ぼくの近代建築コレクション
東京の都心と下町を中心に、戦前に建てられた古い建物の写真を投稿していきます。
 



市川二丁目町会事務所
千葉県市川市市川3-23
2005(平成17)年3月7日

国道14号(千葉街道)の市川橋の袂に、写真のような銅板張り看板建築が残っている。国道からも市川橋渡り切って市川に入ってすぐ、左下に見えると思う。たぶん商店だったのだろうが今は町会事務所になっている。1階は改装されているが、この状態で残っている看板建築は市川市内ではあまりないと思う。今は県道1号(市川松戸線)と江戸川堤防の間の、人がわざわざ来るような場所ではないが、戦前はけっこう賑わったところらしい。明治大正期は、江戸川に沿うように走っている県道1号-県道283号(若宮西船市川線)に沿った線が市街地の中心だった。
松井天山という絵師は千葉県各地の鳥瞰図を描いているが、1928(昭和3)年の「千葉県市川町鳥瞰図」には、市川橋袂の「稲荷神社」(今も勿論ある。町会事務所の左へ3軒目のところ。現在の社殿は昭和10年の建立。「稲荷神社」というのは固有名詞)の前に火の見櫓、隣に「活動常設/市川館」が描かれている。『市川細見記(千葉商科大学政策情報学部朽木ゼミ)』には、「1935年頃の市川周辺には、市川橋の手前に市川館、三本松の正面には三松館、東側の新田には 松竹館と三館の映画館がありました。これらの映画館はそれぞれ別のものを上映していましたが、 なかでも市川館は小さな映画館ながら、午後8時 を過ぎると割引をしたため多くの利用者がいたそうです」とあり、写真も載っている。
町会事務所が建っている場所は市川3丁目なのに「弐丁目町会」なのは、向かい側がすぐ2丁目なので特に不思議ではない。町会事務所の建物が市川館と共に建っていた時期があったのかもしれない。

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