セレンディピティ ダイアリー

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ハウス・オブ・グッチ

2022年01月22日 | 映画

ファッションブランド「グッチ」の創業家一族の崩壊を描いた、実話に基づく作品です。

ハウス・オブ・グッチ (House of Gucci)

楽しみにしていた本作。公開初週に早速見に行ってきました。コミカルでエンタメ性もあり、すご~くおもしろかったです♪ 監督は巨匠リドリー・スコット。3時間近くある大作ですが、時の経つのを忘れ、最後の一瞬が惜しくなるほど楽しめました。

一言でいえばグッチのお家騒動で、最後は殺人事件にまで発展します。私はどうしてこの事件を知らなかったんだろうと不思議だったのですが、事件が起こったのは地下鉄サリン事件の直後(1995年3月27日)だったのですね。日本ではあまり報道されなかったのかもしれません。

実家のビジネスに興味がないグッチ家3代目の御曹司マウリツィオ(アダム・ドライバー)に偶然パーティで知り合ったパトリツィア(レディ・ガガ)は、猛アタックで彼のハートを射止めますが、それには彼女の野望があったのでした。

(私はおめでたいことに、パトリツィアが純粋にマウリツィオを好きになったのかと思っていて、家を勘当されたマウリツィオが、パトリツィアの運送会社で働く姿を微笑ましく見ていました。^^;)

パトリツィアは、まずは自分を気に入ってくれそうな叔父アルド(アル・パチーノ)に近づき、マウリツィオをぐいぐいと引っ張って、あの手この手で入れ知恵をしてけしかけ、グッチ家の実権を握ろうと画策します。

アクの強い野心家のパトリツィアを、迫力たっぷりに演じるレディ・ガガの悪女ぶりが、とにかくすごくて圧巻でした。若い頃はたしかにかわいらしさもあったのですが、だんだん本性をむき出しにして、顔つきまでも変わってきます。

パトリツィアにまんまとだまされてしまう、おっとり屋のマウリツィオのちょっぴり間抜けがところが愛おしくて。パトリツィアに出会わなければ、まったく違う世界でのんびり幸せな人生を送っていたのではないかと思うと気の毒でしかたがなかったです。

イタリアのグッチ家のゴージャスなお屋敷、マウリツィオとパトリツィアが住むニューヨークのモダンなアパートメント、そしてもちろん登場人物たちの華麗なファッション、と大いに楽しめました。

グッチ家はパトリツィアの悪だくみのために家族がばらばらになり、またブランドのデザイン自体も新鮮さがなくなっていたところを救ったのが、アメリカ人デザイナーのトム・フォードだったのですね。

そのトム・フォードも自分のブランドを立ち上げ、今のグッチにグッチ家の人間がひとりもいない、という結末に栄枯盛衰のほろ苦さをかみしめました。

この日は映画に合わせて80年代のグッチのスカーフを引っ張り出していったのですが、なんとこのスカーフが映画に柄違いで出てきました。マウリツィオの父ロドルフォ(ジェレミー・アイアンズ)がデザインし、世界の女優たちが身に着けたスカーフだと胸を張りますが

その後、ばかにされた甥のパオロ(ジャレット・レト)は怒ってこのスカーフの上に〇〇してしまいます。映画を見て確かめてみてくださいね。

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出雲・稲佐の浜 ~ 松江へ

2022年01月17日 | +島根

出雲大社を出た後、せっかくなので日本海が見たいなーと道路脇の地図を見ていたら「稲佐の浜ですか?」と県内からご旅行に来ている方が声をかけてくださり、いっしょに稲佐の浜 (いなさのはま) まで歩くことになりました。

そのうち、地元の親切な方も道案内に加わって、思いがけない道行きとなりました。この日は晴れの予報でしたが、途中からみるみる雲が広がり、雨がぱらぱらと降り始めました。念のために傘を持ってきていてよかったです。

出雲大社から西に30分ほど歩いたところにある稲佐の浜は、旧10月の神在月に全国から集まる神々をお迎えする浜として知られ、神々はここから出雲大社に向かうのだそうです。稲佐の浜の砂を出雲大社で清めて家の庭にまくと、厄除けになるという言い伝えもあります。

浜に鎮座する大きな岩の上には、小さなお社がありました。

思いがけず雨に降られてしまいましたが、再び出雲神社の方へともどる時に、空にみごとなダブルレインボーが架かっているのが見えました。奇跡の風景に感動しました。

出雲大社までもどってから、同行した方と鳥居前の 出雲ぜんざい餅 大社店 で出雲ぜんざいをいただきました。初めて知りましたが、出雲はぜんざい発祥の地でもあるとか。優しい甘さのおいしいぜんざいでした。

参道沿いに趣のある旅館を見つけて思わずパチリ。この後、出雲大社に砂を清めに行くという方と別れ、私はローカル線の一畑電車とバスを乗り継ぎ、宿泊地の松江へと向かいました。

***

今回私が宿泊したのはJR松江駅前の 松江 エクセルホテル東急 です。アクセスがよく華美でなく女性がひとり泊まるのにちょうどいい感じのホテルでした。女性専用フロアがあるのもなんとなく安心です。

松江駅前はオフィス街で、飲食店が並ぶ繁華街 (それほど大きくはない) は少し離れたところにあるので、ホテルでのんびりしたかった私は、夜はホテルのレストラン MOSORO (モソロ) で食事をすることにしました。

島根各地の食材や名物料理を取り入れたコースやセットが豊富、地元のお酒が静かに楽しめて、ゆったりくつろげたのがよかったです。私は無性にお肉が食べたくて、山陰の味覚《石見》というコースにしました。

アミューズは野菜のマリネ。前菜3種は、のどくろのフリット、ひらまさのカルパッチョ、なんとか(失念)の入ったシュー。器は石見地方の石州瓦です。

せっかくなので地酒がいただきました。松江の地酒では、李白、豊の秋、國暉が有名だそうです。この日はコクのある豊の秋をいただき、後日おみやげ用にさっぱりとした李白を買って帰りました。

野菜とお豆の入ったブイヨンスープはコクのあるお味。

彩りサラダと、メインディッシュの島根県産大国牛サーロインステーキ。

柚子胡椒、粗塩、ピンクペッパー、たれなどつけていただきます。お皿が大きいので量が少なく見えますが^^ 結構ボリュームがあっておなかいっぱいになりました。焼き加減もパーフェクトでとてもおいしかったです。

出雲ぜんざいかコーヒーが選べますが、ぜんざいは先ほどいただいたのでここはコーヒーで。コクがあっておいしかったです。酔ってもすぐに部屋にもどれる気楽さが快適でした。

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島根ひとり旅 出雲大社

2022年01月15日 | +島根

記事にするのがすっかり遅くなりましたが、11月半ばに3連休をいただいて、島根へぶらりひとり旅をしてきました。島根を訪れるのは初めて。旅先で誰かと合流というのはこれまで何度もありましたが、完全なひとり旅というのは初めて。

最初のうちは (しっかり引継ぎをしてきたとはいえ) 仕事のことが気がかりでしたが、風の吹くまま気の向くままの自由な時間を満喫し、すっかりリフレッシュしてきました。旅先では名所よりも、なんでもない風景の方が心に残りました。

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11月といえばコロナの感染者数がだいぶ落ち着いていた頃で、羽田空港は観光客やビジネス客で大混雑でした。セキュリティチェックに長い列ができていて、最後は優先していただいてようやく機内に乗り込みました。

飛行機が離陸すると、やがて雲海から顔を出す富士山の美しさに息を呑みました。旅のスタートを飾るのにふさわしい晴れ晴れとした風景でした。

約1時間半後、飛行機が下降しはじめると、今度は松江に近い宍道湖に隣接する汽水湖、中海が見えてきました。初めて見る島根の風景です。間もなく出雲空港に着陸し、そこからバスにゆられて約40分。出雲大社を目指しました。

参拝の前にまずは名物の「出雲そば」をいただくことに。出雲大社近くの田中屋さんが有名ですが、長い列ができていたので、私は鳥居の前の おくに茶屋 さんに入りました。調べず何気なく入ったお店ですが、おそばがおいしく、お店のスタッフも感じよく大満足でした。

私は出雲そばの定番「三色割子そば」をいただきました。3段のお蕎麦+1段の薬味が重ねて運ばれてきます。おそばにそれぞれおつゆをかけ、薬味を添えていただきます。おそばの上にのっているのは、天かす、とろろ、卵黄でした。

おそばの特徴としては、色はやや濃くしっかり風味が味わえます。おつゆはかけていただくので、お醤油控えめでその分おだしが効いています。薬味に紅葉おろしがあるのがユニークでした。七味の代わりでしょうか? さっぱりおいしくいただきました。

さて、いよいよ出雲大社です。偶然ですが、私が訪れた11月は旧暦10月で「神迎祭」「神在祭」が行われていました。旧暦10月を一般には神無月といいますが、それは出雲に全国から神々が集まるからだそうで、出雲では旧暦10月を「神在月」とよんでいます。

民間語源の俗説ではありますが、そんなこともあって、いつもより観光客が多かったようです。鳥居から続く参道は、鬱蒼というより、明るく木漏れ日が美しかったです。

拝殿です。実は想像したより小さい、というのが第一印象でしたが、あの太い注連縄がある!とうれしくなりました。

このような太い注連縄が、境内外にあるいくつものお社にかけられていました。

拝殿の東のお社に長い列ができていました。八百万の神がお泊りになるこの時期は、東西のお社にある19の扉が開かれるそうです。

ブロンズでできた神馬像。この横に神牛像もあります。参拝者が皆なでるので、お顔がつるつるになっていました。^^

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T.Y.HARBOR

2022年01月12日 | グルメ

週末、品川に用事で出かけたついでに、久しぶりに天王洲に遅めのお昼を食べに行きました。この日行きたかったのは、北欧ビストロの SOHOLM (スーホルム) でしたが、着いたら2時過ぎで、ランチはもう終わっていました。

それで、隣の T.Y.HARBOR (ティー・ワイ・ハーバー) に入りました。クラフトビールとハンバーガーがおいしいアメリカン・レストランです。(過去記事はコチラ

クラフトビールがおいしいお店ですが、この日は車だったのでノンアルコールのドリンクを。私は、クアトロベリーレモネードをいただきました。ベリーのジュースで割ったレモネード?レモンの輪切りと、冷凍のベリーミックス

ミントの葉がちょこんとのって、なかなかフォトジェニックなドリンクでした。ほのかに甘酸っぱく、さっぱりとしておいしかったです。右はコークゼロ。

ハンバーガーのおいしいお店ですが、私は「ズワイ蟹と下仁田葱のピザ、クリームチーズソース」をいただきました。ズワイ蟹のうまみと下仁田葱の甘み、旬の味覚を取り入れた今の季節にぴったりのピザでした。プチトマトとルッコラで彩りも美しい。

この日はクラフトビールを使ったハンバーガーが週替わりで楽しめる、バーガーフェスティバルというのをやっていましたが、これはT.Y.HARBOR ハンバーガーというお店のシグネチャーバーガー。塩味の効いたパティとたっぷりの野菜、2種類のソースが楽しめます。

着いたのがランチのラストオーダー間近だったので、この後ランチタイムが終了し、お店の人がディナーのテーブルセッティングをしていました。

大きな倉庫を改装して作った天井の高いレストラン。シンプルでシックな空間です。運河に面したテラスも夏は気持ちがいいですが、テントが張られていて冬も温かいです。都心にありながらリゾート気分が味わえるお気に入りのお店です。

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ダーク・ウォーターズ 巨大企業が恐れた男

2022年01月10日 | 映画

環境汚染物質の危険を知りながら何十年も隠蔽し廃棄し続けてきた、アメリカの巨大化学企業デュポンを相手に戦う一人の弁護士の活動を描いた、実話に基づく社会派ドラマです。

ダーク・ウォーターズ 巨大企業が恐れた男 (Dark Waters)

2019年にこの映画がアメリカで公開された時に、アメリカ在住のブロ友さんに教えていただいて、早く見たいと楽しみにしていましたが、日本でなかなか公開されず... ようやく先月公開されたので、早速公開初週に見に行ってきました。

甘さが微塵もない真摯な作りで、決して楽しい作品ではありませんが、フライパンのコーティングで知られるテフロンの製造過程で起こる環境汚染をテーマとしていて、背筋が凍るような恐怖を覚える作品でした。

巨大企業デュポンに挑む弁護士ロバートをマーク・ラファロが演じています。マーク・ラファロといえば、私にとっての代表作は「フォックスキャッチャー」と「スポットライト 世紀のスクープ」。

「フォックスキャッチャー」は、心に闇を抱えるデュポン財閥の御曹司が、デュポン家の広大な敷地にレスリング選手を集めて強化チームを作るも、狂気にとらわれコーチを殺害した事件を描いたサイコロジカルホラーともいうべき作品。マークはコーチを演じました。

そして今回は、同じデュポンが本業で起こした大量殺害事件というべきもので、デュポン家ってどれだけ闇が深いんだ... と恐ろしくなりました。

「スポットライト 世紀のスクープ」はボストン・グローブの記者たちが、カトリック教会のスキャンダルに挑むもので、マーク・ラファロはカトリック教会という巨大権力の犯罪に立ち向かう記者のひとりを演じました。

本作はこの2つの作品と同じくドキュメンタリーベースの作品で、マーク・ラファロが製作を務めています。社会派であるマーク・ラファロの強いメッセージが伝わってくる作品でした。

もともとロバートは、有力弁護士事務所で大企業を守る側として前途洋々の立場にいました。しかし祖母の知り合いである農場主のもとを訪れ、何百頭もの牛が苦しみながら死んだことを知り、事実の解明に乗り出します。

それは最初は誰からも理解されない、孤独な闘いでもありました。何が彼をそうさせたのか。企業に責任を追及するということもありますが、これは被害者だけの問題ではない、やがて巡り巡ってすべての生態系に危機をもたらすことも認識していたのだと思います。

この作品には、実際に健康被害を受けた方もキャストとして登場し、衝撃を受けました。同じテーマを描いた「エリン・ブロコビッチ」は爽快なラストで終わりますが、本作は今も訴訟が続いていることもあり、ひたすら重い。でも見る価値のある作品です。

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My Best Films in 2021

2022年01月03日 | 映画

2021年に見た映画から特に心に残った作品を書き留めておきます。

*** 新作映画 ***

2021年に日本で劇場公開・配信された作品から3作品を選びました。

パワー・オブ・ザ・ドッグ (The Power of the Dog)

文芸作品を原作としたサスペンス仕立てのヒューマンドラマです。無慈悲な牧場主を演じるベネディクト・カンバーバッチと、繊細で鋭敏な少年を演じるコディ・スミット=マクフィのびりびりするような心理的駆け引きに引き込まれました。

キルステン・ダンストとジェシー・プレモンスもよかった。私は凡庸で善良な人間なので、キルステン演じるローズに思い切り感情移入してしまいました。毎年楽しみにしているオバマ大統領のFavorite Moviesにも選ばれていて、昨年に続きちょっとうれしくなりました。

ラストナイト・イン・ソーホー (Last Night in Soho)

エドガー・ライト監督、現代と1960年代のロンドンを舞台にしたサイコロジカルホラー。おしゃれでガーリィなテイストが、ソフィア・コッポラ風でもあり私好みでした。最初から小さな悪意が示されていますが、途中からどんどんホラーの要素が強くなってきて

思いがけない方向へとストーリーが展開し、目が離せません。トーマシン・マッケンジー、アニャ・テイラー=ジョイ、2人のヒロインも魅力的でした。アニャが主演しているドラマ、クイーンズ・ギャンビットも早く見なくちゃ!

モンタナの目撃者 (Those Who Wish Me Dead)

最後の1作は、クルエラモーリタリアンリスペクト等いろいろ迷いつつも、テイラー・シェリダン監督の本作に。私はやっぱりこの監督の作品、好きです。ウィンド・リバーのような社会派作品ではありませんが人間ドラマとして引き込まれました。

*** 旧作映画 ***

2020年以前に公開、配信された作品から1作品を選びました。

チャーリーズ・エンジェル (Charlie's Angels) 2019

リンク先の感想の方にも書きましたが、個人的には昨年は思い切って組織内転職をして、新しい仕事にチャレンジした年でもあったので、本作の新米エンジェルであるエレーナ (ナオミ・スコット) の奮闘ぶりに力づけられました。

*** その他 ***

映画以外の分野では、アートは東京都美術館で見た「吉田博展」、本は平野啓一郎さんの「本心」が特に心に残っています。また、ブログには書き残していませんが、昨年の10月はショパンコンクールに夢中になっていました。

今回のコンペティションでは、YouTubeですべての演奏がライヴ配信され、またTwitterでも毎日のように盛り上がっていたので、まるでリアル「蜜蜂と遠雷」のようでした。私は特に推し?はなく、どのコンテスタントのことも応援していましたが

角野隼人さんはTwitterでいつもオリジナル曲やジャズの即興を聴いていたので、クラシックでもこんなに実力があったとは失礼ながら驚きました。^^; 反田恭平さんのマニアックな選曲にもうならされましたし(ほめてます)

小林愛実さんにはプレリュードの魅力に改めて気づかされました。FAZIOLI (ファツィオリ) というイタリアのピアノも、恥ずかしながら今回初めて知りました。ほんとうに夢のような1か月で、今も配信された動画を繰り返し聴きながら楽しんでいます。

今年も映画だけでなく、すてきなもの、すばらしいものにたくさん出会える一年でありますように。

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伊豆で迎えるお正月 2022

2022年01月02日 | +静岡・愛知

あけましておめでとうございます
今年もよろしくお願いします

お正月は恒例の家族旅行で、今年は伊豆の伊東で新年を迎えました。大晦日は途中で雪が舞い氷雨がそぼ降るほどの寒さでしたが、一夜明けての元旦は、日本晴れとよぶのにふさわしい、すがすがしいお天気となりました。

宿泊した旅館は高台にあり、海から上る初日の出ではありませんが、初日の出の時刻から約20分後の7時10分頃に、山間から上る初日の神々しい姿を見ることができました。

大晦日の夜は、伊豆の新鮮な海の幸をふんだんに使った心づくしのお料理を堪能しました。

前菜のお料理。鮑のむっくりとした触感が絶品でした。

お造りです。旬の鯛と勘八が絶品でした。

伊勢海老の具足煮。とろけるような柔らかさでした。

牛鍋。すき焼きとはひと味違うおいしさです。

こちらは元旦のお食事です。お雑煮(左上)がお鍋に入っているのがおもしろい。私は、鶴の器にのったぶりの照り焼きが一番気に入りました。

伊勢海老のお味噌汁。海老のおだしがよく効いておいしかったです。

お部屋からの眺めです。伊東の街の向こうに青い青い海、そのはるか向こうに三浦半島、さらに房総半島の影がうっすらと見えました。お宿では温泉に入ってゆっくりくつろぎ、チェックアウトぎりぎりの時間までのんびりすごしました。

お宿を出てから、最初に向かったのは城ケ崎海岸です。

灯台と吊り橋、奇岩の風景で知られる城ケ崎海岸にはこれまでに何度も訪れていますが、ダイナミックな岩場の風景と、濃紺の海の美しさに、訪れるたびに圧倒されます。

青い海の向こうに大島が見えます。

その後は一碧湖によって、湖畔のカフェで遅めのお昼をいただきました。

帰りは伊豆スカイラインの滝知山展望台に寄りました。白い雪を冠った富士山、その左には駿河湾、反対側には相模湾が一望に見渡せ、壮大な風景に息を呑みました。この後、時間の経過とともに、少しずつ赤く染まっていく富士山が得も言われぬ美しさでした。

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