とうやのひとり言

佐藤とうや ブログ

庄内の星ひとつ消える

2024年02月17日 | 日記

 2月10日に急逝した時田遊佐町長の家族・遊佐町合同葬儀が生涯学習センターで行われ、多くの町民や関係者が分かれを惜しんだ。
 山形県で唯一、庄内だけが平成合併で五つの自治体に合併している。県庁との距離が遠く、全てのインフラは後塵を拝してる状態にある。高速道路はつながらず、新幹線もない。陸羽西線も今は運休となっている。その中で時田町長の仕事は群を抜いて庄内をリードしていた。
 東北電力のバイオ発電は遊佐工業団地に誘致し間もなく開業する。洋上風力発電は遊佐沖が最終ステップの段階にあり詰めの作業が始まっている。一部の反対もあるが未来を見据えた遊佐町のできる事としてゆるぎなかった。「日沿道、酒田遊佐間の開通式が3月23日だよ」との電話が私への最後の言葉だ。
 役場を木造の平屋に立て直した。「エレベーターもエスカレーターもいらない。歩いて回る役所は素晴らしい」と、いつもほめていた。鳥海山の開発は最高裁まで争って勝利を勝ち取った。
 庄内を思い、遊佐町をこれほど自慢していた人はもういない。合同葬は立派でも代えがたい人材を庄内は失った。

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