とうやのひとり言

佐藤とうや ブログ

人気番組「ポツンと一軒家」から学ぶ自立

2022年04月29日 | 日記

 テレビ朝日の「ポツンと一軒家」は人気番組で私も良く観ている。衛星写真を手掛かりに探し出した山深くの「ポツンと一軒家」に地元集落で得た情報を手掛かりに、人里離れた場所に住む人の人生に迫るバラエティー番組である。
 それは、食べる事もままならない時代に急峻な山奥にまで食糧を求めて開拓した先人の逞しさに触れることが出来る。テレビ映像では、集落から一軒家へ続く細い一本道、崖っぷちの道路が殆ど舗装されているのに驚く。かつては集落だった一軒家もあり、米作農家だった所が今は廃業し、山林の整備や畑作農家となり、薪で暮らす日々などが紹介される。
 一軒家は何代も引き継がれ、リフォームや新築は長い年月をかけてコツコツと自分で手で造る。自給自足の生活に満足している様子が伝わり、何よりも元気な高齢者の暮らしが感動を呼ぶ。
 一方日本は、人口減少のために過疎地域が全市町村の51、5%と過半数を超えた。人口の9%が住む過疎地域は、国土面積の63%を占める異常な形となっている。国土の管理上の重要な課題である。「国土の均衡ある発展」をずっと掲げながら、インフラの不均衡や人口と産業を適正に配置できなかった政治の責任は大きい。
 「ポツンと一軒家」の視聴率が高いのは、潜む未来への覚悟「自立」への自覚なのかも知れない。

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庭先のヤマザクラ

2022年04月23日 | 日記

 華やかなソメイヨシノより数日遅れて庭先に一本だけの山桜が満開となった。植えた覚えがないので、おそらく自生したものだろうと思う。樹齢は数十年位で、ここ数年樹勢が旺盛でどんどん枝を伸ばし花の量も増えている。
 ヤマザクラは花が先に咲くソメイヨシノと違い、花と葉芽が同時期に展開する。花は淡い紅色で白色のパッと咲くソメイヨシノみいたいな豪華絢爛さはない。しかし自生したヤマザクラの堅牢さと生命力の強さは、その比ではない。
 4月23日は私が生まれた日である。若い頃は年齢を重ねると言っていたが、今は歳が向こうから勝手にやって来る心境である。26歳で結婚して52年目を超えた。子供二人に孫4人を授かり、その孫も全員大学生となった。
 振り返れば、波乱万丈の日々だったが、二人で乗り越えて今日を迎えることが出来た。先の事は分からないが身の丈に合った農作業の日々と無理のない生活を重ねて行きたいと思ってる。
 力強い山桜を愛でながら見守っていきたいものだ。

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自民党山形県連、参議員候補見送りか

2022年04月16日 | 日記

 第26回参議院通常選挙があと3か月に迫っている。山形県は全県一区で一人を選ぶ選挙、いわゆる一人区である。選挙区が広いため、当選するには知名度と世論の風が武器となる。
 自民党公認候補は岸宏一参議員後の2016年選挙と、大沼みずほ参議員後の2019年選挙のいずれも落選し、2連敗している。直近の知事選も自民党候補が落選し、その度に自民党県連会長が責任をとって辞任している。
 自民党県連は以前から勝てる候補者の擁立に向けて人選を急いでいたようだ。若い県議会議員の名前もうわさされ、私の耳にも届いていた。具体的な名前を挙げたリサーチが我が家の電話にもあった。
 結局、現時点で自民党は候補者が決まっていない。擁立を見送る方向性が出されると全国ニュースとなって各社の報道が始まった。全国32の一人区で自民党の候補者が決まらないのは山形県だけとなってしまった。
 国民政党を自負する自民党が立候補しない出来事は前代未聞である。自民党山形県連の会議でも各支部から擁立論が沸き上がったと報道されている。自民党本部では森山総務会長が「間違っても野党候補を自民党が応援した歴史はない。候補者を立てないのは異常だ」と述べている。
 擁立見送りは県内自民党支持者の投票先を奪うことになり、比例票にも少なからぬ影響がある。県議選や市町村議員選挙にも大きな影響を及ぼすと思われる。

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国の自立と生活を守る国産米

2022年04月09日 | 日記

 2月24日に始まったロシアによるウクライナへの侵攻は激しさを増し、国際社会を巻き込んだ大きなうねりとなって世界経済に暗い影を落としている。
 武力でウクライナを支配しようとするロシアは国際法違反であると殆どの国が認めている。一方、アメリカを中心にした西側諸国はウクライナへ武器供与を含めた支援をする一方でロシアには経済的制裁を日ごとに強めている。
 日本は、これらのことから高騰している原油や原材料、食料への影響を緩和する緊急緩和対策を取り組み始めている。農業分野では、燃油や配合飼料価格、肥料や肥料原料の供給不安などを抱えており、長引くコロナ禍も併せて不透明な部分が多い。
 そんな中、ロシア産石炭の禁輸する追加制裁が発表された。石油や天然ガス含むエネルギー全体のロシア依存度を減らす方針のようである。日本の電力は現在でも需給がひっ迫している。大都会の電力依存度は大きい。
 小麦やトウモロコシも危ない。食糧自給率が極端に少ない日本の自立にイエローカードが出ている。コメは半分減反し、しかも米価が20年前の半値となっている。燃料を使う早出し農産物も評価の検討時期にきている。
 ボランティア稲作の種まきが始まった。稲は確実に成長してくれる。

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日本酒を酒田港からアメリカへ

2022年04月02日 | 日記

 酒田市を代表する酒造メーカー「初孫」の東北銘醸(佐藤淳司社長)が酒田港から初めてアメリカに同社の日本酒を輸出する事になった。4月28日、40フィートコンテナ1個分、約20トンの積み込み作業が行われ、併せて記念式典が行われた。
 式典で佐藤社長は「初めて酒田港から出荷する事ができ、感激している。アメリカの愛飲者に満足してもらい、今後も市場をのばしていきたい」と述べ、更なる輸出拡大に意欲をにじませた。

「初孫」は2000年からアメリカ全土に輸出しており、日系人のみならずワイン感覚の日本酒として需要は増えていた。
 2008年の春、県議時代に山形県と姉妹県州だったコロラド州を訪問した時の事である。アメリカ視察が数日も続くとさすが食事に飽きが来る。そんな時、デンバーの夕食が久々の日本食、寿司レストラン「笹」だった。
 そこに日本酒「初孫」があった。みんなが「これは旨い」と、どんどん空瓶が並んだ。ところが300ml一本20ドルである事に気づいて「高い」と笑った。帰国後、その事を初孫佐藤社長に話したことがある。
 それを覚えておられた社長が記念式典の英字パンフを添えて「初孫」を届けてくれた。14年前に話した事である。

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