最適化問題に対する超高速&安定計算

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gcc 対 Intel コンパイラ その2

2012年04月15日 02時50分15秒 | Weblog
Graph500 などの実装では、gcc の方が Intel コンパイラよりもはるかに実行速度が速くなっている。例えば OS として CentOS 6.2 を使うと gcc のバージョンも 4.4.6 とやや古いにも関わらず以下のように gcc の方がやはり速くなる。

◯問題 LiH.1Sigma+.STO6G.pqgt1t2p.dat-s
gcc 4.4.6 : 9.21s
icc 12.1.3 : 16.82s

ただし、以下の問題のように BLAS/LAPACK (正確には Cholesky 分解)の実行に律速されるときは、どちらのコンパイラでもあまり大きな差は見られない。
◯問題 nug12_r2.dat-s
gcc 4.4.6 : 104.36s
icc 12.1.3 : 104.18s


◯Westmere-EX マシン:Intel Xeon Westmere-EX 40 コアマシン
CPU Intel Xeon E7-4870 2.40GHz 30M L3 cache x 4
Memory ACTICA DDR3 1333 ECC REG 512GB( 16GB x 32)
HDD 3.5" Enterprize 1TB SATA HDD x 4 : RAID5構成
VGA GLADIAC GTX 580 1.5GB
Supermicro 4 way 4U Tower Server
1400W redundant 電源
OS : CentOS 6.2
コメント (3)
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