とうやのひとり言

佐藤とうや ブログ

羽黒山五重塔内部を公開

2018年07月28日 | 日記

 羽黒山五重塔は、昭和41年6月11日、国宝に指定された山形県で唯一の国宝建造物である。その国宝内部を、平成天皇御在位30年・三神合祭殿再建200年を祈念して、公開している。
 この様な公開は明治以降、記録はなく、神秘の扉が開かれたことになる。塔の創建説として、平安中期の坂東武将、平将門が建立し、その意志を引き継ぎ、娘の如蔵尼が仕上げたといわれているが、建築様式から、現在の塔は1372年に再建された時のものと言われている。案内板にはすべて英語の説明がついていた。塔は、色彩を施さない杉材の素木作りである。
 塔の内部に入るには数名一組となり、まず一階に入る。一階は観音菩薩、軍茶利明王、妙見菩薩が祀られており、ぐるっと回った。国宝指定の証書も展示されていた。内部は撮影禁止である。
 二階は特別の許可を得たという臨時の足場を登って、外側から隙間に首を突っ込んで内部を見ることが出来た。太い心柱が、この塔を支えている様子が分かった。その八角の心柱を修理した時に、巻いたものが、藤のつるで、年月とともにきつくなると説明があった。
 神秘なものは、見たい衝動がある。途切れることのない参拝客もそれぞれに、何かを感じ取ったに違いない。伝統文化の神髄に触れた気分である。

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桝川孵化場日本のPRに一役

2018年07月22日 | 日記

 北海道全道で放流される秋サケ稚魚の放流数は、10億尾を超え、その内の3.1%が母川に回帰し3千万尾あまりが捕獲されている。その中で、オホーツク沿岸は、全道の22%の放流数にもかかわらず、全道半分の1500万尾が回帰し、回帰率が6.6%と公表されている。中でも今回視察した北見管内は6.8%の驚異的な回帰率で日本一である。
 北見管内には26の孵化場があり、日本最先端の技術を誇っている。山形県遊佐町の桝川鮭漁業組合(組合長尾形修一郎)は鮭の高級魚「めじか」を通じた、ち密な交流を繰り返してきた。その結果、孵化場を再整備する際、日本一の技術を伝授してもらうことが出来た。本州ではただ一つの施設であり、注目されている。日本海沿岸の孵化場の回帰率は0.5%ともいわれ、桁違いの現状である。
 桝川孵化場は、秋に新施設で3年目の放流を迎える。4年目で回帰する鮭が一番多いとされる中、今後の動向に関心が集まる。組合員は勿論のこと、全国の注目が集まる。
 この孵化場の竣工の様子は、NHKとヨーロッパの放送局で共同制作され、オリンピックに向けた日本のPRとして、世界に配信される。
 日本ではNHKが8月19日に放映の予定だ。

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「そだねー」の赤いサイロをゲット

2018年07月15日 | 日記

 北見市常呂町にある、カーリングセンター「アドビックス常呂カーリングホール」を訪ねる事が出来た。「そだねー」で世界中の注目を集めた平昌オリンピック女子カーリングで銅メダルを獲得したLS北見の本拠地である。
 伺った時、試合中でセンターの中に入ることは出来なかったが、近くに住んでおられる鈴木夕湖選手のお母さんが、平昌オリンピックの銅メダルを片手に出て来られ「ようこそ常呂へ。引き続いて応援してね」とあいさつされた。
 本物の銅メダルに触っていいというので、びっくりした。首にかけたり、重さを確かめたり一同大はしゃぎとなった。もちろん、記念写真はバッチリである。
 もう一つ驚いたのは、もぐもぐタイムでメジャーになり、手に入らない「赤いサイロ」が全員に差し入れられた。バスの中で配られるその時、尾形組合長奥様が「藤彌さんのお孫さんに、ひと箱プレゼントしよう」と特別な計らいで、ひと箱頂戴する事となった。恐縮し、何度も何度もお礼を言って、最高のお土産となった。
 4000人規模の町おこしに果たした、LS北見の功績は大きすぎる

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地域の学校

2018年07月07日 | 日記

 学校は地域との深い関係の上にある。特に小、中、高は地域の色に染められている。そこに、教師の新しい知識と、訓練された教育が加わり、生徒を通して地域に同化し、地域が変わる循環の繰り返しと思う。学校門前町は、学校が移転すれば街並みはガラッと変わってしまう威力も持っている。
 学級のクラス替えは、子供たちの新しい刺激であり、固定された上下関係や、生徒関係をやわらげる役割がある。少子化の中で学校統合の大きな意義である。
 田川地区高校再編計画の中に中高一貫高校として、県立中学校の建設が折り込まれていた事に、再編の終わった飽海地区の猛反対は、当然と言える。中学校再編が終わったところに、新規の県立中学校に、飽海地区から生徒がなだれ込めば、中学校秩序は崩れ、高校にも波及する。これに、県教育長は昨年12月議会で先送りを表明していたが、6月議会で計画通りに進めることが可能であると明らかにした。
 文教公安委員である「私が言わなければ誰が言う」の想いで教育長に質した。「県教委は県民の声を聴くとパブコメを公募したが、結果の公表もしていない。多くの反対意見に聞く耳も持たず、県教委の正しい根拠は何か。光陵高校の工業学科の削減は、生徒が集まる努力したいので、一年待って欲しいと酒田市あげて懇願している。県教委の計画はそんなに正しいのか」
 答弁は「計画通り進めるとは言っていない。光陵高校は総合的に検討してみる」だった。分かった様で分からない。

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