晴耕雨ログ

晴れの国の片田舎で暮らす自然派おばさん
畑仕事に生甲斐感じながらゆるゆる歩む農婆の人生

お盆も近く・・・

2013-07-20 21:11:21 | Weblog
 今年は母(姑)の初盆です。
親戚方々からのお供えの灯篭が届き、お盆の近いことを感じ、お迎え準備に気を張ります。とはいっても日常の事とは違いあやふやな記憶をたどって進めます。

 亡き父の初盆は35年も前の事。世の中ずいぶん変わりました。あの時は母が仕切っての準備です。
 迎え火を焚くための肥松は息子達がコンコン割って準備してたのを思い出します。当時30歳と27歳の息子です。
あの頃は、迎え火も往来に沿って近所の方、子ども達までもが明々と焚いたものでした。田舎の初盆は幻想的でした。
 
 あれ以来、そんな光景を目にすることもなく、迎え火は庭先で数本の肥松を小さく焚いてます。
母の初盆は往来でなくとも庭先で少し華やかに迎えましょう。
肥松とはなりませんが、65歳になる息子がノコギリで切った木材を嫁の私がコンコン割り、初盆の迎え火の準備です。

  < あの頃を 偲び見るような 新ぼとけ >
  

爺の手・婆の手

2013-07-15 21:39:21 | Weblog
 果樹栽培って天候には大きく左右されるし、鳥獣被害にも悩まされますね。
幸いイノシシ・猿などの出没はなく救われてます。だけども、カラスだけはねぇー。

 婆は収穫まじかな清水白桃にミシン糸を張りカラス避け。頼りなさそうなこの細い糸が意外に功を奏してくれます。

 いっぽうブドウ達はといえば、日焼け対策に取り組む頃です。
爺は一房一房に笠をかけてやります。
このところの高温と強烈な陽射しは、デリケートな葡萄にとっては熱中症の原因ですからね。
  
  

 我々は、相変わらず仕事はそれぞれの持ち場で働いています。
さしあたり≪笠かけ爺≫と≪糸引き婆≫といったところでしょうかね。

  < 2×2 爺婆の腕 防護策 >

参りました。。。

2013-07-14 21:41:22 | Weblog
 どうにか頑張ろうと思っていましたが、負け宣言です。

 日照り続きをものともせず、雨でも降ればより勢いを増す畑の雑草処理にほとほと疲れ果てました。終わりのない草取りはもういやだよ!
 今年は潔く降参してしばらく休耕にすることにしました。白菜・大根の種蒔きまで長い夏休みです。
黒いマルチを敷き詰めると少しだけ気持ちが楽になりました。

  < この暑さ 挙句の果てに 駒を投げ >

指さし確認

2013-07-13 15:53:54 | Weblog
 のどかな田園地帯を走るローカル線、身近なこの車両を見て思ったんだ・・・。

 夫の早期退職から今年で10年。本人の希望通り果樹栽培が本業となったわけです。
この時から、妻の私は果樹栽培はお手伝いとして、家庭菜園に本腰を…と望んでいました。
実際、この未来予想図のとおり遂行してきてはいまが・・・。

 だけど…だけど…私の菜園エリアに侵入してくる夫。
「トマトの誘引が・・・」「乾燥に敷き藁を・・・」ほらまた指で指示・・・確かに手は出さないのだけど、どうにも抜けきらない現職時代の<指さし確認>口も出ますし・・・。

 「うーん、もうー、今やろうと思ったのに…」と心でつぶやく私はまるで小学生。あ~やんなっちゃったー。
「宿題は…」「片付けは…」今やろうと思ったのに…こんな人生を今も歩んでいるんだな。

  < 簡単に 変えられないね 人生は > 

この逞しさ…

2013-07-09 23:00:41 | Weblog
 雨が続こうが、猛暑であろうが雑草の勢いには元気な私も負けてしまいそうです。
草を抜く、草を刈る、そんな作業の毎日に気が付きました。逞しくなった自分に・・・。

 大地にはり付いての草取り作業にひと息つき、次は作業効率をねらい草刈り機による闘い開始です。
 エンジン音をたて勇ましく…なんと逞しい農婦に成長したものかと自分を褒めてやりたし。

 エンジンを停め吹き出す汗をぬぐいひと休み・・・と思いきや、忘れて来ました。お茶ポット。
 仕方がないので、畑のトマトで水分補給としましょうか・・・。
ガブリとかじるもぎたてトマトは太陽を浴び真赤な完熟。太陽に照らされ妙に温もりトマト。
これが自然の醍醐味なのね。元気なおばさんは、まるでおじさんね。

  < 逞しく 鍛えぬかれて おじさん仕様 >

童心に・・・

2013-07-08 21:44:47 | Weblog
 好奇心ばかりが働き、つぎつぎ苗木を植えてしまう私の悪いクセ。
この紅色の果実が愛らしくヤマモモを植えて三年でしょうか、成長の早さに驚かさせます。
今年はたくさんの実を付け、ヤマモモジャムに初挑戦。

  
  
 摘み取った果実はキャンディーかしら、それともアイスの実?
食べてしまいたいほど愛らしい…だけど、この果実はなかなか生食向きでもなく扱いづらい果実でしたね。
 それでもグツグツ煮るうちに、紅の鮮やかな色合いが生みだされ不思議に懐かしさを感じます。
幼い日に朝顔やおしろい花であそんだの色水ジュースにも似て、ジャムを煮る婆の心は少女でございます。

  

 できあがったヤマモモシロップは甘ずっぱーく、野趣あふれる夏の味。

  < 懐かしく 紅に染む わが心 >

こんな季節に…

2013-07-06 22:00:09 | Weblog
 明日は七夕。今年もこんな季節になりました。
 ここ桃の産地では、早生桃の出荷も始まり、赤いコンテナーを積んで走るトラックが行き交うころです。

 これまでは雨天続きの梅雨でした。
桃を生産する者にとってはお日様を待ちわびています。太陽の光をたっぷり浴び、糖度を蓄えた桃に育つことを願っています。
 
 先日は契約農家の我が家へ、クロネコさんが思いがけない贈り物を届けてくださいました。
職員さん手作りのてるてる坊主には<おいしい桃がたくさん実りますように>とメッセージを添えて汗ふきタオルと共に応援してくださいます。
 さぁ!生産地ではクロネコも爺も婆もおいしい桃の発送準備OKです。
 
 孫の作った七夕飾りとてるてる坊主。晴れを願う我が家の軒先。

  < 晴れ願う 七夕様と 爺と婆 > 

同感・同感!

2013-07-04 20:35:13 | Weblog
 そうそう!それもいいね・・・と雨の朝。農婦の私、雨降り仕事に楽しくジャムを煮ました。
いつも拝見してるブログから、どこか近しい暮らしぶりに惹かれ私もまた懐かしくスモモジャムをグツグツと・・・。

 愛用の専用鍋にコロコロ愛らしい赤いスモモの名前はなあに?何でしょうね。
甘くすっぱい旬の香を煮詰めて瓶に詰め込みました。
 ジャムには少しゆるめのフルーツソースかな・・・ヨーグルトに添えるには色合いも良く爽やかで、出来栄えも上々。

  

 我が家には無いこの種のスモモ。畑に一本植えたいな…頂き物のスモモはそんな衝動に駆られます。

 田舎を楽しみ、手作りを楽しみ、若い頃と違いゆったり気分で歳相応の台所を楽しみましょうか。

  < 感動に 心豊かな 農暮らし >