減反廃止で業務米が増産

　先日の読売新聞一面トップに、今年から始まった生産調整廃止に伴う、コメの全国作付け動向が特集されていた。それによると、２９都道府県でコンビニ弁当や食堂で消費される業務用米の生産を拡大していることが分かった。
　今までは、消費の７割を占める一般家庭用米でブランド米競争が起こり、激しい産地間競争の戦国時代が長く続いた。ブランド米は、魚沼コシヒカリを筆頭に各生産県の品種開発でしのぎを削って争ってきたものの生産調整廃止を機会に、今後の需要が期待できる業務用米に切り替わったものと思われる。
　減反政策は昭和４５年に始った。米価を支えるため国がコメ作付けの一割を全国一律に減反したことに始まる。その間に自主流通米制度が導入され、品質の高いものは高く売れる競争原理が産地間競争でブランド化に拍車がかかった。しかし、コメの消費量は減り続け、４割減反しても過剰基調は変わらない。今年からは、その減反政策も廃止に転換した。
　業務用米の需要が堅調であることから、全国一斉に業務用米の増産に踏み出した。価格よりも売れるコメに舵を切り、生き残る戦略に転換を図ったとも言える。本当のコメ戦争はこれから始まる。
　政府は、農業生産性の効率化を図って世界に打って出ると決まり文句だが、コメについて言えば効率化は極限にある。残された課題は、地形と気象、農業従事者の所得である。

都道府県議会議員研修会

　４月２０日、初めての都道府県議会議員研修会がザ・プリンスパークタワー東京で開催された。全国の自民党所属県議会議員、政令都市議会議員連絡協議会代表者、約８００名の４時間に及ぶ本格的な研修である。
　政府の相次ぐ不祥事の中、党幹部の発言に注目が集まった。二階俊博幹事長の挨拶は「来春は統一地方選挙がある。自民党議員が必ず当選できる様に、党本部も頑張る」岸田政調会長は「政治の信頼回復に努めていかなければならない」と語った。
　第一講座は憲法改正について、細田憲法改正推進本部長の党内議論の状況の説明があり、中谷本部長代理は自衛隊の位置づけなどについて考え方を述べた。党内議論は集約されつつあるものの、国民の審判を仰ぐには更なる議論を重ね、概ねの国民の支持が必要で大切だと述べた。
　第二講座は、働き方改革、生産性革命・人づくり革命、地方創生、外交・安全保障の４分科会に分かれ、私は外交・安全保障分科会だった。阿達外交部会長、若宮国防部会長の講演のあと、質疑応答があり、竹島問題や迎撃ミサイルの配置などで具体的な発言があった。
　第三講座は、訪米から帰国直後に駆けつけた安倍総理大臣の時局講演が５０分間にわたった。アベノミクスの成果や人口減少の中、労働生産性を上げる必要がある。農水産業を強くしたいことや、憲法改正必要性などを訴えた。
　懇談会もあり、総理と記念写真撮影会などがあった。

東北エプソンの桜並木

　酒田市の桜も満開となった。月並みだが桜は豪華絢爛の言葉が似あう。桜の名所は数多いが、酒田市では日和山公園、三角公園、新井田川堤防などが代表的である。平日にもかかわらず公園駐車場は満車で、花見客で賑わっていた。
　隠れスポットに、東北エプソンの桜並木がある。東北エプソンの設立３０周年記念イベントとして２０１５年に桜並木を公開したところ、予想を超える好評となり、一年のみの企画が継続して実施される様になった。それまでは、会社敷地内に一般の人は入れず社員専用の豪華な桜並木だった。
　広い構内道路の両側に、樹齢３０年ほどの桜並木が回廊となって咲き誇っている。道路のゆるいカーブに沿って、桜トンネルが続いている。その見ごたえは何とも言えない。そこを散策する人が程よく楽しんでいて、これも絵になる。やっぱり春は桜だ。

パソコンがダウン

　４月５日に、マイパソコンがダウンした。いろいろ挑戦したものの私の手には負えず、専門家に依頼した。結果は入院することになり、業者が持ち帰って養生したが、その結果「購入８年目、人間でいえば８０歳の高齢であり買い替える時」と言われ、それに従うことになった。
　パソコンには青色申告、ｅＴＡＸ、日報、政務活動費、住所録、視察現場写真などのデーターが詰まっている。この引っ越し作業が大変で、業者にお願いしたが３日もかかってしまった。当然、ブログの更新もできず、パソコンのない日が続いた。
　ようやく昨日届いたものの、Windows７がWindows１０に代わり勝手が違う。これが又一苦労することになる。パソコンに疎い私には相当のストレスである。どうにか先代パソコンの仕様に近づけてもらってスタートする事が出来た。やれやれである。習うより慣れろの精神で進むことに決めた。