ぼくの近代建築コレクション
東京の都心と下町を中心に、戦前に建てられた古い建物の写真を投稿していきます。
 




有楽座。千代田区有楽町1-2。左:1984(昭和59)年9月

設計:阿部美樹志、施工:竹中工務店、竣工:1935(昭和10)年。
1935年6月に演劇劇場として開館し、戦後の昭和24年8月から洋画のロードショー館になったという。外観がなまこ壁を取り入れた和風なのは日本の大衆演劇を上演する劇場として建てられたからだった。
劇場の南側にオフィスビルがくっついているが、一体の建物なのかどうか不明。「歴史的建築総目録DB」では「4階建て」だが、『近代建築ガイドブック[関東編]』(東京建築探偵団著、鹿島出版会、昭和57年)では「10階建て」としている。
再開発によって建物の取り壊しが始まる1984年11月にいったん閉館した。
写真左下で「生まれて半世紀!さよならフェスティバル」のチケットを販売している。ネットオークションで売り出されているパンフレットを見ると、10月13日から日比谷映画、10月20日から有楽座で開催されている。

有楽座。左:1984(昭和59)年5月3日、右:同年9月

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コメント
 
 
 
ここですか? (メタBOの若大将)
2009-09-17 09:34:22
遅くなりましたが どうにか辿り着けました^^

煙突の左側にシュッと出ているのが問題の鳥居ですね
確かに鳥居の上の部分に見えますね

当時何気なく撮影した写真が四半世紀も経ってから注目を浴びるなんておもしろいですね
 
 
 
>メタBOの若大将様 (流一)
2009-09-17 16:06:37
貴ブログ「東宝娯楽映画 ロケ地巡礼大作戦!」の「社長三代記」は1958年の公開ということですが、そこで見られる三信ビルなどの光景は貴重な記録ですね。もしかしてここに写っているビルはもうなにも残っていないのでは? 煙突から煙を出しているビルがありますね。
 
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