュで、すっかり様子が変わっていて驚きました。

***

昨日、Twitterで「もしもビートルズが、マライア・キャリーの『恋人たちのクリスマス』をカバーしたら」というすばらしい動画がまわってきたのでシェアさせていただきますね。中島雄士さんというミュージシャンの方が作られた作品で、ビートルズのメンバー4人分の歌と楽器を一人で演奏して、音声を重ねていらっしゃいます。

まずはご覧になってみてください。ほんとうにビートルズがマライアの曲を演奏して歌っているみたいですよ。(^_-)-☆ 左利きのポールは映像を反転させているという細やかさです。思いがけないすてきなクリスマスプレゼントになりました。

[The Beatles-ish] All I Want For Christmas Is You - ビートルズ風『恋人たちのクリスマス』

コメント (4)

ローストターキーのクリスマス 2018

2018年12月24日 | 料理

今年は息子がいないので、クリスマスツリーとターキーをどうしようか迷ったのですが、夫が寂しそうな顔をしたので、我が家の伝統に乗っ取っていつも通り準備することにしました。日本はクリスマスがお休みでないので、例年12月23日の天皇誕生日にお祝いしています。

メニューは過去の記録を参考に、少しずつアレンジしています。今年はほんのり中東風。イエス様が生まれたのはベツレヘムですから、これもありですよね。(^_-)-☆ ここ数年用意しているブルスケッタは、菜の花のアーリオオーリオ、フムス(ひよこ豆のペースト)、プチトマトのマリネ。フムスはカルディで買ったものです。

デーツ(なつめやし)をベーコンで巻いて、油をひかずに焼いたもの。2つだけなので小さなスキレットで焼いてそのまま出しました。

常備菜の赤キャベツのマリネ、セロリのピクルス、キャロットラぺ。これもここ数年の定番ですが、前もって作っておけるので便利です。

先日のタブーリを作ろうとしたらキヌアが売切れだったので 、代わりにひよこ豆をゆでました。パセリ、きゅうり、プチトマト、レッドオニオン、ひよこ豆。

バゲットは、ジョエル・ロブションで購入。オリーブ油をはけでぬり、ガーリックソルトをがりがり挽いてグリルで焼きます。

めいめいとっていただきました。

いただきもののシャンパン(アンリオ)で乾杯。2人なので小さなボトルがちょうどよかった。

かぶのポタージュにピンクペッパーとあさつきを飾って。和風だしでのばした優しい味です。

毎年メインディッシュはローストターキーです。約3.9kgのヤングターキーにスタフィングを詰めて、160℃のオーブンで4時間強焼きました。(作り方の詳細はコチラ) ソースはいつものハニーマスタードです。(レシピはコチラ)

付け合わせに野菜のグリルを用意しました。かぼちゃ・舞茸・椎茸・プチトマト・菜の花。

デザートは今年もブッシュドノエル(ロールケーキ)を作りました。今年のいちごは中まで赤い。@@ クリームは、クリームチーズと生クリームをあわせた酸味のあるさわやかな味です。

食事とデザートの間に、恒例の映画上映会をしました。今年は、息子がおもしろいと言っていた「ジュマンジ ウェルカム・トゥ・ジャングル」(Jumanji; Welcome to the Jungle)を見ました。ジュマンジというのは、もとは子どもの童話でボードゲームらしい。本作は前作の20年後という設定で、いけてない高校生たちがビデオゲームの中に入り込みます。

高校生たちはゲームの中でキャラクターを演じ、アドベンチャーを通じて、勇気、思いやり、団結心などを身につけ、成長していきます。いつしか自分に自信がもてるようになっていく...という展開がとてもよかった。偶然ですが、最後はクリスマスで幕を閉じます。

クリスマスツリーは飾るのはひと仕事ですが、あるとやっぱり気持ちが満たされます。

【関連記事】クリスマスの食卓 2017 (2017-12-24)

コメント (6)

北欧料理リラ・ダーラナ &六本木ヒルズのクリスマス2018

2018年12月23日 | グルメ

映画を見た後、六本木ヒルズのすぐ横にある「北欧料理リラ・ダーラナ」(Restaurant Lilla Dalarna)でお昼をいただきました。スウェーデンを中心とする北欧の家庭料理レストラン。こじんまりと温かみのある雰囲気が落ち着きます。昔、西荻窪にあったお店ですが、いつの間にか六本木に移転していました。前回の記事はコチラ

窓際の予約席の横にクリスマスツリーがありましたが、あまりにすてきだったので思わずパチリ。こういう素朴で温かみのあるインテリア、大好きです。まるで家にいるような、くつろいだ気分になりました。

ランチセットは8種類あり、メインのお料理にサラダバーと食後の飲みものがつきます。サラダバーにあった、キャベツのマリネとほかほかのパンがおいしかった。

この日の日替わりランチは、ローストポークでした。厚めにカットしたポークに、ブラウンソースとリンゴンベリーのソースがかかっています。ポークに甘めのソースがよく合います。付け合わせはじゃがいもと赤キャベツ、ロマネスコ。

私はベーコンとポテトの田舎風オムレツにしました。ゴロンと入ったじゃがいもとベーコンが素朴な雰囲気。上にブラウンソースがかかっています。

食後のコーヒーとシナモンクッキー。

***

六本木ヒルズのクリスマスマーケットの横に、フォルクスワーゲンバスのコーナーができていました。大きなくまのぬいぐるみと写真が撮れるようになっているようです。まだ朝早かったので、マーケットも開いていないし、誰もいなくてちょっと得した気分。クリスマス仕様におめかししたVWバスがかわいい♪

今年のクリスマスツリーは、かなり個性的。ニットでできた極太の紐で編んでありましたが、どうやって作ったのか興味津々です。硬さがほどよく、座り心地もよかったです。

コメント (4)

アリー スター誕生

2018年12月22日 | 映画

才能を見出された無名の新人がスターへの階段を駆け上り、才能を見出した大スターがアルコールに溺れて転落する... 往年の名作「スター誕生」の4度目となる映画化。世界の歌姫レディ・ガガが映画初出演をはたした、名優ブラッドリー・クーパーの監督デビュー作です。

アリー スター誕生 (A Star Is Born)

人気ロックスターのジャクソン(ブラッドリー・クーパー)は、ふらりと立ち寄ったクラブでショウに出ていたアリー(レディ・ガガ)の歌声に魅了され、翌日自分のコンサートに呼び寄せます。彼女の圧倒的な歌唱力はすぐさま知れわたり、間もなくショービジネスの世界へと飛び込むことになりますが...。

楽しみにしていた作品、早速初日の朝一番に見に行ってきました。サウンドトラックもアメリカで公開された頃から聞いていたので、どの曲がどんな場面で歌われるのだろう...と想像をふくらませていました。主題歌のShallowは一時期AFNでよくかかっていたし、街中で聴く機会も増えましたね。

「スター誕生」は、1954年のジュディ・ガーランド版、1976年のバーブラ・ストライサンド版を見ていますが、いずれもその時代を代表するスターが主役を演じています。ベタといってもいいストーリーですが、すばらしい音楽、スターが誕生する高揚感、切ない結末...と何度見ても胸が締め付けられ、感動を覚えます。

そして本作は、なんといってもガガの音楽がすばらしい。サントラはスタジオ録音ですが、映画ではその場面に合わせてライブで歌われるので、映像やストーリーと相まって、よけいに心を揺さぶられました。最初に歌われる La Vie en Rose から、もう圧巻。鳥肌が立ちました。

映画に登場する歌は、どれもその時その時の心情が伝わってきて、気持ちに寄り添いながら見て・聴いていました。アリーがジャックといっしょに歌うバラードにはドキドキしたし、売れっ子になってからのアリーは、ド派手なファッションにキレキレのダンスで、ガガ様風になっていたのが楽しかった。^^

一方、あの場面でのプリティウーマンの残酷さときたら...。音楽の使い方が抜群で印象深く、どの場面も音楽とセットで思い出されます。Shallow も、I'll Never Love Again も、一度目と二度目ではまったく状況が異なる場面で歌われるので、同じ歌なのに受け止め方で違って聴こえました。

ガガの演技も自然だったし、彼女の演技をみごとに引き出したブラッドリー・クーパーもすばらしい。ジャックがアリ―の才能に惚れ抜いて、2人がすぐに惹かれ合ったのもとても自然に感じられました。ブラッドリーの歌も雰囲気があってとてもよかった。ハリウッドの俳優さんは、なんでもこなせてすごいな...。

なんだかまとまりのない感想になってしまいましたが^^; ガガの魅力にノックアウトされました。

コメント (10)

ヴェノム

2018年12月19日 | 映画

マーベルコミックスのダークヒーロー「ヴェノム」をトム・ハーディが演じます。監督は「ゾンビランド」のルーベン・フライシャー。

ヴェノム (Venom)

サンフランシスコ。フリージャーナリストのエディ(トム・ハーディ)は、ライフ財団が危険な人体実験を行っているとの話を聞きつけ、研究施設に侵入します。しかしそこで被験者の体を介して、謎の地球外生命体シンビオートに寄生されてしまいます...。

予告を見た時は、ヴェノムの造形が気持ち悪くて、てっきり怖い作品だと思っていましたが、こんなに楽しい作品だったなんて! すっかりだまされました。トム・ハーディも、恋人役のミシェル・ウィリアムズも、いつもはシリアスな役どころが多いので、本作のコミカルな演技がすごく新鮮でした。2人ともとっても楽しそうでしたね。^^

荒唐無稽といってしまえばそれまでですが、こういう作品も大好きなので、私としては大満足でした。なるほど、ど根性ガエルというのは言い得て妙だな~と感心しました。トム・ハーディと彼に取りつくヴェノムとの掛け合いがおかしすぎて最高でした。それからバイクのシーンがかっこよかった!

ミシェル・ウィリアムズも、キュートな魅力が全開。タータンチェックのミニスカートがよく似合って、まるで女子高生みたいでしたね。ヴェノムが彼女に取りついた時、なぜかナイスバディになっていたのがおかしかったです。

悪役を演じるリズ・アーメッドも、好きな俳優です。今回演じるのは、ライフ財団を率いるマッドサイエンティスト。彼は「ジェイソン・ボーン」ではIT企業の社長を演じていましたが、こうしたキャスティングは絶対に Google CEOのサンダー・ピチャイ氏をイメージしているなーと思います。^^

ヴェノムって「スパイダーマン3」でスパイダーマンに取りついた、あの黒い物体だったのですね。見た目が全然違うのですぐにわかりませんでした。今回は、流動体の時のもぞもぞした動きが気持ち悪いし、形をもった時のおぞましい姿はインパクトがありました。個人的には我が家の熟したゴーヤを思い出します。^^;

ラストは「ターミネーター2」みたいに自己犠牲で終わるのかと思ったら、うまい具合に助かりましたね。^^ 次回の敵はもっと手ごわそうなので、今からとっても楽しみです。

***

映画が終わったら、あたりはすっかり暗くなっていました。

美しくライトアップされたディズニーリゾートに、ちょっぴりクリスマス気分が味わえました。

ブルーに浮かび上がるシンデレラ城

コメント (8)

Anchor Point :薪火グリルステーキとクラフトビール

2018年12月18日 | グルメ

永田町の Anchor Point (アンカーポイント) にお昼を食べに行きました。薪火グリルステーキとクラフトビール、焙煎コーヒーがおいしいレストランです。海が見えるわけでも、シーフードのお店でもないのに、なぜアンカー?と思ったら、海運ビルの1階にあるからなのですね。お店に着いて納得しました。

窓が広くて天井が高く、広々とした空間が心地よい。クールな中にもナチュラルなインテリアがくつろげました。この日はブランチメニューの中から、ステーキのセットとクラフトビールをいただくことにしました。

自家醸造のクラフトビールは、3種類ある中からペールエールとIPAを選びました。右がIPA、左がペールエールといって運ばれてきましたが、どうも右がペールエールのような気がします...。柑橘系のさわやかな香りがあって、口当たりが軽く、飲みやすかったです。

IPAというのは最近クラフトビール好きの間で注目されているビールです。インディア・ペールエールの略で、もとはイギリスでインド(に住むイギリス人)向けに輸出されていたことから来ています。ホップが多く使われているので、香りと苦味が強く、ガツンとくる味です。

セットのサラダ。ラディッキョのほのかな苦味が好きです。マイクロプレインですりおろしたチーズがのっています。

お皿にごろんとのった、無骨な薪火グリルのステーキ。このシンプルさが潔い。ソースは大根おろしとしょうが入りの入った和風味で、それにあわせてごはんがついてきました。

焼き加減はお勧めのミディアムレアにしました。シンプルに塩で味つけしたお肉と、主張しすぎないソース。お肉そのもののおいしさが、ストレートに味わえました。自家焙煎のコーヒーもおいしくて、食後もゆっくりくつろげました。

***

この日はお昼だけ食べて、さっさと帰って家の仕事をしようと話していたのですが、ビールを飲んだらどうでもよくなってしまいました。^^; 見逃していた映画が舞浜のイクスピアリで上映していることがわかり、急遽 遠征して見に行こうということになりました。

真っ青な空!ここだけ見るとフロリダのディズニーワールドみたい。映画の感想はこの次に。

コメント (6)

ボヘミアン・ラプソディ @爆音映画祭

2018年12月17日 | 映画

先月「ボヘミアン・ラプソディ」を見て、もっと大きな音で見たいなーと思っていたら、新宿ピカデリーで「爆音映画祭」なるイベントを開催すると知りました。ライヴ用の音響システムを使い、大音響の中で映画を見る・聴くことができるそうです。ちなみに応援上映のように、映画を見ながら歌ったり踊ったりはできません。

爆音ってどのくらいの音量なのかしら? 少々心配しつつも、ライヴの雰囲気を味わいたくて見に行くことに。チケット予約は12月4日18:00からでしたが、その日の夜にサイトにアクセスしたら、既に8割がた埋まっていてびっくりしました。後で知ったところでは、24時間以内に完売したため、映画祭は1月10日まで延長することが決まったようです。

私は朝9時の回でしたが、半休を取った会社員らしき方?もたくさんいらっしゃいました。座った時には気持ちの準備がすっかり整っていたので、予告なしにはじまってよかったです。ブライアンのギターによる20世紀フォックスのファンファーレ。そして Somebody to Love のメロディにのせて、ライヴエイドの日の朝がはじまります...。

さて気になる爆音の方ですが、たしかにスピーカーの数は多くしてあるもの、ライヴほどの大音量ではなかったです。個人的にはもう少し大きくてもいいかな?と思いましたが、いろいろな方がいらっしゃるので、このくらいがちょうどいいのかもしれません。それでも通常上映以上に、音楽の迫力を楽しむことができました。

そして映画の方は、今回も最高でした。すでにストーリー展開がわかっているので、細かい伏線にも気づくことができてよかったです。オープニングでの、フレディの緊張した面持ち、ライヴエイドの会場の設営の様子から、もうエンディングのすばらしいステージが頭に浮かんできて、胸がいっぱいになりました。

フレディがメンバーに入り、初めてブライアンたちとステージに上がった時のぎこちなさもおかしかった。歌詞がうろ覚えで適当すぎてメンバーたちがとまどったり、フレディのマイクがなかなか外れなくてあせったり。独特のマイクの持ち方は、この時に生まれたのでしょうか。そして演奏される Keep Yourself Alive のなんてかっこいいこと!

フレディだけでなく、このメンバーあってのクイーンだということを改めて実感しました。ブライアン(グウィリム・リー)のギターのソロのかっこよさ。ロジャー(ベン・ハーディ)がボヘミアン・ラプソディの録音の時に、高音を出そうとしてぴょんぴょんするところがかわいかった。^^

ジョン(ジョセフ・マゼロ)はメンバーの中では一番おとなしいけれど、いつも調整役を引き受けてくれてたんだなーとうかがえるシーンもそこここにありました。メンバー全員が楽器だけでなく歌えてハモれるいうのもすごいことですよね。

こういう言い方は適切ではないかもしれませんが、クイーンがひとつにもどれたのは、彼らの知性と理性によるところが大きかったのではないかな...とも思いました。ぼろぼろになっていたフレディにメアリーが言った「あなたのことを心から心配しているのは、私と仲間たちだけよ。もどってきて。」(詳細あやふや)ということばにもぐっと来ました。

伝説のステージは、何度見ても感動してしまいます。音楽の力を再認識しました。

【関連記事】
ボヘミアン・ラプソディ (2018-11-26)
3つのボヘミアン・ラプソディ (2018-11-27)
ボヘミアン・ラプソディのピアノ楽譜 (2019-02-02)

コメント (2)