角館草履の『実演日記』

〓袖すり合うも多生の縁〓
草履実演での日々の出会いには、互いに何かしらの意味があるのでしょう。さて、今日の出会いは…。

先祖返り。

2023年07月30日 | 実演日記


横浜市港北区からお越しくださった男性のオーダー草履です。
試し履きをしたとたんに『あぁ…』。
お買い上げを決められるまでに時間はほぼ要りませんでした。

角館草履を試し履きしたとたん
明らかに「何か」を感じとる人がいます。
それは気持ち良さだけでは説明のつかない
DNAレベルの奥深くへ働きかける何かです。
最近とあるラジオ番組を聴いていて
それがニッポン人の「先祖返り」だと
知りました。

われわれの先祖でワラジやワラ草履を
履かなかった人は一人もいません。
ストンと腑に落ちる回答を得て
とても心地よい気分になりました。

今年ももうすぐお盆がやってきます。
故郷で心の先祖返りを果たし
心地よい気分になったあとは
ぜひ西宮家にもお立ち寄りください♪

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六十過ぎたら人類に…。

2023年07月26日 | 地域の話


パッチワーク調22cm 土踏まず付き【2023年12月31日まで5,600円税込】

『六十までは個人で良いが
六十過ぎたら人類になりなさい』


最近この言葉を知りました。
六十歳までは自分のことを
一生懸命やって良いが
六十歳を過ぎたらこの世に生きる
一人として尽くしなさい…
そんな意味なのだと思います。

この言葉からもう一つ感じたのは
六十歳までに己のことは出来る限り
やり終えなさい…


うっかり六十になっていました。
少し慌てなくてはなりません。
まずは災難除けをしてきました。




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過去最大の水害。

2023年07月20日 | 地域の話


青系おまかせ23cm 土踏まず付き【2023年12月31日まで5,800円税込】

記録的な大雨に見舞われた秋田県
降り始めから一週間が経ち
今日ようやく陽の光を見ました。
秋田新幹線は今朝から通常運転を開始し
角館周辺の道路にも通行止め等の制約はありません。

しかし県都秋田市の被害がとても大きいです。
秋田市民が口を揃えて過去最大と言うように
私もこんな映像を見るのは初めてのことでした。
床上・床下浸水の家屋数は依然として未確定と言いますから
とにかく手が回っていないのが分かります。

秋田市民の多くが後片付けに追われているため
結果角館を散策される人影もわずかです。
日ごろ秋田市からの散策者がいかに多いか
こういうときにはっきり分かります。

目の前のことに全力を尽くすしかないと分かっていても
コロナ禍からの立ち直りが急がれる矢先の大雨被害に
いささか気持ちが滅入る陽の暑さです。
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秋田城跡公園。

2023年07月13日 | 地域の話


緑系おまかせ23cm 土踏まず付き【2023年12月31日まで5,800円税込】


先日の休みを利用して秋田城跡公園を訪ねてみました。
今年度のわらび座大劇場がこの時代の歴史絵巻を上演していて
一度訪ねてみたいと思っていました。










好きな日本史が信長の時代からなので、秋田城があった古代は
わらび座の上演がなければ興味を持たなかったかもしれません。
何かを機会にふと訪ねたいと思う…
角館を訪れる旅人もそんなケースがあるんじゃないでしょうか。

そしてこちらも一度訪ねたいと思っていた「館の丸食堂」
秋田市の方々にはかなり名の知れた食堂で
看板メニューが「ホルモン定食」です。
文句なしに美味しゅうございました(^^♪




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角館草履の耐用年数。

2023年07月08日 | 実演日記


赤系おまかせ25cm 土踏まず付き【2023年12月31日まで税込6,200円】

24cmと25cmは男性と女性が混じるサイズです。
今どき男女を色で分けることはないとしても
さまざまな色を編みたいサイズではありますね。

青森市から女性リピーターさんがお買い換えにお越しでした。
さほどお久しぶりとは思えなかったので聞いてみると
一年~二年に一度お越しだそうです。
それまで履いていた草履をすぐ棄てるわけではないにしても
新品の履き心地が大好きなのだと思います。

角館草履の耐用年数は実演席の話題で必須です。
数千円の商品ですから気になるのはごもっともでしょう。
しかしこれがなかなか的確にお答えできなくて恐縮しています。
とにかく個人差が大きいんですよ。

リピーターさんのお買い換えサイクルで最も多いのは
「約二年」と思います。それくらいでお買い換えいただければ
履き心地についてもある程度維持されているんじゃないでしょうか。
ちなみにですが、常連さんの中で最もお買い換えペースの早いのは
お隣大仙市のおばさまで「約半年」。

逆に長いリピーターさんも案外多く
おとといご注文のお電話をくださった神奈川県厚木市の男性は
十年前の旅行でお買い上げだったそうです。
そのときの草履が今も目の前にあると言いますから
作り手としてはなんとも嬉しいものでした(^^♪
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ご希望配色は「エキサイティング」。

2023年07月06日 | 実演日記



お隣大仙市にお住いのおばさまはこれまで何度も
お買い上げくださっている常連さんです。
実際に草履を履くのは県外に暮らす二人の娘さん。
このたびもその娘さんに頼まれお訪ねでした。

一人の娘さんのご希望配色は「エキサイティング」
発売から二十年を迎えた角館草履で初めての
表現かもしれません(笑)
そこでお勧めしたのが画像の草履
喜んでいただければ幸いです(^^♪
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西宮家子孫との出会い。

2023年07月01日 | 実演日記


完全おまかせ24cm 土踏まず付き【2023年12月31日まで6,000円税込】

こちらの草履は編み上げてまもなく
群馬県からお越しの男性がお持ち帰りです。
ありがとうございました(^^♪


一人静かに草履実演に見入る青年がおりました。
試し履きを薦めると、若者らしい屈託のない笑顔で試しながら…

『五歳の頃父に連れられて来たことが
あったんです。お前の先祖が暮らした家が
ここだぞって…』


ん? 西宮家が先祖の家?
いくつか質問した結果、彼を角館西宮家の子孫と認めます(笑)

ものづくりの道へ進むことを決意し
まもなく隣県へ赴くのだそうです。
いつか私が西宮家を卒業したあと
彼が米蔵でものづくりの実演をしたら
話題性としては抜群でしょう。

『先祖の家に職人さんという人がいたこと
すごく嬉しかったですぅ〜♪』


帰り際の彼の言葉に、私こそ縁ある出会いを
ありがとうと言いたいです(^^♪
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