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国産ワクチンの人体実験が10日以内に始まる

2020年10月05日 | 国内
10月4日 トルコは対コロナウイルスの国産ワクチンの開発に努めてきましたが、やっと人体実験の段階に到達したと、ファフレッティン・コジャ保健相が言いました。

 Hurriyet

トルコは10日以内に、対コロナウイルスの国産ワクチンの人体実験を始めるだろうと、保健相は言いました。保健相はテキルダーのワクチンを開発している製薬会社の研究所を訪ね、研究過程について説明を受けましたが、その訪問中に、保健相はこの発言をしました。

研究所訪問後、保健相はエルドアン大統領にビデオ電話で、ワクチンの開発状況について情報を送りました。「よいニュースをお知らせしたい」とコジャ保健相はエルドアン大統領に言いました。「ご存じのように、わが国では、現在、13の対コロナウイルス・ワクチンの開発をしています。ワクチンの動物実験は成功裏に終わりました。これは臨床前の実験となります。ワクチンは人体実験の段階に到達したというグッドニュースをお知らせしたいと思います」

動物実験では19匹の動物をコロナウイルスに感染させたと、保健相は言いました。そのうちの10匹はワクチンを与えられ、9匹はワクチンを与えられず、対照実験にされました。2週間後、ワクチンを注射された動物は1匹も死なず、肺にもウイルスの痕跡はなかったそうです。一方、対照実験にされた動物のうち4匹は死に、生き残った5匹は肺にウイルスが残っていたと、保健相は語りました。


トルコの赤ちゃんは平均17か月、母乳を与えられている

トルコ保健省の調査によると、トルコの母親は一般に、生後17か月まで赤ちゃんに母乳を与えています。トルコ生まれの赤ちゃんの96.5%が母乳で育てられていることもわかりました。

 Hurriyet

保健省の調査によると、不適切で、不安定な授乳は赤ちゃんと子供たちの肉体的・社会的・精神的発達に否定的な影響を与え、ひいては社会の経済的・文化的発展に悪影響を及ぼすということです。過去30年間の研究で、母乳は独特の栄養の源であることがわかりました。そのため、授乳する母親がふたたび増えてきています。

調査の結果、トルコでは96.55の母親が母乳だけで赤ちゃんを育て、平均授乳期間は17か月まで伸びていることもわかりました。ユニセフによると、母乳を飲まないで育った子供の死亡率は、母乳で育った子供の4~6倍だそうです。WHOは母乳で育てる女性がもっと多ければ、年間80万人の子供が死ななかったろうと言っています。

赤ちゃんは6か月までは母乳のみで育てられるべきで、6か月過ぎて固形物を食べるようになっても、最低2歳までは母乳を与えつづけたほうが良いそうです。


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