生まれ育った石川県には正月になると「こうじ漬け」
の名で食べる大根の漬物があります。
(今はもう作る家もなくなっているかも知れませんが)
寒の内なら作れると思い、懐かしい母の味を作ってみました。
大根を食べよい大きさに切り、塩漬けします。
麹に炊いたご飯を混ぜ、少し暖かい50℃前後の場所(こたつの中など)で
3・4日置くと柔らかく甘い (甘酒より固め) 麹漬けのもとができ上がります。
身欠きにしんを糠を入れた水につけ 柔らかくなれば良く洗い、適当に切り
大根・身欠きにしん・人参・昆布・麹を入れ何段にも重ね上から重しをします。
数日すると麹の甘さと、大根の適当な塩味が効いて、
美味しい「大根の麹漬け」の出来上がり。
大根漬け・発酵した「麹漬けのもと」ができました。 ↓
身欠きにしんは良いのが無かったので、鯖寿司用の鯖を使いました。↓
あの頃とは比較できない豊かな食卓の現代ですが
「麹漬け」の味は変わることなく 母の思い出とともに
よみがえってきました。
誕生日の花
クンシラン(ヒガンバナ科) 花言葉・・・尊い・望みを得る
━父在りし日の匂いして陽だまりの クンシラン今日を生きおいて咲く━ 鳥海昭子
肉厚の葉の間から茎が伸び 春になるとオレンジ色の数個の花が咲く