角館草履の『実演日記』

〓袖すり合うも多生の縁〓
草履実演での日々の出会いには、互いに何かしらの意味があるのでしょう。さて、今日の出会いは…。

GW夏まつり。

2015年04月30日 | 実演日記




今日の草履は、横浜市港北区のご夫婦のオーダー草履です。試し履きで履き心地をご納得され、あとは配色選び。その日はまだ少し在庫があったのですが、どうせならとご希望をうかがい新たにお作りすることとなりました。奥様用23cmは配色をご覧いただいたものの、ご主人用25cmは届くまでのお楽しみです。気に入ってくださることを願いながら、明日の便で出発しま~す(^^)/

いったいなんでしょ、この暑さです。昨日は29℃、今日も28℃ほどまで上がりました。四月でこの気温は北国の人間にいささかツラいものがあります。散策のお客様も『いつもこんなに暑いの?』。そんなことはありません。異常気温です。
桜まつりに「桜」がないのですから、これはもう「角館GW夏まつり」と名称変更したらどうかとさえ思いますよ。「桜ざんねん旅」がこの暑さで、さらに旅人の元気を失わせているかもしれません。

そんな中で角館草履とのご縁を喜んでくださる方が確かにおります。「今日の草履」のご夫婦も、『面白いものに出会ったね!』と笑顔でお帰りでした。リピーターさんのお買い換えも毎日お越しいただいています。桜が散った穴埋めなど出来るはずもありませんが、少しでも笑顔を持ち帰っていただく、一つでも愉しい体験をしていただく、そんな角館を目指す心は角館人みな持っているはずです。

「にがおえ桜サミットin角館」は昨日29日で終了しました。似顔絵をお持ち帰りのお客様はもちろんですが、各地から参集した絵師さんが角館開催をとても喜んでくれたんですね。私はそれがことのほか嬉しく感じています。イベントはなんでもそうですが、スタッフが楽しくなければ意味を失います。絵師さん側から第二回、第三回の言葉を聞き、私たち角館あきんど塾も出来る限りの支援をしたいと思っています。

絵師さんのおひとり、盛岡市の「かが みゆきさん」に私の絵を依頼しました。実演席にはこれで5枚の「分身」が飾られることになります。これからも機会あるごとに増やしていくつもりです。それにしても上手いもんですね。


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本領発揮のGW。

2015年04月27日 | 実演日記




今日の草履は、宮城県多賀城市の女性のオーダー草履です。このたびが数足目となるリピーターさんで、ご主人と二人桜見物のついでにお立ち寄りくださいました。一昨日のご訪問時はまだ在庫がそこそこあったのですが、「あまり派手なのはどうも…」とのことでオーダーとなりました。リピーターさんほど色選びはお楽しみのようで、私もそれでいいと思います。明日の便で出発です。早速履いてくださいね~(^^)/

こちらのご夫婦がお越しの25日が、桜の見ごろも最終日となりました。今日現在、武家屋敷通りの枝垂れ桜も檜木内川堤のソメイヨシノも、ほぼ最後の「名残り桜」となっています。街中には少し遅く咲く木もありますから、すべての桜が終わったわけではありません。もっともそれさえ今月いっぱいは持たないでしょう。桜のないゴールデンウィークが明後日から始まります。

「にがおえ桜サミットin角館」は、ひとまず25日・26日の二日間が終わりました。桜サミットの名前に相応しい満開とはいきませんでしたが、子ども連れのお客様などで一定の賑わいは作れたと思っています。今後第二回、第三回と数えることが出来たら、おそらく角館桜観光の名物的存在に成長すると確信しています。最終日29日には、さらに多くのお訪ねを期待したいところです。

全体的な角館の人出は、ピークが25日の土曜日だったかもしれません。それに次ぐのが19日の日曜日で、平年を思えばまずありえない現象です。昨日と今日の落差も大きいですね。桜が散ったことで散策時間が短くなっているのかもしれません。そのせいかゆっくり実演を観るお客様がいらして、実演席の丸太椅子は空く時間が少なかったです。むしろ私としては本領発揮のご来客数でした。

ゴールデンウィークを前に桜まつりの総括は早計ですが、ここまでリピーターさんのお訪ねは例年と変わらない印象です。桜が散った平日の今日であっても、5~6人のお買い換えをお迎えしました。本来ゴールデンウィークに入ってからが本格的に増えます。桜がない角館をいかに愉しんでいただくか、まさに本領発揮のつもりでおります。
ただ一ヶ月ノンストップ実演の前半を終えて、確かに疲労感があります。今夜は休肝日にして早い就寝といたしましょう。

こちらが今日夕方の西宮家中庭の枝垂れ桜です。好天と高気温が続いたせいか、満開の頃と比べてずいぶん白くなりました。



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散策の街 角館。

2015年04月22日 | 実演日記




今日の草履は、彩シリーズ23cm土踏まず付き[四阡六百円]
赤の唐草をベースに同系色の和柄を組み合わせてみました。「和」が強調された優しい配色になったと思います。「今日の草履」は編みあがって間もなく、仙台市太白区からお越しのおばさまがお持ち帰りです。

ここ数日の雨天から一転、朝から気持ちの良い青空が広がった角館です。最高気温も20℃近くに達し、吹く風も心地よく感じられました。角館の桜たちはすべてが開いたという感じでしょうか。開花が早かった枝垂れ桜は少しずつ花びらを落とし始めています。明日以降も青空と高気温が続く予報ですから、桜がギリギリ残りそうな25日・26日が今季最高の人出になるでしょう。

東京都からお越しのご夫婦旅。満開の桜に終始笑顔の奥様は、『ネットで満開を知って今朝の新幹線に乗ったのよ~。日帰りだからこれで帰るわねっ』。
こちらのご夫婦は角館の常連さんでした。初角館のときはツアーを申し込み、桜の満開に当らなかったとのこと。それ以来宿泊はあきらめて、「満開」を聞いたら日帰りの旅を続けているのだそうです。角館の「通」と言えるでしょうか。

岩手県平泉からお越しのご夫婦旅。角館にはこれまで何度かお越しでも、西宮家は初めてのお訪ねでした。と言いますか、街を散策されるのが初めてとおっしゃいます。よくあるケースなんですが、マイカーで来られる比較的近くのお客様は、主に武家屋敷通りの大型駐車場を利用します。そしてその周辺だけの散策で戻られることが多いんですね。むしろ新幹線でお越しになる首都圏のお客様ほど、歩く分だけ街に詳しいという皮肉が生まれるわけです。西宮家も角館草履も初めて知ったご夫婦は、『歩いてみると面白いのが分かりました~』。

満開と好天が続く明日も多くのお客様がお越しになるでしょう。せっかくのこの時季ですから、街中の桜をご堪能いただきたいものです。今朝の桜の風景をお届けします。











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桜の勝ち負け。

2015年04月21日 | 地域の話




今日の草履は、彩シリーズ23cm土踏まず付き[四阡六百円]
爽やかに緑とクリーム色を組み合わせてみました。年代としては中高年のおばさまによろしいのではないかと思います。赤系が人気といいながら、こうした爽やかな配色を良しとするおばさまは案外多いものです。今日も明るく爽やかなおばさまたちとの出会いがあった、西宮家草履実演席です。

今年の桜の早咲きは、やはりどこか調子が狂った感じです。ここまでの人出ピークはゴールデンウィークのはるか前、しかも桜まつりさえ開幕していなかった19日でした。翌日20日の開幕日は平日雨天のせいもあって、普段の日曜日となにも変わらない感じでした。そして今日が二日目、思いのほか天気は回復したのですが、人出はやはり桜まつりとは思えません。

今朝とあるコンビニ店長が言うのは、桜まつり開幕に合わせて人員を増やす計画でいたため、19日は人手不足でてんてこ舞いの忙しさ。そして桜まつり開幕の昨日は、逆にスタッフ余りで困ったとのこと。読みが甘いと言えばその通りながら、調子が狂っているのは様々な業種に及ぶと思います。
そしてゴールデンウィークに桜がないことが確定となりました。調子が狂うのはこの先もっとかもしれません。

鹿児島県から団体さんがお越しでした。みなさん口々に話すのは、『思いがけず満開が観られました~』。
今日のツアーはもうずいぶん前に予約されたはずですから、桜の咲き具合はギャンブルと一緒です。去年の見ごろは29日スタート、去年の今日はまだツボミだったでしょう。そう思うとここ数日にお越しのお客様は、さしずめ「勝ち組」と言えるでしょうか。

けれども桜が散ったあとのゴールデンウィークに訪れる多くのお客様を、「負け組」にすることだけはなんとしても回避しなければなりません。角館人は大きな役目を背負ったと思っています。
ひとまず満開の角館を明日も頑張ります(^^)
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本日桜まつり開幕です。

2015年04月20日 | 地域の話




今日の草履は、彩シリーズ24cm土踏まず付き[四阡八百円]
シーチング(無地)をベースに使う配色をときどき編みます。同じ二種の布地でも、プリントをベースにしたときとだいぶ印象が変わりますね。シックさがより強調されて、これはこれでいいと思います。

いよいよ本日角館の桜まつりが開幕しました。初日からすでに桜が見ごろを迎えているのは、いつもの姿とだいぶ違います。昨日は開幕前にもかかわらず、好天に恵まれ大勢のお客様が訪れました。開幕初日の今日は朝から寒い雨で、さほどのご来客数ではありません。地元民は冗談半分で『今年の桜まつり、昨日で終わったんでね!?』と言う人までいる始末。よもやそんなことはないと思いますが、なんともタイミングの悪い桜まつりではあります。

今年で11回目を数えるでしょうか、角館小学校四年部による「桜の町の案内人」をご紹介しましょう。数名の生徒がグループになって、観光で訪れている方々に角館をご紹介するという活動です。いきなり子どもたちから見知らぬ大人へ声を掛けるのですから、その緊張感は並大抵でありません。そこを乗り越え学んだ知識をご披露し、最後に聞いてくださったことにお礼を述べる。教室では得られない貴重な経験だと思います。
そして旅行者にしてもこの活動が大きな思い出となるのでしょう。わが家の長女と次女が第1回、三女が第4回に経験したときは、50通近い手紙が学校へ届けられたものです。




今朝は雨のため桜の写真は撮りませんでした。これらは昨日の朝写したものです。さきほど観光協会がアップしたfacebookによると、武家屋敷通り枝垂れ桜が「満開」、檜木内川堤ソメイヨシノが「七分咲き」だそうです。明日一日曇り時々雨の予報ながら、22日からは連日好天に恵まれそうです。22日で角館すべての桜が満開状態となり、24日から枝垂れ桜が散り始める感じでしょうか。この分だと25日・26日が今季最高の人出となるような気がします。








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子どもたちの伝統芸能。

2015年04月17日 | 実演日記




今日の草履は、彩シリーズ23cm土踏まず付き[四阡六百円]
濃紺もしくは黒地をベースにエンジを組み合わせた配色を、角館草履草創期から「秋田おばこ調」と呼んでいます。日常に編む草履では定番配色①「紺の唐草にエンジ」がその代表ですが、スポット的に入荷した布地でもよく編む配色なんですね。そして間違いなく素早い売れ行きです。まさに「絣調」の平生地がこちらになります。




角館の桜まつりでは、伝統芸能「飾山囃子」の披露が毎年行われます。今年も桜まつり期間中(4月20日~5月5日)の土日祝、天気が良ければ檜木内川河川敷特設会場、雨天であれば樺細工伝承館中庭で開催されます。飾山囃子には手踊りが付き物で、その衣裳のひとつが絣にモンペ、つまり「秋田おばこ」というわけですね。主に中学生以下、中には3歳とか4歳の女の子もいます。わが家の三人娘も経験した登竜門的な舞台で、どんなに下手でも喝采の拍手を浴びるものでした。

今日は他町の保育園から年長組さんが角館散策に訪れました。子どもたちに喋らせると自由でいいですね。『ナニつくってんの?』『むずかしいの?』『なんでそんなのつくるの?』等々、瞬時に答えられない質問もあります。そんな中で笑ったのはひとりの女の子の言葉、『なんかしょくにんみたい~!』。引率の保育士さんがすかさず、『みたい…じゃなくて本物だよ』。
もっとも子どもたちより自由だったのは、ついでに草履を買っていかれた保育士さんかもしれません。




なにをさせても可愛い子どもたち。角館の桜まつりにお越しの際は、ぜひともそんな子どもたちの手踊りやお囃子をご覧いただきたいと思います。
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静かな開花二日目です。

2015年04月16日 | 実演日記




今日の草履は、彩シリーズ25cm土踏まず付き[五阡円]
緑ベースの男性用は定番配色④「緑の唐草に緑」がそれこそ定番なのですが、こうした綺麗な和柄も面白いと思います。男性用、女性用と色で分けること自体がナンセンスかもしれません。おそらく「今日の草履」もお選びは早いような気がします。

開花宣言から二日目の角館は、少しばかり肌寒い一日となりました。開店から閉店までストーブを消さなかったのは何日かぶりです。それでも開花にブレーキを思えば、むしろ嬉しい寒さかもしれません。桜の咲き始めた角館がこんなに静かなのも、予想を超える早咲きと今日の天気でしょう。週間予報を見ると今週いっぱいは比較的低温ながら、週明けからほぼ好天が続きそうです。これでもう開花を止めることはできませんね。
今朝の玉川堤ソメイヨシノの画像です。今ごろはもう少し開いているでしょう。




『あ~、いて良かった~!』と言いながら実演席に入って見えた女性は、山形県天童市からお越しです。かつて私の実演をしばらく見学し、自分で編んでみようと材料をお買い上げでした。『やっぱり甘かったですぅ』と苦笑いしながら、今日は完成した草履をお求めのためお越しというわけですね。
今まさに満開という山形県から、咲き始めの肌寒い角館へよくぞ来てくださいましたよ。早速今夜から履いてくださいね~(^^)

夕方近く仙台市からお若い女性がお立ち寄りでした。ご両親が角館ファンでこれまで何度かお越しとのことですが、街の散策はほぼ今日が初めてなんだそうです。西宮家もたいへん気に入ってくださり、『今度両親も連れてきますねっ!』。
今年の満開はGW前のうえに平日となりそうですから、マイカー組も比較的町へ入りやすいかもしれません。『仙台ならもう一度来ませんか?』と言うと、『父が休める25日か26日に誘ってみます~』と女性。

今年の実演席で、「桜リベンジ」第一号となるやもしれません。
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開花宣言です!

2015年04月15日 | 実演日記




今日の草履は、彩シリーズ22cm土踏まず付き[四阡四百円]
「和」のうえに「時代」を感じさせる和柄をベースに、シブ目の紺を組み合わせてみました。NHK大河ドラマ「花燃ゆ」に登場しそうな衣裳柄ですね。平生地はこちらです。




「花燃ゆ」は今から150年余り前の日本が舞台です。その当時檜木内川堤のソメイヨシノはまだありませんが、武家屋敷通りの枝垂れ桜はすでに咲いていました。いったい当時はどんな桜色で人々を愉しませたのでしょうか。

樺細工伝承館の枝垂れ桜が開きだし、いよいよ本日角館にも「開花宣言」が出されました。ここ数日の進み具合でおそらく今日だなとは思っていましたが、平年と比べて十日ほども早いでしょう。少なくとも私の記憶にはありません。二、三日遅れて檜木内川堤のソメイヨシノも開きだすと思います。
同じ桜の木でも、その年で若干色合いが違うものです。咲き始めから満開までの「熟成時間」による話も聞きました。五日から一週間後にはすべての桜が咲き誇るはずです。その色合いを楽しみにしましょう。

4月10日のブログでご紹介した「にがおえ桜サミット」のチラシポスターが出来上がりました。似顔絵は顔が似ていることがもちろん重要ながら、特筆すべきはその「色使い」なんですね。絵師さんそれぞれに個性があって、紛れもなくひとつの「作品」です。ましてこの企画は似顔絵バックに桜花を施すのが決まりとなっていますから、個性的なそれぞれの桜も楽しみにしてほしいと思っています。

さて、「色」で溢れる角館が、もう始まりました。


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あきんどの名人芸。

2015年04月14日 | 地域の話




今日の草履は、神奈川県鎌倉市からお越しくださったおばさまのオーダー草履です。試し履きのうえその履き心地と健康効果はご理解くださったのですが、「色」で悩まれました。今の実演席は一年で最も在庫が豊富ですが、おばさまのご希望はメリハリのない落ち着いた配色。そこでシーチング無地を使った一色編みをご提案し、中で気に入ってくださったのが辛子色というわけです。早速明日の便でお送りしますね~(^^)

予想通り樺細工伝承館前の枝垂れ桜が数輪開きました。明日からも最高気温が15℃を超え続けますので、順次咲きだすのは間違いありません。これまでも開花の早い年は何度もありましたが、ゴールデンウィーク突入時にすべて散った後というのは前代未聞じゃないでしょうか。数年前五月に入ってすぐ散った年は、ゴールデンウィーク後半の予約キャンセルが相次ぎました。今年の“被害”はそれを上回るかもしれません。

「制限の中において初めて名人はその腕を示す」

毎朝スマホに送られてくる「致知一日一言」にあった言葉で、ドイツの詩人ゲーテが遺したそうです。この「制限」には色々な意味があるんじゃないでしょうか。「弘法筆を選ばず」であれば「道具」でしょうし、今年のゴールデンウィークに当てはめれば「環境」の気がします。角館のゴールデンウィークにあって桜の存在は極めて重要で、地元民も観光のお客様もそれは「あって当たり前」でしょう。それがないとしたらこれほど大きな「制限」は思いつかないくらいですよ。

とは言いながら、角館のゴールデンウィークに人っ子ひとりいないなどということはありません。桜を目指したのに時期が合わなかった旅人もいれば、桜がないと知っていても散策に訪れるお客様だっているはずです。そんな方々にどのようにして喜んでいただくか、それこそが腕を示す「名人」ではないかと思うわけです。

角館のあきんどたちが、これまでに培った「名人芸」を如何なく発揮する。今年はそういうゴーデンウィークになるだろうと思います。
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そろそろ開花です。

2015年04月13日 | 地域の話




今日の草履は、彩シリーズ22cm土踏まず付き[四阡四百円]
まさに桜満開の美しさを表現してみました。桜の色は一般にピンクで表されますが、実際の桜たちを見るとそんなに単純なものではありません。鮮やかなショッキングピンク、淡く優しいピンク、白に近い穏やかなピンク。それらが角館にはすべて揃っています。この小さな町に二千本とも云われる桜たちは、皆それぞれに個性的ですよ。平生地はこちらです。




町のいたるところに桜が植えられている角館では、開花日もまたそれぞれです。早い木はもう咲きだしていて、数日前からfacebookでも情報が伝えられ出しました。観光名所としては武家屋敷通りの枝垂れ桜と檜木内川堤のソメイヨシノですが、あと二~三日で開花がはっきり分かると思います。一輪とか二輪であれば今夜にでも開くでしょう。





今朝の樺細工伝承館前枝垂れ桜です。ここまで赤くなればあと一両日中に開きますね。




比較的早いとされる郵便局の紅枝垂れ桜です。こちらも進行具合は武家屋敷通りと同程度に見ました。檜木内川堤のソメイヨシノでさえ、一日くらい遅いにしてもまず同程度です。明日は天気こそ悪いものの最高気温は20℃に達するといいますから、明日から順次開花すると思って構わないと思います。
となると週明けから見頃を迎え、来週末でほぼ終える計算になりますかね。いやはやなんとも急ぎ過ぎですわ。

桜のない5月の連休はどんな角館になるのか。超繁忙期を迎える前に心配が生まれました。
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