昨年の秋から約10ヶ月に渡って量子化学分野での SDP(分子の基底状態エネルギーの下界値計算)に対する数値実験が終了した。結果は大変良好で新しく提案した制約条件の効果については概ね予想通りの結果が出たようだ。あとは論文にして発表するだけになった。合計で問題数は200問でそれほど大した数ではないが、ASC などの高速計算機を動員しても10ヶ月かかったことから総計算量は大変大きいことがわかる(実際にはパラメータを変えながら複数回実行した問題も多かった)。
使用計算機は ASC P32(64 から 256 CPU), ASC M64(8 から 16 CPU), Opt クラスタ(16CPU), Core クラスタ(4CPU) である。256CPU の時の理論性能はちょうど 1TFlops に相当する。最も多かったメモリの消費量は 409.6Gbyte で、最も長い実行時間は約 24 日である。
使用計算機は ASC P32(64 から 256 CPU), ASC M64(8 から 16 CPU), Opt クラスタ(16CPU), Core クラスタ(4CPU) である。256CPU の時の理論性能はちょうど 1TFlops に相当する。最も多かったメモリの消費量は 409.6Gbyte で、最も長い実行時間は約 24 日である。