最適化問題に対する超高速&安定計算

大規模最適化問題、グラフ探索、機械学習やデジタルツインなどの研究のお話が中心

スパコンと最適化

2006年04月25日 23時43分47秒 | Weblog
アメリカの国防予算は日本円で約50兆円ぐらいと言われているが、追加予算などもあって実際にはもっと多いと言われているし、双子の赤字(財政赤字、貿易赤字)も拡大してさらに状況が危険になっている。以前アメリカでの 国際会議 SC(SuperComputing)に参加したときに、アメリカのいろいろな研究者と話しをしていると一見国防とは関係無い目的にまで国防予算を使って研究が行われているようだった。ただ多くの民生品技術も軍事技術に転用が可能なので関係ないとは言えないが、国防総省が科学技術予算を管理しているという面もあるようだ。そのせいか向こうは比率で言えば民間投資の割合は日本より低いようで、予算が付く分野と付かない分野に相当な差がある。アメリカには Blue Gene を始めとして超高速コンピュータが多く存在しているが、最先端のものは核兵器のシミュレーションなどに使われていて、例えば最適化の基礎研究などには大規模なコンピュータを使用している例はあまり聞くことはない。
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