とうやのひとり言

佐藤とうや ブログ

山居倉庫が国指定史跡に

2021年03月27日 | 日記

 米どころ庄内のシンボル、山居倉庫が国指定史跡に指定された。 山居倉庫は128年前(明治26年)庄内藩酒井家の酒田米穀取引所の付属倉庫として建設され運営されていた。昭和46年の米穀配給統制法によって取引所が廃止され、倉庫は山居倉庫として庄内経済連、全農へと引き継がれ現在も現役のコメ倉庫である。
 食糧難でコメが貴重な時代、庄内はヤマセのない安定した穀倉地帯として存在感があった。それに港に近い山居倉庫の船便は低温で移動するため米質の劣化を防いだ。酒井家の取引所は米の選別が厳しく、農家が泣いたと聞いている。合格した米には黒票銭を貼りブランド米として庄内米の名声を大いに押し上げた。
 倉庫には品質保全の工夫が凝らされている。瓦屋根と倉庫本体を離す2重構造の屋根になっており、直射日光の伝導熱を防いでいる。倉庫の西側にケヤキ並木が植樹され西日からコメを守った。これが今の風情として残っている。
 最近は経年劣化が進み、維持補修の負担が大きく、それに近代的なコメ倉庫も建設される等、山居倉庫の現役も終えようとしていた。
 、酒田市は全農と協議の上、観光スポットでもある山居倉庫を「庄内米の象徴的な場所」として次世代に残したいとしていた。
 国指定史跡に決まり今後の酒田市の対応が注目される。

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ひさびさの鈴政

2021年03月20日 | 日記

 孫娘の大学合格祝いを口実に寿司割烹「鈴政」でランチとシャレ込んだ。昼過ぎ、店に入ると先ず満席の賑わいには驚いた。予約をしていたので部屋に案内されたが他の部屋からも話声が聞こえる。コロナ禍で私は1年も鈴政には行ってない。
 にぎりとドンガラ汁を注文した。「お飲み物はどうしましょう」と言うので「昼酒もいいか」と生ビールを注文した。ビールが先に来たので先ずは飲んだ。「うまい」と声が出てしまった。昼酒がこんなに旨いのか銘柄なのかは分からない。
 トロを先頭に食べ終わると一貫づつ次々と運ばれてきた。カウンター席と同じような贅沢な気分である。中ほどにドンガラ汁がきた。鈴政の焼き印が押された卵焼きと軍艦ウニで食事は終わった。
 帰り際、店主の秀ちゃんが居たので東京店はどうか尋ねると「家賃が100万円なんですよ。補償金の6万円で何とか頑張ってるが、店員に自分の分は自分で稼げと言ってるんですよ。常連客が少しいるので、コロナが収まってくれるのを待ってます」と元気よく答えてくれた。
 コロナが収まり仲間と酒宴を楽しみにしているのは私だけではない。

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北平田保育園3・11に避難訓練

2021年03月11日 | 日記

 酒田市「北平田保育園」では東日本大震災のあった3月11日に避難訓練を実施して3年になる。これは年に何回か実施している避難訓練のひとつで、意義あるこの日に実施している。
 想定は自由保育中、地震により給食室から火災が発生。西からの風があり、園舎の風上にあるコミセン駐車場に園児を先生が素早く安全に誘導し避難する訓練である。
 北平田保育園は北平田コミセン、北平田ファーム、JA庄内みどりと災害避難4者協定を結んでいる。4者揃って園児の安全な避難を助け、地域あげて見守る訓練は意義深いものがある。
 避難が終わった後、コミセンで用意してくれたバケツリレーの水かけや、消火器を使った放水訓練に園児たちも参加し貴重な体験となった。
 災害は忘れた頃にやって来る。日頃の訓練は役に立つ。

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「はえぬき」が「特A」に復活

2021年03月06日 | 日記


 日本穀物検定協会の2020年産米食味ランキングが4日に発表され、山形県で6割作付けされている主力品種「はえぬき」が最上ランクの「特A」となり、5年ぶりの復活となった。
 「はえぬき」は昭和57年に山形県農業試験場庄内支場で開発された品種で、母親「庄内29号」の茎が短く倒れにくい品種と父親「あきたこまち」の味が良く見た目の良さを掛け合わせた品種である。しかし、農家が栽培できるまでには10年以上の年月がかかる気の遠くなるような関係者の努力の賜物である。
 長く続いたササニシキの主役品種が、栽培管理も容易で味も良い「はえぬき」に瞬く間に取って代わられた。「はえぬき」は平成2年に食味ランク「特A」になると山形県を代表する品種となり、その「特A」が22年間も続いた。しかし、何故か平成28年に1ランク下の「A」となりガッカリしていた所への朗報である。
 「はえぬき」は多収性の品種で「つや姫」や「雪若丸」より価格が安いが栽培農家としては魅力がある。安さは業務用米として人気があり、セブンイレブンのおにぎり等に使われていると聞いている。
 日本の主食「コメ」の復活が一番の願いである。

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