ぼくの近代建築コレクション
東京の都心と下町を中心に、戦前に建てられた古い建物の写真を投稿していきます。
 




日章興産ビル、歌舞伎座。中央区銀座4-12。1988(昭和63)年10月9日

週間ビル経営・第384号の日章興産の記事によると、写真のビルは昭和4年に松竹の「泰聖ビル」として建設された。昭和18年に出光興産が購入し、「出光館」の名で昭和36年まで出光の本社として使用された。昭和37年に出光グループの損保・不動産部門として日章興産が設立され、「日章興産ビル」と改称してビルの運営を引継いだ、という。



日章興産ビル。1986(昭和61)年8月31日

1枚目の写真とたいして変わらないが掲載しておく。やはり週間ビル経営・第384号によると、現在のビルは1999(平成11)年9月の竣工で、写真のビルは1997(平成9)年9月に解体が開始された。三原橋交差点の歌舞伎座の方角がどういう風に変わったのか、何度も見ているはずだが思い浮かばない。旧ビルのランドマーク的呪縛が解けないようだ。



三原橋交差点(パチンコ・モンタナ)。銀座4-10。1985(昭和60)年6月2日

パチンコ・モンタナは昭和30年代の火保図に出ているので、戦後まもなくの開店だろう。敷地面積はかなり大きく日章興産ビルと同じくらいである。

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