ぼくの近代建築コレクション
東京の都心と下町を中心に、戦前に建てられた古い建物の写真を投稿していきます。
 



隅田荘
中央区日本橋蛎殻町1-29
1983(昭和58)年2月

写真右がつい最近まであった 小川歯科医院だった建物。その隣にあった、屋根裏部屋つき、モルタル塗の壁の洋風の家。2階の非常口の上に赤い外灯がついている。古い病院でごくたまに見られる赤ランプではないかと思う。ぼくは救急病院の目印のようなものではなかったかと思っている。昭和8年5月と作成日が入っている火保図では「甲賀病院」なので、その病院の建物の一部が残っていたと思える。
写真の側はもちろん、病院の裏側である。反対側の表側は新大橋通りのすぐ裏の路地に面していて、そちらのほうが道幅はずっと狭いが、建物はその路地に沿って裏側の何倍かの幅があった。
「隅田荘」は1970年頃の地図にあった名称。1986年の住宅地図では個人名になっている。現在は「ゼファー日本橋ビル」(1990年完成)。
1985年に撮った小川歯科の写真では、取り壊されて更地になっているように見える。

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甲賀病院 (流一)
2014-03-04 20:21:50
このたび、『魔女同盟』というブログに「甲賀病院」という記事が公開されました。なんと、甲賀病院の院長・甲賀大雄は甲賀源吾に繋がる人物なのだそうです。甲賀源吾は榎本武揚とともに回天という外輪船の艦長として函館へいった幕府の軍人です。宮古湾に入った官軍の新鋭艦・甲鉄を分捕ろうとして回天が出向いて起こったのが宮古湾海戦です。甲賀源吾はそこで戦死してしまいます。
後は『魔女同盟>甲賀病院』をぜひ!
http://ameblo.jp/rekijyo-doumei/entry-11785509666.html
 
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