ぼくの近代建築コレクション
東京の都心と下町を中心に、戦前に建てられた古い建物の写真を投稿していきます。
 



内外印刷(株)
中央区八丁堀2-22
1984(昭和59)年6月17日

場所は当ブログ 『直井整骨療院』(現・鈴らんビル)の横丁。内外印刷はぼくの叔父が社長、父が専務でやっていた会社。写真ではこの辺りから築地・入船・湊にかけてよくみられる零細な印刷所に見える。実際には奥に深く、しかも奥でL字型に続いていてけっこう面積はあるのである。印刷所としては中規模。建物の右側は8畳くらいの事務所。2階は社長宅。
内外印刷のことは父からはなにも聞いていない。まさかこんな記事を書くことになるとは思いもよらなかった。富山から出てきた祖父が創業したのだが、やはり八丁堀でだったのか、あるいは本籍地の茅場町でだったかもしれない。昭和25年頃にこの建物を建てて蛎殻町から移ったようである。ぼくが知っている納入先は国鉄と気象庁。ぼくの家にはずっと国鉄のカレンダーが架かっていた。
写真はお祭りで、子供のいる親戚が久しぶりに集まったときのもの。この後、じきに建物を取り壊して1985年12月には現在の内外ビルが建つ。したがって、すでに内外印刷は実質的には操業はしていなかっと思う。





現在の内外ビルの1階は 珈琲屋めいぷるがビルの竣工とともに開店した。マスターは中南米のコーヒー園にまで買出しだか視察だかにいく人である。店も落ち着ける造りなのでお勧めする。ただし店内は禁煙。

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