晴耕雨ログ

晴れの国の片田舎で暮らす自然派おばさん
畑仕事に生甲斐感じながらゆるゆる歩む農婆の人生

かき餅の奥深さ 

2017-01-17 20:25:38 | Weblog
 100歳で逝った姑にもっとかき餅のノウハウを聞いておくべきだっただろうか・・・。
かき餅ひとつが面白い。コメントいただき、やはり昔ながらの素朴な手作りがこんなにも人の心に残っているとは・・・。

 かき餅は藁で編まれ干していた・・・そんな風物詩を再現したく現代人はネット検索してみた。
そして 昨日カルタ式に並べたかき餅に急きょ今朝は重石をした。
 
 反り返ってしまっては話にならない。重石の本がなんとも農婆らしい(花と野菜・うかたま)。
外仕事も済ませ、いよいよ午後から方針変更のかき餅仕事。
 
 たかが吊るしかき餅の奥深い事。
藁は櫛をかけるように余計な葉を取り除く(私の地では<そぐる>というのかな)そして槌で叩いて軟らかくして扱いやすくする。
水田10aほどの小さな農家ですが稲わらもあります。準備完了!
YouTubeで編み方を見ているとそれは楽しい。出来上がってずらり並んだ光景がまたいい。
 先人から伝えられた知恵や技術は大したものとたかがかき餅に感動です。
 
 豆を一連編んでいくうちに、一本で二度おいしい二種編みをすることにした。
懐かしく温もりが伝わるかき餅の二種編みはプレゼントにしよう。農婆が作る田舎のおやつ。

 これはどう?と夫に見せれば「子供の頃には座敷にたくさんぶら下がっていた」と、何でも大家族だったわが家では4臼も搗いていたとか・・・。一年分のおやつだったらしい。
干し上がったかき餅は1斗缶2個分もあったそうな。練炭火鉢でお婆さんが焼いてくれたそうな。昔こっぷり(岡山民話の〆です)
 日本の古くからの食文化の再現でした。
  < 小正月すぎて座敷の餅のれん >
 


 
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15 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
いい風景ですね (ぐり)
2017-01-17 21:10:56
かきもちをつるしたの
母は下に並べていた気がしますけど
記念になりそうな素朴な写真ですね
火鉢で焼くのがまたいいですね
素敵な風物詩ですね
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こんばんは (うらら)
2017-01-17 21:10:57
かき餅の工程の多さ大変さにびっくり仰天です。
最後にこうして縄で編んで吊るしておくんですね。
おいしいに決まっていますね。
ふっくら焼きあがったかき餅、食べたくなりました。
私は子供の頃、かき餅を食べたことがありませんでした。
じいらにも聞いたらこのあたりでも作っていなかったそうです。
このあたりの子供のおやつは乾燥芋だったそうです。
私の住んでいた環境も爺の住んでいた環境も貧しかったんですね^^;
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Unknown (タカコ)
2017-01-17 21:18:30
コレコレ、懐かしいものを見せていただきました。
雪国の冬の縁側は物置と化し、物干し竿を渡して
そこにずらりと干されていました。
かき餅を2枚づつ、組んで編んでいました。
そうするとお互いに反り返って^^乾いてくると豆が外れたり、
豆餅、大好きだった私は落ちた豆が恨めしかった。
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Unknown (タカコ)
2017-01-17 21:19:26
あらら?なんでかコメントが二つも入りました。
ご面倒でもひとつ消しておいてくださいませ、、
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Unknown (きゃりあおばさん)
2017-01-17 23:30:35
実家の母が毎年届けてくれます
座敷一面に並べて、何度もひっくり返して
手間のかかる作業ですが、昔は冬の間の楽しみでもあったのでしょう。
昔は1枚づつ 揚げたり、焼いたりしていましたが、今は回るレンジでふっくらと膨張させて
柔らかい食感がまた昔と違った美味しさです。
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おお!! (ようちゃんばあば)
2017-01-18 07:03:12
かきもちではなくておかきを作る ブログ友も 今ちょうど 切って干しています。
とっても面白いですよ。
http://blog.goo.ne.jp/sweetcooking/e/1e2bb58d4fe2b07948af273e62ccf059?st=0#comment-form
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Unknown (ひまわり)
2017-01-18 11:13:06
懐かしい光景です
部屋中ぶら下げてありました
時々 パチッっと音がして落ちたりしてね
それをそっと火鉢で焼いて食べる楽しさもありました
色々と楽しんでいますね
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日本の風情 (ルイコ)
2017-01-18 22:43:52
 ぐりさんへ
 吊り下げ干しに興味を持ち始めて挑戦してみましたが、こんな物でしょうか?
 エゴマも初めて、いくつになっても好奇心をもって暮らしも楽しめるものですね。
 我が家の古い日本家屋のすすけた障子も画になるもんですね。
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田舎の味わい (ルイコ)
2017-01-18 22:51:41
 うららさんへ
 かき餅に馴染みがなかったんですね。子どもの頃の記憶は定かではありませんが便利なネット検索です。
 藁で編み仕上げは縄を綯う要領ですが、これも農家の嫁でありながら初めてでした。
 やってみれば面白いものですね。
乾燥芋こそ土地柄でしょう。田舎は自給で暮らしてましたから、今から思えばあたたかみのある暮らしでしたね。
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能登の冬 (ルイコ)
2017-01-18 22:56:07
 タカコさんへ
 かき餅の編み方も分からず検索でしたが、タカコさんの故郷の能登が素晴らしくて参考にさせてもらいました。
 これ、乾燥すると落ちてくるの?
 この作業はなかなかいいですね。来年もやれそうです。(^_^.)
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