ぼくの近代建築コレクション
東京の都心と下町を中心に、戦前に建てられた古い建物の写真を投稿していきます。
 




金勝堂時計店。足立区千住4-4。1988(昭和63)年12月11日

宿場町通りから入る千住3丁目と4丁目の間の通りは「サンロード」という商店街であるが、昭和30年代かと思える建物の商店が並んでいる。宿場町通りは昔の日光街道だった面影を残す古い家もまだ何軒か残っているが、サンロードではそこまで古い家は見当たらない。とはいえ、昭和30年代の家並みだからレトロ感はこちらのほうが勝っているかもしれない。
戦時中に建物疎開になった地区と思われる。サンロードの両側ともだが、主に北側を50m位の幅で防火帯を設けたようである。戦後、そこに建て直された家が今になってもまだかなり残っていて、ちょっと懐かしい街並みを造りだしている。


竹沢フォット、一初。千住4-19
2003(平成15)年1月12日

金勝堂は今は「サン治療院」になっている。建物も建て直されたように思える。
一初は以前はせんべい屋だったようだ。「DPE写真材料」(「料」の字はなくなっている)の竹中フォトはショーウインドーに古いカメラを置いている。フィルムのDPEを請け負っているのかと思うが、こういう店を利用するのが本当の贅沢というのだろう。

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