セレンディピティ ダイアリー

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Hacienda del cielo MODERN MEXICANO

2018年08月30日 | グルメ

代官山にあるメキシコ料理レストラン、Hacienda del cielo MODERN MEXICANO (アシエンダ デル シエロ モダン メキシカーノ) にお昼を食べに行きました。

ビルの9階にあって、天井が高く開放的な空間。一見イケイケな感じですが、フレンドリーで居心地のよいお店です。水着の女の子のキッチュなイラストがかわいい。天井からはマヤ神話の至高神ククルカン(羽をもつ蛇)のオブジェがぶら下がっています。

テラス席もありますが、この日は暑かったので屋内の席に案内していただきました。

平日でしたが、お盆の週だったのでメニューはホリデイランチでした。最初に運ばれてきたのは小さなグラスに入った甘めの食前酒。

お酒のメニューはワインや、テキーラ、カクテルと豊富ですが、この日は車で来たのでノンアルコールカクテルにしました。私はお店の名前を冠したSWITCHELというドリンクをいただきました。奥はキウイ・レモン・パイナップルの入ったC.C.BIRDというドリンク。アルコールフリーですが、プラシーボ効果で心地よく酔ってきました。^^

4種の前菜とサラダの盛合せです。前菜は、ワカサギのエスカベーチェ(南蛮漬け)、トルティーヤチップスとワカモレ、ひよこ豆のマッシュ、チキンバーベキューの4品。

メインのお料理は8種類から選びます。こちらはタコスプレート。トルティーヤにほろほろにくずしたお肉と野菜、サルサソースを包んでいただきます。トルティーヤの入ったウォーマーがいい感じ。

私は大好きなケサディアにしました。トルティーヤに甘辛く味付けしたお肉とチーズをはさんで焼いたお料理です。サルサでぴりっと味変させながらいただきました。

この日のデザートはバナナのティラミス。コーヒーといっしょにおいしくいただきました。

隣の席が空いたところをパチリ。9階なので眺め抜群。お店の名前は”天空の家”といった意味です。煙突は渋谷の清掃工場ですね。

アメリカではメキシカンは隣の国のお料理なので、ピザと同じくらいポピュラーでした。日本では妙に高級だったりして、なかなかコレ!というお店がないので、こういうお店は貴重です。楽しいホリデイランチになりました。

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ウィンド・リバー

2018年08月29日 | 映画

ジェレミー・レナ―&エリザベス・オルセン主演、ワイオミング州のネイティブ・アメリカン保留地を舞台にしたクライムサスペンスであり、社会派ドラマ。「ボーダーライン」で脚本を手掛けたテイラー・シェリダンが監督を務めています。

ウィンド・リバー (Wind River)

ワイオミング州ウィンド・リバー保留地。野生生物局のハンター コリー(ジェレミー・レナ―)は、道路から遠く離れた雪原で先住民の少女の死体を見つけます。彼女はコリーの亡くなった娘の親友ナタリーでした。ナタリーには暴行を受けた跡がありましたが、直接の死因は寒さによる肺出血であり、事故死と認定されてしまいます。

事件の捜査のためにFBIから派遣されてきたのは、新人捜査官ジェーン(エリザベス・オルセン)ただひとり。経験が乏しく、厳しい自然に慣れていないジェーンは、この地をよく知るコリーに捜査の協力を依頼し、2人は真相を明らかにすべく捜査を開始しますが...。

本作を見て思い出したのは、メリッサ・レオ主演の「フローズン・リバー」(2008)。カナダとの国境に住む貧しい白人と先住民の女性が、密入国の手助けに手を染めるというストーリーでした。そして本作は、先住民が抱える問題や彼らの苦難にさらに深く食い込んでいて、よりいっそう心にずしりと響く作品でした。

かつてアメリカ大陸を自由に駆け巡っていた先住民族たちは、ヨーロッパからやってきた白人によって住む地を奪われ、国内各地にある荒れ果てた土地に移住させられました。環境は劣悪で、自治といえば聞こえはいいですが、人々は国から見放され、貧困の中で凶悪犯罪が横行することとなります。この地では今も多くの女性が行方不明になっているそうです。

過酷な環境ゆえにさしたる産業はなく、人々が就ける仕事は、カジノや石油採掘などのいわゆる”汚れ仕事”ですが、どちらも近年、アメリカ国内の大きな社会問題となっています。(興味のある方は インディアン・カジノ(Wikipedia)ダコタ・アクセス・パイプライン(HuffPost) を読んでみてください)

映画では、先住民の少女ナタリーがなぜこんな悲惨な死に至ったのか、真相を追うミステリーの形を取りながら、この地に住む人々の困難と理不尽をリアルに暴き出していきます。私たちは、この地に派遣された新米捜査官ジェーンの目を通して、ここがどういう場所なのか知ることとなります。

何も知らずに極寒地に装備なくやってきたジェーン。でも肺の血が凍るほどの寒さなんて誰が想像できるでしょうか。ジェーンは誠実なコリーと行動をともにしていく中で、正義感に突き動かされていきます。恐れることなく真実に立ち向かっていく姿に心を打たれました。

ストーリーは重厚で、きつい場面もありますが、映画としての見せ場も用意されています。クライマックスの銃撃戦は、まるで西部劇のような迫力がありました。そういえば本作の舞台であるウィンドリバーは、「シェーン」(1953)の舞台となったグランドティトンの近くでもあります。

悲しい事件ではありますが、それでも一抹の救いを感じたのは、亡くなったナタリーに尊厳が与えられていたこと。彼女はあの寒さの中、裸足で何十マイルも走った。誰にもできないことだと、コリーはその強さを讃えたのです。

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いなりずしアート

2018年08月27日 | 料理

先日、留学生に日本料理を紹介するイベントを開催しました。毎年数ヵ月かけて準備しているイベントですが、今年は、いなりずし、焼き鳥、浅漬け、すまし汁の4品を作ることに。当日の時間の配分を考えて、いなりずしの油揚げと飾り用のにんじんは、事前に用意しておくことにしました。

油揚げは150枚、にんじんの飾り切りは75個。油揚げは、いつもはしょうゆ・酒・砂糖で煮ていますが、信仰上の理由でアルコールがNGな学生もいるので、しょうゆと砂糖だけ使うレシピを見つけ、何度か自分で試作して配合を決めました。これだけの量を家庭用のお鍋でいっぺんに煮ると味が均等にしみないので、30枚ずつ5回に分けて煮ました。

にんじんは輪切りにして梅型で抜き、包丁で凹凸をつけています。量が多くて意外と時間がかかりましたが、やり始めるとつい夢中になってしまいます。^^ 全部できたら、砂糖と塩少々入れた水でほどよく柔らかくなるまで煮ておきます。(確認用に抜いた切れ端を入れておくとよい)

当日は大盛況でしたが、ひと通りのお料理を作ったあと、一番盛り上がったのはやはりいなりずしの飾りつけです。

焼き鳥やししとうなど、他のお料理もまぎれていますが^^ 個性豊かな作品ができました。

ジャマイカからの留学生がバッグから折り紙を取り出して、その場でぱぱっと折ってくれました。母国にいる時から折り紙が好きで、インスタグラムにアップしているそうです。たしかに折り紙って、理系心を刺激するところがありますものね。

***

夏のはじめに買ったアップルブロッサム。といってもリンゴの花ではなく、バラ咲きに改良されたインパチエンスです。可憐な愛らしさにひと目惚れでした。秋口まで楽しめるということでしたが、強い夏の陽射しにやられて、葉が焼けてしまいました。インパチエンスは日蔭向きなので、場所を変えてあげればよかった。かわいそうなことをしました。

ニチニチソウは日向が大好き。開きかけたつぼみの美しさに思わずパチリ。

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四つの部屋と六人の打楽器奏者のための音楽

2018年08月25日 | 映画

先日、SNSで紹介されていた短編映画に、おお~!とハートを撃ち抜かれたので、ご紹介させていただきますね。タイトルは

四つの部屋と六人の打楽器奏者のための音楽
Music for One Apartment and Six Drummers (IMDb)

スウェーデンで2001年に作られた短編映画で、カンヌでノミネートされたほか、世界各地でいくつもの映画賞を獲得しています。

内容は、アパートに住む2人が犬の散歩に出ている10分間のあいだに、6人の打楽器奏者が彼らの部屋に忍び込み、キッチン、寝室、バスルーム、リビングの4つの部屋にある、ありとあらゆるものを使って音楽を演奏するというもの。

全部で10分強の作品なので、まずは動画をご覧になっていただけたらと思います。私が一番気に入ったのは、最初のキッチンのパートですが、この3分だけでも、かなりしびれます♪

Music for one apartment and six drummers.avi

先日行ったコンサートで、スプレー缶を打楽器として使う場面があり、衝撃を受けたばかりだったので、私にとってはとてもタイムリーな作品でした。

演奏中、6人は終始無表情で一言もことばを発しません。それがまた実にクール。もしもにこやかな笑顔で演奏したら、映画は全く違った風合いの作品になっただろうと思います。

ゲリラ的に演奏をはじめるところが、まさにバンクシーのアートの音楽版といった感じ。彼らは、Six Drummers というミュージシャンで、この作品の後 Sound of Noise という長編映画にも出演しているようです。こちらも機会があったら見てみたいです。

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築地市場内で、お寿司を楽しむ

2018年08月24日 | おでかけ

台風13号が太平洋を抜けて行ったこの日、築地市場内にお寿司を食べに行きました。

11時までは仕事の邪魔になるので市場の中には入れませんが、何台ものターレーが周辺道路をスピードを上げて走っていきます。かっこいい♪

場内の店舗が集まっている魚がし横丁は、この日も朝から大賑わい。いくつかのお店にはすでに行列ができていました。

私たちも早めのお昼をいただくことに。この日は鮨文さんで”おまかせ”をいただきました。

ネタが新鮮で、大ぶりでどれもとろけるようにおいしい。この後、店内に”No Photograph”とあるのに気づいたので、以後の写真はありませんが、貝類や光物、中トロ、穴子など、どれもおいしくて大満足でした。海老の頭の入ったお味噌汁も絶品。最後は巻物で〆て、お店をあとにしました。

余談ですが、お寿司の下に敷いてある笹の葉が、この後に寄った業務用のお店にあったので、つい買ってしまいました。100枚もあるので、小分けして冷凍してありますが、はたして使いこなせるかしら...。

***

築地市場内でひと通り買い物をしたあとは、隣接する築地場外市場に移動しました。ちなみに”場内”はこの秋、豊洲に移転することが決まっていますが、”場外”は今の場所に残ります。場外の方が規模が大きくて店舗が多いですが、これからは豊洲は仲買人向け、築地は一般向け、と分かれていくのでしょうか。

場外に新しくできた屋内施設の”築地魚河岸”。この日は暑かったので、冷房が効いているのはありがたい。

穴子がこんな状態で売られているのは初めて見ました。@@ 3本1000円とは意外とリーズナブルですね。

マグロの半身。メモに80kgとあります。ケープタウンからはるばる来たのですね...。

このあとは屋外のお店をぶらぶらと...。写真は調理道具のつきじ常陸屋さん。たわしのツリーがかわいい。

この日買ったものの一部です。この後でかける用事があったので、生ものはやめておきました。左下に小さく見えているのは...

欲しいと思っていた紫陽花の抜き型です。常陸屋さんで見つけました。今年はシーズンは終わりですが、来年は何かに使いたいと思います。^^

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ミッション:インポッシブル フォールアウト

2018年08月23日 | 映画

シリーズ第6作となる、トム・クルーズ主演のスパイアクション映画。ヘンリー・カヴィル、前作に続いてレベッカ・ファーガソンが共演しています。

ミッション:インポッシブル フォールアウト (Mission: Impossible - Fallout)

盗まれた3つのプルトニウムを回収するミッションについていたイーサン・ハント(トム・クルーズ)のチームは、目前にして何者かに襲われ、プルトニウムを奪われてしまいます。事件の黒幕とみられるジョン・ラークという人物を追うべく、イーサンたちはCIAから派遣された工作員ウォーカー(ヘンリー・カヴィル)と行動をともにすることになりますが...。

おなじみのトムのシリーズ。今回はどんなアクションでわくわくさせてくれるんだろう~♪と楽しみに見に行ってきました。今回、前作のローグ・ネイションと同じ監督さんで、前作に続いてレベッカ・ファガーソンが出ていることもあって、微妙に前作がからんでいますが、すっかり忘れていても大丈夫でした。^^

序盤はこの人誰?だったり、名前が頭の中でこんがらがったりしましたが、パリのバイクチェイスの頃にはすっかりエンジンが温まり、あとは次から次へと繰り広げられるノンストップアクションに、ひたすら翻弄されつつ、快い興奮を味わいました。

ストーリーはあるような、ないようなではあるのですが、動と静のバランスが絶妙で飽きさせない。動はもちろん、トムのアクションで、飛行機からのダイヴ&パーティ会場にランディング、パリの街をバイクで大疾走&逆走、ビルからビルへと跳び移り、極めつけはヘリコプターバトルと崖っぷちの死闘。

これらをほとんどスタントなしにこなすトムには、称賛以外にありません。しかも年齢を感じさせず、無理している感がまったくないところがすごい。二枚目のヘンリー・カヴィルが、むさくるしいあごひげで、あえてオーラを消しているように感じましたが、トムはやっぱりスーパースターだな~と再認識しました。

そして静のパートといえば、トムを取巻く3人の美女たち、チーム・イーサンの絆、そしてベンジー(サイモン・ペッグ)の大わらわ。敵を欺くためにチーム・イーサンがひと芝居を打つ場面は痛快でした。セットされたプルトニウムの回線を断つ一連の場面は、崖っぷちバトルとの相乗効果で、早く~早く~とやきもきしました。

崖のエッジの起爆装置は、思い出しても心臓がばくばくします。映画ではパキスタンの山岳地帯という設定でしたが、ロケ地はノルウェーのフィヨルドにある Preikestolen という観光地なのですね。ヘリコプターバトルはニュージーランドのクイーンズタウンで撮影しているそうです。

The dramatic locations used in Mission Impossible: Fallout (travel.nine.com.au)

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水を描く @山種美術館

2018年08月21日 | アート

山種美術館で開催中の「水を描く」展(~9月6日まで)のギャラリートークに参加してきました。春に開催された「桜 さくら SAKURA 2018」展は ”美術館でお花見!” がテーマでしたが、今回は ”美術館で納涼!” がテーマです。

折しも今年は西日本で大きな水の災害がありましたが、一方で日本を取巻く豊かな水資源は、これまで美術の世界においても、芸術家たちにさまざまなインスピレーションを与えてきました。今年の夏は例年にない暑さでしたが、しばし酷暑を忘れて、涼の世界を堪能しました。

東山魁夷 「緑潤う」 1976年

親交のあった川端康成から、”今のうちに京都を描いて残しておいてください”と請われて手掛けた連作「京洛四季」の一作です。どこかで見た風景と思ったら、今年5月に訪れた修学院離宮の浴龍池でした。

これはその時撮った写真を同じ構図で切り取ったものですが、魁夷は見たままではなく、色も形も再構築しているのがわかります。”東山ブルー”とよばれる、青みがかった独特の色彩が、夢の中のような幻想的な世界を作り出していました。

宮廻正明 「水花火(螺)」 2012年

投網漁の網を花火に見立てた大胆な構図の作品。地は、薄い美濃紙を重ねて裏彩色という技法が取り入れられていて、表に絹が貼り込まれています。近くで見ると、凸凹した表面に青の点描と網目が細かく描きこまれていて、その繊細さに見入ってしまいました。デザイン性があってとても好きな作品です。

竹内栖鳳(たけうち・せいほう) 「緑池」 1927年

池からひょっこりカエルが顔を出している、なんとも愛らしい作品。水の透明感がみごとに表現されています。

小野竹喬(おの・ちっきょう) 「沖の灯」 1977年

ギャラリートークではスルーでしたが、私はこの作品とても好きです。たぶん幾何学的でシンプルな作品に弱いんだな...^^; 日暮れのピンク色に染まった雲、遠くにちらちらと光る漁火、詩情を感じる作品です。

川端龍子(かわばた・りゅうし) 「鳴門」 1929年

この作品は撮影することができました。開館に合わせてでかけたので、誰もいないうちにパチリ。目の覚めるような鮮やかな青色に圧倒されました。貴重な群青の絵具を3.6kgも使っているそうです。

迫力あふれる作品ですが、龍子は鳴門に行ったことがないそうです。この絵も最初は小田原の江ノ浦を描いていたのを、龍子が立ち上げた”青龍社”の第一回展に出展するために、途中から鳴門に描きかえたのだそうです。

奥村土牛 「鳴門」 1959年

こちらの鳴門は、以前「古径と土牛」展で見ました。山種美術館を代表する所蔵作品のひとつです。土牛は龍子と違い、実際に鳴門に足を運んで、揺れる船の上で、夫人に帯をつかんでもらいながら何十枚もスケッチしたそうです。写真だとうまく伝えられませんが、淡い緑色がとてもきれいです。

千住博 「ウォーターフォール」 1995年

滝の轟音が聞こえてきそうな清涼感あふれる作品。この絵は実際にキャンパスを立てて、上から絵の具を流して描かれているそうです。5色の滝を並べた「フォーリングカラーズ」という作品も、ウォーホルみたいな趣向で楽しかったです。

ゆっくり水のアートを鑑賞したあとは、いつものように1階の"Cafe椿"でひと休み。企画展にちなんだ和菓子をいただきました。5種類の中から私が選んだのは、小茂田青樹の「春雨」をモチーフにした”花の雫”というお菓子。雨に濡れた海棠の花が表現されています。

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バトル・オブ・ザ・セクシーズ

2018年08月20日 | 映画

1973年に女子テニス世界チャンピオンのビリー・ジーン・キングと、男子元世界チャンピオンのボビー・リッグスとの間で行われた世紀の試合、Battle of the Sexes(性差を超えた戦い)を映画化。エマ・ストーンとスティーヴ・カレルが共演しています。

バトル・オブ・ザ・セクシーズ (Battle of the Sexes)

1960年代からテニス選手として活躍し、1972年にグランドスラムを達成したビリー・ジーン・キング(エマ・ストーン)は、優勝賞金が男性選手のわずか1/8であることに怒り、全米テニス協会を離脱。仲間の女性選手たちといっしょに女性テニス協会を立ち上げます。

すると、フェミニズム運動の旗手でもあったビリーに、かつての男子世界チャンピオン ボビー・リッグス(スティーヴ・カレル)が、男性選手の優位性を証明すべく、勝負を挑みます。ボビーの挑発に乗ることをよしとせず、ビリーは彼の申し出を一度は断りますが...。

ビリー・ジーンのことも、この試合のことも知らなかったのですが、ビリーはクリス・エバートやナブラチロワの少し前に活躍した選手なのですね。日本ではキング夫人の名で知られ、テニス漫画の”エースをねらえ!”にも登場したことがあるそうです。^^

ビリーは、世界4大大会を制した実力のある選手であるとともに、女子テニスの地位向上に貢献し、男女同権運動や同性愛者の人権運動にも携わってきました。2009年には、こうした長年の活動に敬意を表して、オバマ大統領から大統領自由勲章が贈られています。

いわゆるフェミニズム映画ですが、ユーモアを交えて軽やかに描かれているところがとてもよかった。ビリーが男女格差に疑問を持ち、行動を起こしたことは、自然な思いとして理解できましたが、だからといって眉を吊り上げるのではなく、美しくしなやかに、彼女らしいやり方で戦っていく姿に好感がもてました。

眼鏡をかけたエマ・ストーンは最初は誰だかわからなかったほどですが^^ スポーツ選手としてのプレッシャーや、理解ある夫がいながら、同性に特別な思いを抱くようになったとまどいなど、ビリーの繊細な心の動きをていねいに演じていました。

一方のボビーは、ギャンブルで失敗し、妻に逃げられたダメ男。再び脚光を浴びようと、ビリーを挑発し、派手なパフォーマンスで世紀の一戦を盛り上げますが、結果としては双方にとって、ウィンウィンの試合になったかな?^^ 久しぶりにスティーヴ・カレルのコミカルな演技も堪能できてよかったです。

ビリーたちのウェアのデザイナーにアラン・カミング。彼も同性愛者であり、それゆえになおのこと、ビリーを応援し、心配し、励まします。今、シャラポワやウィリアムズ姉妹が活躍しているのも、ビリーたち先人の努力という礎があったからなのだな...と思うと、胸が熱くなりました。

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ゴーヤを使って(2)

2018年08月19日 | 料理

(夫が)夏にゴーヤを育てるようになって3年目になります。今年はネットのかけ方を工夫したら、りっぱな”緑のカーテン”ができました。

実際に気温が下がっているかどうかは定かではないですが、見た目はかなり涼しいです。

実も豊作で、数日ごとに収穫しています。売っているゴーヤと比べると、形が悪いし小さいですが、このサイズが使い切るのにちょうどいい。あの手この手でほとんど毎日食べています。ゴーヤ料理、今年もいくつかご紹介させていただきますね。

豚肉とゴーヤ、トマトの重ね煮。ルクルーゼにゴーヤ、豚バラ薄切り肉、プチトマトを順に重ね、料理酒を回し入れて、塩こしょう。ふたをして中火で5分蒸し煮にし、ざっくり混ぜたらできあがり。豚肉とゴーヤは相性ばっちりです。豚肉の脂から旨味が出て、しっとりおいしくいただきました。

ゴーヤのゆずこしょうマリネ。今年のゴーヤは、炒めるより、マリネやあえもの、酢の物にしてよくいただきました。薄切りにしたゴーヤに塩をまぶして少しおき、熱湯でさっと湯通しして、氷水にとって冷まします。こうすると、ゴーヤが翡翠のように美しく仕上がります♪

冷ましたゴーヤに長ねぎのみじんぎり、ゆずこしょう少々、酢、オリーブ油をあえました。

ゴーヤの酢のもの。同じく翡翠のように仕上げたゴーヤ、プチトマト、塩抜きしたワカメを器に盛り、合わせ調味料(砂糖・酢・水・しょうゆ)をかけて、白ゴマをふりました。

翡翠ゴーヤが気に入って、冷やし中華にも入れてみました。わずかな苦みがアクセントになって、これもおいしかった♪

この日はパスタで。ゴーヤ、トマト、黒オリーブ、ツナ、ケイパー、隠し味にアンチョビ少々。アーリオオーリオペペロンチーノですが、最後に隠し味にしょうゆ少々、オリーブ油を回しかけて仕上げています。食べる時にレモスコをふりかけて。ゴーヤはもう少し生っぽくシャキッと仕上げてもよかったかもしれません。

【関連記事】
ゴーヤを使って (2017-10-26)
ゴーヤを使って(3) (2019-08-29)

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東京はそろそろ秋の気配で、夜は窓を開けていると肌寒いほど。今年の夏は猛暑でしたが、勝手なもので夏が終わると思うと寂しいです。

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スイスのハッシュブラウン ロスティの朝食

2018年08月17日 | 料理

少し前にカルディでおもしろいものを見つけたので、休日の朝食に作ってみました。

ROSTI - SWISS STYLE HASH BROWNS とあります。

ロスティ(レシュティ)は、細切りにしたじゃがいもを、フライパンでこんがりと焼いて作るお料理です。元々ベルン州の農家の朝食でしたが、今ではスイスの名物料理となっているそうです。ポテトパンケーキや、ハッシュブラウン、ハッシュドポテトとよばれるものと、だいたい同じだと思います。

パウチの中に、ざくざく刻んで味付けされたじゃがいもが入っているので、フライパンにあけて軽くほぐし、円く広げて木べらで押し付けながら両面焼きます。

片面焼くのに中火でだいたい10分弱くらい。少し時間がかかりますが、慌てずじっくり待つと、こんがりいい色に焼けました。ひっくり返す時は、フライパンの蓋か、大きなお皿を使うと簡単です。

ロスティは適当に切り分けて、野菜とポーチドエッグを添えました。ヨーグルトには自家製のいちじくジャムと、先日摘んだブルーベリー、そしてチアシード。

ポーチドエッグの黄身をからませながら、おいしくいただきました。ロスティは、円く小さく焼いてもいいですね。また作ってみようと思います。

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季節の果物を使ってよくジャムを作りますが、今、家にあるのはいちじくジャムです。

私は絵は描きませんが、絵心を刺激するビジュアルですね。^^ 大好きな果物のひとつです。

皮をむいて一口大にカットして、グラニュー糖とレモン果汁をまぶしてしばらくおき、水分が出てきたら火にかけます。

私はゆるめに仕上げるのが好みです。優しいピンク色にできました。

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