ぼくの近代建築コレクション
東京の都心と下町を中心に、戦前に建てられた古い建物の写真を投稿していきます。
 




佐々木硝子。中央区日本橋馬喰町2-2。1988(昭和63)年2月21日

靖国通りから神田川の左衛門橋の方へ入る角にあった。写真右へ行くと両国橋。
ブログ「中村與資平記念館別館>佐々木硝子」によると、設計:中村與資平、竣工:1928(昭和3)年である。「中村與資平記念館別館」にある竣工時の写真を見ると、窓が改装されているのが目立つ。縦長だった窓の間の壁を取り払って2つの窓を大きな1つの窓に作り変えている。
中村與資平については日本橋アフロディテを当ブログでアップしたときに「中村與資平記念館別館」を運営するyosihei氏からコメントを頂いて知ることができた。

佐々木硝子
1985(昭和60)年12月31日

「中村與資平記念館別館」で中村の設計になる東京にあった建物を見ると、佐々木硝子の靖国通りの向かいにあった畔上硝子(中村鏡商店)があった。また、日本橋横山町の小松ビル(海渡ビル)は外観がだいぶ改装されているが現存する。横山町ビルというのもあった。日本橋富沢町の日本橋アフロディテ(古川銀行元浜町支店)はすでに当ブログで取り上げた。わりと近くに中村の設計によるビルが幾つもあったような感じがする。

コメント ( 3 ) | Trackback ( 0 )



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コメント
 
 
 
やっと場所がわかりました。 (yosihei)
2007-07-19 21:14:18
佐々木硝子店の昭和末年の姿を見せていただきありがとうございます。
60年の変化が興味深いです。

ガラス店らしい切子硝子のような入口の上の装飾や
窓の切れ込みがなくなり、
ずいぶんシンプルになって、
印象が変わっています。

HSタンブラーで有名な佐々木硝子はHPを調べた所平成14年に合併して
東洋佐々木ガラスという名前になっていますが、
本社はやはり日本橋馬喰町にあるようです。
 
 
 
窓の切れ込み (流一)
2007-07-19 23:34:41
>yosihei様
正面玄関に向かって左の窓ですが、星型の変わった形の窓だったと記憶にあります。私の写真では電柱や木の陰になってしまっています。2枚目の写真をクリックして表示させ、さらに拡大表示してみると、下向きの切込みがなんとか認められると思います。
次回で「中村鏡商店」を取り上げますが、ぼけた写真が1枚だけしかありませんでした。事前にお断りしておきます。
 
 
 
確認しました (yosihei)
2007-07-20 02:17:11
>流一様
窓の形、拡大したら確認できました。
同じ1928年竣工の大阪毎日新聞京都支局にも星型の
窓があったと思いますが、
流行っていたんでしょうか。
中村鏡商店も楽しみです。

この地域に中村與資平の作品が多いのは
震災直後に古河銀行元浜町支店を手がけたことによるのではないかと
推測しております。

なお、古河銀行元浜町支店について
設計中村與資平と書きましたが
中村工務所の作品リストには載っていますが、別の資料に寄れば請負工事(施工)リストに入っていますので、
設計者名は今のところ不詳というのが正確です。
さらに調べたいと思います。
お詫びして訂正させていただきます。
なお佐々木硝子店、中村鏡商店については設計リストに入っています。
 
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