とうやのひとり言

佐藤とうや ブログ

山居倉庫と「おしん」

2019年06月27日 | 日記

 朝のNHK連続テレビ小説「おしん」が放送されて35年になる。一年間欠かさずテレビにかじりついて見た記憶がある。放送当時の昭和59年頃も、農山村の貧困さは目をそむけたい嫌悪感があった。  

 戦後の食糧難時の食卓は、農家の私も、おかゆや大根飯、麦飯などが日常的に夕食時に出て来るものだった。食べ盛りの子どもにとって、まずくて食えないものであった。「おしん」がテレビで放送されると、「大根めし定食」がブームになり、あちこちで食堂のメニューに加わるようになった。それは、だしの利いた旨いものだったが本物は、まずくてとても食えるものではない。  

 その「おしん」が9歳から16歳までを酒田豪商のでっち奉公で過ごしたと描かれている。それが温かく、心温まる場面が多かっただけに、酒田の知名度は抜群に上がった。

 酒田に「おしん」の面影を求めて大勢の観光客押し寄せた。「おしん」ブームである。テレビ視聴率が62.9%を記録するなどの結果、これが世界各国に広がり、今でも海外旅行者が「おしん」の故郷として酒田を訪れている。  それに応えようと酒田観光物産協会が、山形市の人形作家大滝博子さんに製作を依頼して、山居倉庫の一角に「おしん」名場面30点を人形ギャラリーとして開設し人気を呼んでいる。  

 酒田を代表する観光拠点である山居倉庫にまた一つの話題が増えた。

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日東道の遅れが社説に

2019年06月17日 | 日記

 今日の山形新聞の社説は、日本海東北自動車道の未接続区間の解消が急務であると訴えている。社説で取り上げられるほど、この区間の工事の遅れは庄内に住む者としてあまりにも悲しい。  日東道は青森から新潟までの日本海側主要都市を結ぶ重要な高規格道路であり、関西経済圏との最短距離でもある。

 社説によれば、山形自動車と秋田自動車道の重複区間を除く延長計画は322キロで供用率は約75%。その中で山形県区間は49%であると指摘している。来年度に酒田みなとー遊佐比子間が供用開始の公表で、60%になるとも述べている。  

 また社説は、高速道路はつながらないと効果を十分引き出せない。物流や観光に生かすためには日東道のミッシングリンク解消する一方、新庄酒田道路などの横軸の整備も促進する必要があると述べている。  

 酒田港はやっと一人前の港に整備された。港の効果は、莫大な量を安価で運べる事でメリットがある。それには、背後地の広域性が基本になる。それが可能にするのは高規格道路以外にない。庄内は遅れていた分、手つかずの観光資源が山ほど眠っている。外航クルーズ船の入航も順調に増加している。庄内ー成田間のLCC定期便も8月から運航がきまり、予約の受付も始まった。これにも広域で結ぶ必要が不可欠である。  

 この社説で県内世論が惹起される事を望みたい。一方、庄内は何故遅れてしまったのか点検も踏まえて、戦略に知恵を絞らなければならないと思う。 

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庄内ー成田にLCC

2019年06月16日 | 日記

 8月1日から新規就航の庄内―成田間「LCCジェットスター・ジャパン」は、庄内の未来に大きな可能性が潜んでいる。1日1便の就航でも、もたらす可能性は大きい。高速交通インフラの遅れている庄内は、全日空の東京ー羽田間1日4便のみで、成田空港をハブにした国内、国際間の利便性は格段に上がる。

  6月5日荘内日報に「低調な予約率に危機感」の見出しで知事の不満が爆発したように報じられていた。囲み記事によれば、4月18日に予約開始以来1か月半なるのに、予約率が1~2割。「最初が肝心。今のままではすぐ撤退される。トップセールスで頑張ったのに」と庄内の反応の悪さに言及した。  

 全く同感である。私自身8月の就航だし、まだと軽い気持ちでいた。しかし、これではダメと思い庄内―成田の予約をする事にした。新聞広告で「6月14日18時から、19日18時の期間に予約すると「片道1990円」のスーパースターセールを知った。

 慣れてない私は、庄内発の予約を14日の16時頃にしてしまった。スーパーセールに2時間早い。何もわからず、座席指定や各種付加価値の排除もしなかったので、加算され二人で片道2万500円となった。安いことは安いがそれ程ではない。  

 5日に帰る旅行日程を決め、翌日に成田発の予約をした。学習したので座席指定だけで、他の付加価値は全てなしとした所、二人で7千320円である。これは安い。学習効果てき面である。  成田空港は国際線のみならず、国内主要都市と路線がつながっている。那覇、福岡、大阪、北海道も乗り換えで、LCCが使える。時間が少し問題だが、工夫すれば安い旅費で何処にでも行ける。

「都心には遠い」の先入観は間違いだ。庄内の底力を見せる時である。  

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党員資格停止の処分

2019年06月08日 | 日記

  6日夕刻に自民党山形県連から電話があった。「藤彌先生、あなたの処分は党員資格停止です。党紀委員会で決めたものですから。党に貢献していただけたらいつでも処分を解除します」と言うものだった。この事は新聞社からの取材で内容は知っていた。  

 自民党酒田支部が主導し、私に一度の連絡もないまま、問答無用で県連に除名申請した結果の答えだった。私の言い分は先のブログで公表しているので申し上げることはない。酒田支部が、執拗に県連に要請し続けた事も知っていた。今さら県連に申し上げることはないので「そうですか」と返答し短い電話は終わった。  

 翌日の新聞報道で朝から電話が鳴った。メールも頂いた。ほとんどが「私と話したいから時間を取ってくれ」というものだった。私の長い議員活動のコアは、地域のため、狭い言い方をすれば選んでくれた選挙区の未来のために何をすべきかである。「ドブ板議員」は蔑視用語でもあるが、ドブ板の解決もできず、誰かの言葉を借りて分かった風な言動は嫌いである。

 一段見出しの新聞記事に有権者の反応が敏感である事を知った。県議を辞めた私に、これだけ反応を示してくれる事に、何か味方が増えた様な錯覚を感じさせた出来事だった。  

 酒田は一歩も二歩も遅れを取っていると感じるのは私だけではない。こんな事を繰り返しているうちに、酒田の衰退を取り戻せなくなったら天下の一大事である。

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エメラルドグリーンの「丸池様」

2019年06月03日 | 日記

 晴天に押されて鳥海山の麓、遊佐町の「丸池様」に行ってみた。道路の案内板に沿って進むのだが、道が細く不安ながらも到着した。

 駐車場は、箕輪漁業生産組合の敷地らしいのだが、すでにたくさんの車が止まっていたので、大丈夫かなと思いながら私も止めた。県外ナンバーが多く、杉並、水戸、秋田、つくば、山形などが目についた。もちろん庄内ナンバーは圧倒的である。それに、ライダーが10台ほどたむろしており、かなりの訪問客いや観光客である。  

 箕輪生産組合の敷地から、散歩道らしき道を進むと牛渡川の水門橋を渡って、自然林に入っていく。エメラルドグリーンの水面が見えてきた。「丸池様」だ。環境保護のため中に入らないようとの注意書きがあり、ロープが張られていた。

 ロープ伝いに遊歩道を進むと、思い思いに生えた自然林がそのまま茂っていた。その雑木の合間から「丸池様」をのぞくの感じだ。その池に折れた太い枝もそのままにある。湧水のせいなのか、腐らないのだという。手つかずの自然そのままに神秘が宿り、心を打つのかもしれない。  

 「丸池様」を周遊する散歩道で、行きかう人に「こんにちは」と声をかける。相手も同様でコミュニケーションとなる。「この林道を進めばどこに行くのかしら」と尋ねられた。「すみません」と答えた。牛渡川と丸池様は観光スポットになっている。自然のため、良いのか悪いのかそこが問題だ

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