最適化問題に対する超高速&安定計算

大規模最適化問題、グラフ探索、機械学習やデジタルツインなどの研究のお話が中心

放熱対策

2006年05月01日 02時40分24秒 | Weblog
近所で小規模(7台ぐらい)なクラスタ計算機の構築を狙っている部署がある。ケースとしては小さめでラックマウントにするには都合が良いようだが、ブレードサーバーのような始めから空調について考慮されたものは別として、やはり大きいケースの方が放熱性能は良いようだ。多くの場合では前面に 8cm ファン、背面に 12cm ファンなどがあってケースを閉じた場合でも十分な放熱性能があるはずだが、夏に連続して稼動させることを考慮してケースの蓋を外してしまっている。普通に電源を入れて動作させておくならばあまり問題は無いのだが、特に真夏に高負荷をかけると熱暴走するノードが発生する。大型のセンターならばノード数や消費電力などから必要なエアコンの冷房能力(kW/h)を見積もるが、研究室レベルになるとどうしても十分な空調が確保できない(本来は冷房能力に見合うまでノード数を減らすべきだろうが)。そこでケースを蓋を全部開けるとか扇風機を使うなどの策が出てくることになる。
地球シミュレータ構築時のスタッフが今度は理研の京速計算機システムのために移動しているようだ。世界一の奪回なるのだろうか。
コメント (4)
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