ぼくの近代建築コレクション
東京の都心と下町を中心に、戦前に建てられた古い建物の写真を投稿していきます。
 




スペース三季。神奈川県横須賀市上町2-1。2014(平成26)年2月28日

みどり屋呉服店から南へ数軒行った並びに、みどり屋と共に上町(うわまち)銀座商店街に残る銅板貼り看板建築を代表するもう1軒の家がある。「スペース三季(さんき)」というアンティークショップに、「F.ROUTE」という貸しギャラリー、カフェの「FOREST」を併設している。
建物は昭和初期に建てられた木造3階建ての看板建築で、「蓬莱屋」という旅館だった。戦前は「海軍指定旅館」で、いわゆる軍人旅館と言われたらしい。入隊する兵隊との面会や見送りに来る家族が利用した(東京湾要塞の軍事施設>関連施設>海軍指定旅館)。いつ頃まで旅館をやっていたのだろう? 三季になったのは1975年頃のことらしい。
ほぼ総3階建てだが、3階の右が引っ込んでいるのは後ろ側を基準にして長方形に造っているからで、正面の1・2階の右側が前に出ているようだ。屋根の庇が前に出ているので、看板建築らしくない感じもするが、とにかく旅館としては珍しい造りである。



スペース三季。横須賀市上町2-1。2014(平成26)年2月28日

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )



« みどり屋呉服... ジェクツ/横... »
 
コメント
 
コメントはありません。
コメントを投稿する
 
名前
タイトル
URL
コメント
コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。