とうやのひとり言

佐藤とうや ブログ

県道改良工事に長い年月

2020年10月24日 | 日記

 久しぶりに庄内総合支庁へ地域の陳情要望活動に同行した。我が地域周辺を南北に走る県道改良工事の要望である。県議現役時代は日常茶飯事だった陳情が、自分たちの手でやる難しさや、細かい手続きのややこしさを学んだ。
 一般県道安田砂越停車場線は国道334号線と高規格道路新庄酒田線を結ぶ県道で、一部改良はされているものの、集落内は狭歪で「スクールバスも通れない」と地区民の要望は強かった。整備促進協議会を立ち上げて20年近くも経つが当初は協議会の認知すらされていなかった。
 熱心な要望活動の成果が現れたのは10年位前で、昨年には国道344号線から上興野地内までの600mほどが供用開始となり、安田砂越停車場線の始点となる一期工事が終わった。ここから先の漆曽根地区バイパス道路が整備の本命である。
 庄内総合支庁建設部長に要望書手交の後、佐藤建設部長は「工事中の国道344号バイパス工事に見通しがついた頃に着手をしたい」との挨拶があった。県道一本改良するにも膨大な時間を要する。
 地道に要望活動を続ける以外に道はない。来年も要望活動を続ける事を約束して散会した

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サケ不漁への挑戦

2020年10月17日 | 日記

 月光川のサケ遡上が始まった。牛渡川にさざ波をたてながらサケの群れが登ってくる。オホーツク沿岸の最先端技術を投入して改築した桝川ふ化場が稚魚を放流して4年目の秋となる。成果が問われる緊張の秋でもある。
 尾形組合長によれば、今年の最初のサケの遡上は9月18日に1匹確認したと言う。その後10匹、20匹と少しづつ増えながら10月には100匹となり、10月半ばには数百匹が遡上するようになり、昨年の倍になっていると言う。
 サケは放流してから4年くらいで母川に帰ると言う。昨年に3年魚も相当数帰って来たので、今年の回帰魚が山場と見ている。升川ふ化場の新技術は全国的にも注目され、緊張の走る今年の秋である。今は今年前期の捕獲漁であるが、後期の11月20日ごろから、12月10日頃が頂点で、個体も大型化し最盛期となる。
 日本沿岸のサケ漁はサンマやスルメイカと並んで漁獲量の減少が深刻な問題になっている。昨年のサケ漁獲量はピーク時の20%に落ち込んだ。海水温の上昇が指摘され、水温上昇はサケの稚魚が日本沿岸に滞在する期間が短くなり、稚魚の成長量が足りず、日本に戻って来るサケの量が少ない結果となると分析されいる。
 環境変化への対応力が高いサケの保全や、ふ化場からの放流時期を環境に合わせて調整することが求められている。
 桝川ふ化場の動向が注目されている。

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デジタル庁を新設

2020年10月10日 | 日記

 政府はデジタル庁を新設し、国と地方の行政及び教育分野も含めたデジタル化を急ぐ方針を打ち出した。合わせて、行政改革や規制改革も一気に進める狙いがある。
 これは、コロナ禍で支援対策が国民へ届くまでの遅さに不満が爆発したのがきっかけである。三密を避けるための教育現場も混乱が生じた。オンライン授業の設備もバラバラで、対応する現場の苦労の痛々しさが伝わってくる。
 全国一律翌日配達の宅急便や全国チェーンのコンビニ、通信販売などはデジタル化の最先端と言える。民間企業では実績を積み利益も上げ国民もすっかりなじんでいる。行政だけが今頃と思う。
 県も動き出した。県行政支出点検・行政改革推進委員会を開き、時代にふさわしい県庁の推進として、行政のデジタル化、行政手続きのオンライン化、情報通信基盤整備の推進を図るとしている。
 酒田市も戦略室を新設し、生活向上へデジタル化を図るとしている。各種行政手続きでネット上で対応出来るものを洗い出し、職員の業務も可能な限りデジタル化を目指すとしている。
 せめて願いたいのは「オンラインする簡単さ」である。誰でも利用できるシステムであって欲しい。婚姻届に印鑑が要らない様になると報道があった。婚姻届はアナログのような気もするが。

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中秋の名月

2020年10月03日 | 日記

 10月1日は中秋の名月である。テレビ各局が全国から満月の様子を放映し始めたので外に出てみた。薄暮の中の月あかが一段と輝いて、暑かった夏の終わりを肌身に感じさせる。虫の音も聞こえ、なんとなく大きく深呼吸をした。 

 新月から15日目の月が十五夜で、正確には満月と限らないそうだが、秋の名月には手が届きそうな近さを感じる。月は太古から人類の生活に寄り添っているように姿を変える不思議さがある。満月は最高の月だが、十三夜、半月、三日月とそれぞれ風情がある。最後の新月から順序良く満月へと向かっていく。
 昔から日本では月には「うさぎ」が住んでいて、お餅をついていると伝えられてきた。しかし、今は子供でもそんなことは信じていないだろう。せめて、月の「うさぎ」模様を見たいと、双眼鏡で覗いても私には分からなかった。
 わが家の稲刈りは終わった。秋の夜長の「月見」も一興である。

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