ぼくの近代建築コレクション
東京の都心と下町を中心に、戦前に建てられた古い建物の写真を投稿していきます。
 




竹内外科医院。品川区南品川3-6。2004(平成16)年1月11日

南北の旧東海道と京急青物横町駅前の東西の通り(都道421号=ジュネーブ平和通り)との交差点間近に洋風下見板の洋館がある。写真では「竹内外科」。明治45年に建てられたものという。たぶん医院としての開院もそのときなのだろう。玄関の柱にはスクラッチタイルが貼られ、欄間にはステンドグラスがはまっている。『日本近代建築総覧』では「竹内外科、建築年=明治末~大正初、初代院長は戸塚海軍医総監」という記載。
2008年1月からは耳鼻咽喉科に替わり、医院名を「竹内医院」と変えた。世代交代だろうか。看板も「竹内醫院耳鼻咽喉科」となった。旧字の「醫」は建物の外観に合わせたのだろう。最近は外壁を塗りなおしていたから当分はこの建物を使っていくのだろう。



鈴木タバコ店。南品川3-5。2004(平成16)年1月11日

竹内医院から100mほど南に品川寺(ほんせんじ)の山門が旧東海道に向けている。その門前に鈴木タバコ店の出桁造りの商家がある。大正時代の建物らしい。正面右に昔のままのショーウインドーを改装して自販機を置いている。さいわい、上部のステンドグラスの部分は残っている。


矢場靴店。南品川3-5
2009(平成21)年4月12日

竹内医院の交差点から京急青物横町の方へ少しいったところ。『おおよこチャンネル(青物横丁商店街)』には、「おばちゃんシューズ大量仕入れ」とか「若者の靴は正直置いてません」とあった。なにやら確信をもって商売しているようだ。隣の銅版貼り看板建築は、店舗部分を改装して貸店舗になった。

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